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日進堂が、地域アシスト債発行で高松市立太田小学校に備品を寄贈

 百十四銀行(高松市 綾田裕次郎頭取)を引受先に、9月26日にCSR私募債(愛称は百十四地域アシスト債)1億円を発行した、注文住宅・建売住宅を手掛ける㈱日進堂(高松市太田下町 喜久山知哉社長)。
 同債は、百十四銀行が発行企業から受け取る発行手数料の一部で図書やスポーツ用品を購入し、発行企業の指定する学校や公共団体に寄贈する仕組み。
 11月27日に寄贈式があり、喜久山社長、百十四伏石支店出木谷秀幸支店長が高松市立太田小学校(児童数757名)を訪ね、村川絹子校長に目録を贈った。
 寄贈品は折りたたみ式の屋内外兼用エバーマット1枚と、2台のキャスター付きホワイトボード。
 「子どもたちの笑顔が一番、ぜひ役立てて欲しい」と話す喜久山社長から目録を受け取った村川校長は「既存備品は老朽しており、大事に使わせて頂きたい」と謝辞を述べた。
 日進堂は「日本一!笑顔を創る住宅会社を目指して」を理念に展開する県内トップクラスの事業者。今年3月には岡山市南区に「住まいの図書館岡山」を開設。年間棟数200棟の目標を掲げている。
 ※写真右より村川校長、喜久山社長、出来谷支店長


三木町とコープかがわが連携し「買い物支援事業」をスタート

 今年7月、生活協同組合コープかがわ(木村 誠理事長)と包括的連携協定を締結した三木町(伊藤良春町長)は、買い物支援事業をスタートさせた。
 移動手段に困っている高齢者が対象で、コープお買い物送迎カーを活用しコープかがわの店舗(牟礼)まで無料送迎、買い物をしてもらうもの。
 三木町の県道13号より北側のエリアに暮らす町民で、ひとりで店内買い物ができ、運転免許証返納者や自家用車を保有していないことが条件。
 車両はコープかがわが購入したトヨタノア(8人乗り)。運行は毎週月〜金曜の9時半〜15時。ひとり週1回の利用とし、毎週決まった曜日の同じ時間に自宅まで送迎する。曜日や時間は利用登録者と相談のうえ決定する。
 11月25日、三木町防災センターで送迎カーの出発式があり伊藤三木町長、コープかがわ木村理事長らが、この日利用した6名の町民を見送った。
 なお、今回の送迎カーは三木町北部の住民のほか、高松市牟礼町全域の住民の利用も受け付けている。
 利用登録に関する問い合わせは、コープかがわ生活サービス事業本部0120-4884-90(平日9時〜18時)


百十四銀行主催、心の詩コンサートに1800名

 11月17日、女優の樫山文枝さんによる随筆の朗読と、ゲスト歌手によるスペシャルコンサート「心の唄」が百十四銀行の主催により開催された。
 会場のレクザムホールには1800名の県民が訪れ、年に一度のスペシャルイベントを存分に堪能した。
 1992年に同行114周年記念事業のひとつとして「にっぽん・心の詩」として開催以来、今年が第28回目を数える、地域貢献活動の長寿イベント。
 一般に発表されている随筆のなかから、テーマに沿った4作品を選考し樫山さんが朗読。家族や友人など大切な人を想う随筆作品を、瀬戸フィルハーモニー交響楽団の生演奏、山本陽子さんの歌とともに参加者の心へ届けた。
 ゲストに迎えたのはシンガーソングライターの渡辺真知子さん。デビュー曲の迷い道、1978年の大ヒット曲かもめが翔んだ日のスペシャルバージョンなど5曲を歌い上げ、圧倒的な声量とトークで観客を魅了した。


西野金陵 多度津工場で恒例の「初しぼりの儀」

 11月13日、西野金陵(高松市 西野寛明社長)の多度津工場(多度津町葛原 山内安裕工場長)で、恒例の「新酒初しぼりの儀」が執り行われ、同社や取引先関係者、金刀比羅宮の神職らを迎え、美味しい酒造りと作業の安全を祈願した。
 清酒金陵製造責任者の酒井史朗製造課長は今年の新酒の出来栄えを「新元号の令和をお祝いするに相応しい、上品で優雅な雰囲気をまとった新酒となった」と評した。
 原料の酒米は三豊市高瀬町の瀬戸カントリーから入荷したオオセト。初しぼり仕込み日は10月25日で、11月23日より県内外のスーパー、酒販店などで約5万本(720㎖詰)を販売する。
 飲み方のおすすめは常温か冷や、ロック。寒い時期には温めの燗で。
 初しぼりの発売にあわせ、11月23・24日の週末には、琴平町にある金陵の郷で琴平町・琴平町観光協会の協力により「祝宴 金陵初しぼり」のイベントが盛大に開かれる。初しぼりの鏡開き、振舞い酒のほか、ステージやグルメイベントなどが予定されている。
 画像は玉串奉奠する西野社長。


生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム開かれる

 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の主催する、2019年度「生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」が10月29日、サンポートホール高松で開催され経営者や人事担当者などが参加した。
 厚生労働省、香川労働局ほかの後援。
 基調講演の講師は人的資源管理、職業能力開発を専門とする玉川大学経営学部国際経営学科の大木栄一教授。「60歳代前半層の戦力化と人事管理の整備」をテーマに講演。
 市場と企業が従業員に求めることは変化しており、人事管理には、企業が高齢社員に期待する役割を「知らせる」仕組みと、能力・意欲を「知る」仕組みの整備が必要だと解説。企業は何をして欲しいか、高齢社員は何をしたいのかを明確にしなければならないと強調。
 事例発表に登場したのは穴吹ハウジングサービスの人事部 福川朋孝課長とマルナカ人事部の岡 達也主任。定年延長などそれぞれ生涯現役社会の実現に向けての取り組みを発表。
 定年延長によるデメリットはあるとした上で、それを上回るメリットのほうが大きいと話した。
 その後、大木教授をコーディネーターに、福川氏、岡氏をバネリストにディスカッションで意見を交わした。