三木茂博士(香川県三木町出身)が発見したメタセコイアが絵本に
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日本各地の公園や並木道に植えられているメタセコイアは、香川県三木町出身の三木 茂博士が化石で発見、命名し大戦中の1941年に論文を発表した落葉樹。三木町の記念樹であり、恐竜のオブジェがある同町の自然公園「太古の森」もメタセコイアが主役だ。
この木は絶滅したと考えられていたが、終戦直後、中国湖北省の山村で生きたメタセコイアが見つかり「化石が生きていた」と世界的な話題となった。
来年、三木博士生誕120周年、メタセコイア発見80周年を迎えることから、三木博士の功績を次代に語り継ごうと、有志の協力により一冊の絵本が発行された。
高松市在住の作家 高橋由美子さんが、文芸同人誌「四国作家」の51号で発表した「メタセコイアの精 メタグランマ」の童話を元に、幻想的な絵本を完成させた。15枚の挿し絵は、着物リメイク作家の猿渡啓子さん(高松市)が担当した。
リバーシブル本となっており、反面から開くと「未来へ伝えたい メタセコイアは平和の木」として、関係者の逸話とともに、三木博士の功績や資料館を紹介。
高橋さんが自費出版し関係者、地元の図書館や学校等へ寄贈。希望者には販売もしている。1,000円。
問い合わせは猿渡さん090-5272-6772