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今までありがとう/田村神社で四国最大規模の「人形供養祭」

 高松市一宮町の田村神社(池田博文宮司)で12月23日、四国最大規模の「人形供養祭」があった。
 祭は明治から営まれている伝統行事。古くから人形には魂が宿ると言われ毎年、県内外から役目を終えた日本人形や雛人形、ぬいぐるみなどが持ち込まれ、神火で供養している。今年は約4万体が寄せられた。
 この日、境内に山積みされた人形に神職が祝詞(のりと)をあげた後、本殿から授かった炎を点火。参拝者らは一気に燃え上がる人形の姿を名残惜しそうに見守った。
 祖父母からのもらいもので、50年以上も大切にしてきたという「こけし」を供養しにきた高松市の女性(59歳)は、「部屋を整理したいけいど捨てるに捨てられなくて。やっぱり人形には愛着があるので、こういう形で別れを告げられてよかった」と話していた。


三豊市で婚活イベント/セミナー講師に人気飲食店オーナーの管東佑衣子さん

 来店客同士のご縁をつくる人気飲食店「縁結びばー テンダリー」(高松市亀井町)のオーナーで、結婚相談カウンセラーの管東佑衣子さんが講師を務める、婚活お役立ちのセミナーが11月25日、ふれあいパークみの(三豊市三野町)で開かれ、管東さんは女性参加者らに、心理的側面から紐解く恋愛のテクニックを伝授した。
 セミナーは、独身男女らの出会いをサポートする「縁結びイベント」のプログラムの一つとして開催。
 主催は、結婚を希望する独身者の出会いから交際、結婚までをキメ細かくサポートしている「かがわ縁結び支援センター(EN-MUSUかがわ)」(高松市番町 藤田泰弘所長)の応援団体として登録する、三豊市の任意団体「まちづくり推進隊みの」(藤田公正理事長)。同団体が主体となって婚活イベントを開くのは今回がはじめて。
 同日、EN-MUSUかがわに登録する30〜45歳までの独身男女ら(13対13)が参加。開催あたり藤田理事長が、少子化問題に触れたうえで、「少しでも出会いの場をつくるキッカケになれば」とあいさつした。
 その後、男性陣と女性陣に分かれ、各々に対するセミナーを実施。管東さんは女性陣を担当し、「恋ベタから恋上手女子へ〜恋愛のスタンスを見直そう〜」と題したテーマで話しを展開した。
 管東さんは冒頭、恋が下手な女性の特徴を紹介し、「男性に甘えられない」「異性を意識しすぎる」などを列挙。テンダリーの来店客の経験談や傾向を例えに、「男性は頼られるのが好きな人も多いので、『あなたがいないと困る』オーラを出して。それと緊張しすぎて話せないのは、自分に興味がないと思われてしまうので逆効果。出会いの場では、同じ人間だと思って会話をすると上手くいく」とアドバイス。
 また、仲良くなっても互いに消極的で平行線な場合、「女性側からラインやメールを送るときは、どこかにハートマークをつけましょう。同時に、交際の申込はいつでもOKですよという雰囲気を醸し出しましょう」と呼び掛けた。
 このほか、「気配りができる女性は男女問わずモテる。自ずと人が集まってくる」としたうえで、「恋愛力よりも人間力を上げるべき」と主張。これから出会いの場に行く際は、「複数で固まると男性が声を掛けづらくなるので一人で行くこと。あと結婚を焦っているのが相手に伝わると、重い女に取られてしまうので要注意。ライトな雰囲気を心掛けて」と、参加者の背中を押した。
 セミナー終了後は立食形式のパーティがああり、これらを踏まえてこの日は3組の新たなカップルが誕生した。


女性・若者向け創業応援イベント/講演会に久保 月社長(㈱tao.)が登壇

 日本政策金融公庫四国創業支援センター(佐藤公昭所長)が11月26日、創業に興味関心のある女性や若者らを対象にしたセミナー「創業相談ウィーク」(共催:高松市、香川県よろず支援拠点)を、瓦町FLAG8階(高松市常磐街)の市民活動センターで開いた。
 セミナーは、日本政策金融公庫が昨年度から全国各地で取組んでいるイベント。これまでに全国で1200人超が参加しており、アンケート結果から満足度は9割以上あるという。四国地区では今年7月、高松市で初開催。今回はそれに続く2回目となる。
 同日、個別相談を希望する13人の参加者に対し、日本政策金融公庫と香川県よろず支援拠点の相談員が創業に関する悩みや疑問についてアドバイス。
 この間に、香川県の良いものを紹介するライフスタイル誌「IKUNAS(イクナス)」を創刊した㈱tao.(高松市花園町)の久保 月社長を講師に迎えた講演会もあり、25人の聴講者を前に創業の経緯や事業内容、イクナス創刊のエピソードなどを紹介した。
 同様の個別相談会は11月16日、日本政策金融公庫高松支店(和田めぐみ支店長)でも行われ、9人が参加した。


損保ジャパンの代理店組織が福祉施設に車イス2台寄贈/合わせてボランティア活動も

 損害保険ジャパン日本興亜㈱高松支店(高松市紺屋町 坂本俊樹支店長)の代理店組織にあたるAIRオートクラブ香川支部(田所 基支部長)と、JSA中核会高松支部(池本誠一支部長)が11月26日、さぬき市津田町の「さわやか介護事業所」に対して車イス2台を寄贈した。
 これら3社は社会貢献活動の一環として、地域の病院や福祉施設で利用される車イスを整備清掃するボランティア活動を毎年行っている。今年で7回目となるなか、はじめて車イスを贈ることになった。
 この日、車イスの贈呈が同所であり、3社の各代表者をはじめ(社福)津田福祉会の西田正己事務長が出席した。御礼のあいさつで西田事務長は、「貴重な車イスをいただき感謝。大切につかいたい」と述べた。
 その後、3社のスタッフら約80人が、同所で利用される車イス(約60台)の整備清掃を実施。「整備班」と「清掃班」に分かれ、ネジやブレーキの調節、タイヤの空気圧などを念入りにチェックしたほか、タオルやブラシをつかって車体をピカピカに磨きあげた。


「香川ビジネス&パブリックコンペ2017」グランプリ決まる/香川大で公開審査会

 香川発の独自のビジネスアイデアを募り、事業化を後押しする「香川ビジネス&パブリックコンペ2017」(地域事業構想サポートプロジェクト実行委主催)の公開審査会が11月25日、高松市幸町の香川大学であった。
 コンペは香川大学や地元企業らでつくる同実行委が地域活性化を目的に、2013年からはじめた四国最大級のビジネスプランコンテスト。5回目となる今年は、「あなたが香川で実現したい、香川を“もっと”元気にするアイデア」を募集テーマに、全64件の応募があり、「ビジネス部門」と「地域公共部門」に分けて各5案ずつを選出。この日は、その一次審査をクリアした10組が登壇し、持ち時間15分でプレゼンテーションを行った。
 審査の結果、グランプリにビジネス部門は自営業の岸田智子さん、地域公共部門は瀬戸内サーカスファクトリー代表の田中未知子さんのプランが選ばれ、それぞれに賞金50万円が贈られた。
 岸田さんは、「讃岐平野で眠る薬草『ウマブドウ』生き抜いてきた植物には命が満ちている!」と題したテーマでプレゼンし、薬効作用のある野ぶどうを加工品にして販売するプランを説明。田中さんは、「現代サーカスの要素を使った『フィジカルアート・トレーニング』デリバリー事業」と題したテーマでプレゼンを行い、国内外からプロ講師を招いたサーカスの教室を提案した。