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たかまつ政策プランコン/「アート」をテーマにした4人の社会人チームが大賞

 高松の未来をより良くするアイデアを競う「たかまつ政策プランコンテスト2018」(高松市主催)の最終審査会が11月11日、高松市ヨット競技場の会議室であり、「アート」に焦点をあてたプランを発表した4人の社会人チームが大賞に選ばれた。
 コンテストは昨年に続く2回目の開催。今年は香川県内3市5町に在住(或いは通勤・通学)する中学生から39歳までの幅広い若者を対象に募集し、結果的に高校生、大学生、社会人からなる全8チームが集まった。
 8月のキックオフを皮切りに、これまでNPO法人わがこと(大美光代代表理事)と同市役所職員らが率先して各プランをサポート。8チームは約3ヶ月かけて練り上げた政策プランを持って最終審査に挑んだ。
 同日、審査員の大西秀人高松市長をはじめとする三野 環社長(香川オリーブガイナーズ球団)ら4人と一般市民の聴講者を前に、高校生・大学生混在1チーム、大学生4チーム、社会人3チームがそれぞれプレゼンテーション。高松市の活性化につながる政策として、子育てや商店街、農業などに着目したプランが出された。
 栄えある大賞をとったのは、「市民が育てるアーティスト事業」と題したプランを発表した、4人の社会人チーム「K2FC PAINTING」。この政策(事業)を実行に移すことで、高松市が「アーティストの生まれる街」としてリブランドされる期待などを示した。総評で大西市長は、「どれも甲乙付け難いハイレベルなプランだった」と振り返り、大賞の決め手に「(アートの)人材育成に重きを置いていたところ」を挙げた。


「美味しい国産チーズはいかが?」/弊社ライターの山本三紀、イベントスタッフに

 国産チーズの魅力を幅広く知ってもらうことを目的としたイベント「集まれ!コムラード さぬきジノモンtoチーズ」(同実行委主催)が11月11日(チーズの日)、高松市瓦町のレストラン・旭屋(木内千恵美オーナー)で開かれ、弊社ライターの山本三紀がイベントスタッフとして参加。世界大会で最優秀賞に選ばれたチーズを振る舞った。※写真=チーズを手渡す山本(手前)と坂上常務理事(奥)
 コムラード自体は、NPO法人チーズプロフェッショナル協会(東京都千代田区 本間るみ子会長)が2011年から都内を会場に毎年開催。チーズに加え「地元食材をつかった料理の魅力も」として、同実行委が企画する香川版は今年で3回目となる。
 今回はEPA合意で(輸入の)関税撤廃が決まったことを背景に、国産チーズを守ろうと、山本と坂上あき常務理事(同協会)が対応したブースに国の補助金事業が活用された。
 高松市出身でソムリエの山本は、弊社ライターとして活躍する傍ら先頃10月、同協会が「チーズの伝え手」として認める資格試験(チーズプロフェッショナル)に合格。これを機に、今年はじめてスタッフ側にまわった。
 同日、山本が振る舞ったのは、坂上常務理事が太鼓判を押す3種(長野県産×2、北海道産×1)の手作りチーズ。なかでも長野県の工房「アトリエ・ド・フロマージュ」が手掛けたブルーチーズは世界大会で一位を獲得した一品、2人は次々と訪れる来店者らに「受賞歴のある美味しい国産チーズですよ」と勧めながら笑顔で手渡していた。坂上常務理事は、「香川県は本当に食が豊か。イベントを通じてチーズの魅力に触れてもらえれば」と期待を寄せている。
 このほか、旭屋付近(高松信用金庫本店駐車場)では、所狭しと県内の飲食店ブースがズラリ。マリボーチーズをつかったオリーブ夢豚のハムカツやチーズの入った茶わん蒸しなどが販売された。
 終わりを待たずして完売した、モツァレラチーズとタマゴを組み合わせてつくられたオムライス(オキオリーブ提供)を口にした主婦は、「チーズとタマゴの相性が良くてフワフワ。とろける感じ」と目を細め、舌鼓を打っていた。


「高松ーソウル線」が 10月28日から毎日運行/高松空港で記念セレモニー

 香川県と韓国をつなぐ、四国初の定期国際路線「高松ーソウル線」が10月28日から毎日(デイリー)運行を開始。これを記念し同日夕、高松空港の国際線搭乗待合室でセレモニーが開かれた。観光関係者らによるくす玉割りでデイリー化を祝うとともに、出席した高松空港㈱の渡部哲也社長やエアソウル㈱の姜敏圭マーケティングチーム長、浜田恵造知事らが挨拶で今後の意気込みなどを語った。今回の毎日運航は同空港に就航する国際線で初となる。
 平成4年4月20日に就航した同路線は、韓国のアシアナ航空が長期にわたり運航。平成28年10月7日からはアシアナ航空の子会社・エアソウル(格安航空会社)が路線をそのまま引き継ぐ形で運航を始め、LCC化にプラスして同月19日には従来の週3便を5便に増やしていた。フライト時間は片道およそ1時間40分。
 香川県交通政策課によると、エアソウル移管後の平均搭乗率は、直近のデータ(平成30年1月〜同年9月)で76.1%(対前年比12.8%増)。高い水準を記録しているという。
 現在このデイリー化を記念し、ファンクラブに新規入会するとキャッシュバックなどが受けられるキャンペーンを行っている。
 詳細や問合わせ等は下記まで。
TEL:087-815-8115(エアソウル高松支店)


「女性起業家大賞」優秀賞にサンクラッド馬場氏/地域貢献継続、史上初の2部門受賞

 全国商工会議所女性会連合会・日本商工会議所が実施している「女性起業家大賞」グロース部門の優秀賞(同連合会会長賞)にこのたび、学生服のリユースショップ「さくらや」を全国に約40店舗展開する㈱サンクラッド(高松市上之町)の馬場加奈子社長が選ばれた。馬場社長が同大賞で優秀賞を獲得するのは、これで2回目。
 同大賞は、同連合会・同商工会議所が女性の視点を活かして創造的・革新的な企業の創業や経営を行い、事業を成功させている女性起業家を顕彰しようと、平成14年に創設。創業5年未満の「スタートアップ」、創業5年以上10年未満の「グロース」の2部門から受賞者を選出している。今回で第17回目。
 2011年に「さくらや」を開業した馬場社長は、第13回目のスタートアップでも優秀賞を獲得している。両部門での受賞は史上初。今回のグロースでは、継続して子育て家庭の支援や地域雇用創出への貢献、母親の起業支援にもつなげている点などが高く評価された。
 10月24日午前、馬場社長をはじめ岩﨑敬子会長(高松商工会議所女性会)らが県庁を訪れ、浜田知事に今回の受賞を報告した。馬場社長は「この受賞は大きな励みになる。次の人たちに(賞を獲ることが)自信につながることを伝えたい」としたうえで、高松信用金庫と女性起業家支援に取り組んでいることを示し、「香川県から全国にどんどん発信していける女性が増えれば」と打ち明けた。これを受けて浜田知事は、「本当におめでとうございます。これからも頑張ってください」とエールを送った。
 同日午後、馬場社長らは高松市役所にも足を運び、大西秀人市長に表敬訪問を行った。


資源の大切さ学ぼう! /ライオン通商店街で「ハロウィン大作戦」

 エコ工作のワークショップがメインのイベント「ハロウィン大作戦」が10月20日、高松市のライオン通商店街にある「Smile’s」で開かれ、参加した子どもたちはリサイクル可能な素材を使ってカボチャのバックやマント、ホウキなどをつくってみせた。※写真=参加者の子どもたちを店舗に誘導する菅谷さん
 イベントは、社会人らで構成する「SDGs四国88(槌谷真紀代表)」と、香川大学の学生らでつくるNPO団体「チャリティーサンタ香川支部(菅谷美奈海代表)」の共催。子どもたちに(イベントを通じて)資源の大切さ、地域の未来を考えるキッカケにしてもらおうと今回はじめて企画した。
 この日は各家庭15組の親子らが参加、集まった子どもたちは大はしゃぎ。早速はじまったワークショップでは牛乳パックをベースにしたカボチャのバッグ、古新聞を折ってつくる高さ約1mのとんがりハット、不要になった学生服を切ってつくるマント、竹とビニールを組み合わせてつくるホウキの、ハロウィンにちなんだ4点セットを次々と製作した。
 これら準備が整うと、次は子どもたちが3つのグループに分かれて商店街でパレード。1グループ5店舗をまわる設定で、子どもたちが各店前で「トリックアトリート!」と叫ぶと、店員からカボチャのバッグにお菓子を入れてもらった。同時に「ここは何のお店ですか?」という質問タイムも取り入れ、子どもたちにとって身近な商店街を知るキッカケの一つになっていた。