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「みんな同期だよ」小豆島で合同入社式/小豆郡雇用対策協議会らが初開催

 この4月から小豆島の事業所で働く新入社員を対象にした合同入社式が4月11日朝、土庄町総合会館であり、初々しいスーツ姿の36人(男21人・女15人)が出席した。
 合同入社式は、「島の新入社員は、みな同期生」という仲間意識を持ってもらおうと、小豆郡雇用対策協議会(丹生兼宏会長)とハローワーク土庄(平見聡明所長)、土庄町、小豆島町が協力して初開催した。
 式で丹生会長は、「会社は人と人との関係性で成り立っている。まずはビジネスマナーをしっかり身につけてこれから頑張ってほしい」とエール。新入社員を代表して、盛田㈱の小豆島工場に勤務する今井杏理紗さんは、「今、私たちは社会人としての意欲を燃やしています。この気持ちを忘れず、一日も早く仕事や職場に慣れるよう努力し、皆様の期待に添えるよう頑張る覚悟です」と、誓いを述べた。
 また、事業所を代表し、かどや製油㈱の森基祐小豆島工場長は、「社会人としてのプロ意識、コミュニケーション、礼節の3つが大事」としたうえで、「自然豊かな小豆島で働くということに喜びとやりがいを感じてほしい」と激励の言葉を贈った。
 その後、新入社員らが仕事の基礎を学ぶビジネスマナー研修も行われた。


新発売の「鶏ねぎ餃子」と「もち米肉だんご」順次4月からスーパーに/㈱フジフーヅ

 JAグループで、チルド餃子の製造を得意とする食品メーカー・㈱フジフーヅ(さぬき市長尾西 名倉敬社長)が3月14日、中華の新商品「鶏ねぎ餃子」と、「もち米肉だんご」を同時発売した。4月から中四国(ムーミー、山陽マルナカなど)ほか、近畿エリアのスーパーにも順次並べていく。企画開発課の庵原千明課長は、「2つ合わせて月間で5万パック、売上にして一千万円を目指す」と意気込んでいる。
 新発売の餃子は、40年以上前から香川県で親しまれていた「ルーちゃん餃子」を改めた新シリーズ「らりるれルーちゃん愛菜中華」の第一弾。JAの集荷場から直接仕入れた、カロテンたっぷりの香川県産の青ネギをふんだんに使って「シャキシャキ感」をグッと引き出したほか、ニーズに合わせた「さっぱり味」に仕上げようと、豚肉の変わりに鶏肉をチョイスした。さらにニンニクは不使用のため、口に残る特有の臭いを気にせず食べられるようにしている。
 一方、新発売の肉だんごは、点心の定番とされる「真珠だんご」をベースに開発された一品。蒸し器を使わず、トレイのまま電子レンジで約1分半(6個・500W)加熱してすぐに食べられるのが最大の売り。小腹が空いたときや、何かとバタバタする朝食、急な来客のおもてなしに強いアイテムだ。しかも、「真珠だんご」と呼ばれる商品が市場に流通するのは香川県でもはじめてとなる。
 同社によると、いずれの新商品も女性スタッフ発案のもと、経営コンサルティング会社・㈱サクラ前線(横浜市)の櫻田登紀子社長の指導を加えて商品化に至ったとしている。昨今、働く女性も増えていることから「簡便性」に重きを置き、既存の設備を応用して「超手軽、それでいて旨い」を実現した。
 同課の砂川麻理奈さんは、「新鮮な食材にもこだわっているので少々お高めだけど、お客様に選んでいただける商品になればうれしいです。ぜひ食べてみて」と笑顔で呼び掛けている。
 餃子は10個入り(1個15g)で、メーカー希望価格は248円。肉だんごは6個入り(1個20g)で、メーカー希望価格は298円。現在、JA香川県が運営する大型農産物直売所「讃さん広場」(丸亀市飯山町)のみ、2つともパッケージなし(中身だけ)の冷凍で、税込200円で販売している。
新商品に関する問合わせ等は下記まで。
TEL:0879-52-3131(フジフーヅ 企画開発課)


マッチングギフト制度で社会福祉法人に40万円寄付/三菱電機㈱受配電システム製作所

 三菱電機㈱受配電システム製作所(丸亀市蓬莱町 越智与志夫所長)がこのたび、地域貢献活動の一環として取り組んでいる「三菱電機SOCIOーROOTS(ソシオルーツ)基金」を活用し、(福)イエス団神愛館(坂出市中央町)と、(福)丸亀市社会福祉協議会(丸亀市大手町)に、20万円ずつ計40万円の寄付金を贈った。
 「三菱電機SOCIOーROOTS基金」は、従業員の善意で集まった寄付金の額に対し、会社がさらに同額を上乗せして地元の社会福祉施設や団体に寄付するマッチングギフト制度。三菱電機が1992年4月に導入したもので、全国各地の事業所が、各々の地域で寄付金の贈呈や家電品を提供するなどしている。今年3月末時点で、これまで全国延べ約1900ヶ所に、累計12億円超の寄付が行われている。
 同製作所も寄付をはじめてから今年4月で25周年。今回2つの社会福祉法人を含めて延べ74の施設に、2500万円の寄付を行ったことになる。
 3月30日、その贈呈式が香川県共同募金会(高松市福岡町)であり、同製作所の横山秀利業務部長はじめ、神愛館の山下茂雄館長と、同協議会の久保田英俊事務局らが出席。横山業務部長から贈呈書が手渡された。両施設は、すでに備品購入などに充てており、「大変ありがたい」と感謝の意を述べた。


TVでも大活躍の教育者、菊池省三さん三木町で講演/菊池道場香川支部

 日本テレビ「世界一受けたい授業」など、数多くのTV番組にも出演する、元小学校教員の教育実践研究家・菊池省三さんを講師に迎えたセミナーが3月26日、三木町防災センター(木田郡三木町)大ホールであった。
 セミナーは、学校教諭や塾講師など教育関係者らが中心になってつくる「菊池道場香川支部」(渡瀬将基支部長)の主催。菊池道場は北九州市を本部に、全国52支部ある(3月末時点)。このたび学級崩壊などで悩む香川県内の教員らに菊池流の授業観を伝え、各クラスの環境改善につなげてもらおうと開催された。
 同日、会場には、教員をはじめ保護者や学生ら100人余りが参加。講演前、平成28年度文部科学省選定作品に選ばれた映画「挑む〜白熱する教室」が、香川県内で初公開された。
 映画は、菊池さんが出張授業という形で学級崩壊しているクラスに赴き、独自の授業方式で生徒たちの心を掴み、ものの見事再生させていくサクセスストーリーを綴っている。
 映画を踏まえたうえで、菊池さんは、生徒らのコミュニケーション能力を高める指導の大切さを訴えたほか、「生徒一人ひとりの良いところを見付けては褒める。一日のなかで何回もチャンスはあるはず。これが出来るかどうかで大きく変わる」とする持論を展開した。


売り手市場にインターン有効か /合同会社説明会「マイナビ就職EXPO 四国会場」

 エリア最大級の合同会社説明会「マイナビ就職EXPO 四国会場」が3月22日、高松市林町のサンメッセ香川で開催された。説明会は、総合情報サービス会社の㈱マイナビ(東京都千代田区 中川信行社長)が主催するもので、来年春に大学や短大、専門学校等を卒業予定の学生らを対象に毎年開催。同様のイベントは今年、全国14の会場でも行われている。
 この日、会場と四国4県の主要駅とをつなぐ格安のシャトルバスも運行。午前11時の開始とともに、今かと待ち構えた学生らが一斉に入場した。
 会場内は、大きく「理系エリア」「文理総合エリア」「高知の企業エリア」に区分。地元企業、大手企業併せて175社が参加し、その内7割が四国に本社を構える企業であった。会場へは1596人の学生が来場した。兵庫県の4年制大学に通う、地元が高松市の女子学生(21歳)は、「たとえ内定が一社二社とれても、よほど納得がいかない限りは続けるつもり」と張り切る。ここ数年、「就活バブル」と言われるほど学生側の「超売り手市場」が続いている。
 今年の就活スケジュールについて、企業の広報活動(企業説明会等)開始は3月1日以降、選考活動開始は6月1日以降としており、昨年と変更はない。
 マイナビの調査によると、来年卒の採用人数を「増やす(18.4%)」と回答した企業が、「減らす(9.9%)」を上回ったとしており、「今年はさらに(企業の)採用意欲が高くなった」と判断。また、今年は昨年と同じスケジュールでありながら、3月から企業説明会を開始した企業が増加、さらに面接も3月〜4月にはスタートすると回答した企業が増えたとしている。
 この調査結果から、学生は短期間で自分に合った企業を見付けなければいけないが、マイナビは、「早期から職業理解・企業理解を深めて就活に臨む学生と、そうではない学生の二極化が進む」と予想。加えて、企業側・学生側も「インターンシップの実施・参加が両者をつなぐ重要なカギになる」とみている。
 その傾向もあってか、陸運会社の採用担当者は、「今年はじめてインターンシップを導入したが、それに参加してくれた学生が関心を持ってブースに来た。今年は内定辞退者を減らせるかもしれない」と話していた。 
 次回、マイナビが主催する合同会社説明会「マイナビ就職セミナー 高松会場」は5月15日(土)、同会場の小展示場で開かれる。時間は13時〜17時。県内企業を中心とした35社が出展予定。問合せ等は下記まで。
TEL:087-881-9630(マイナビ香川支社)