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「一緒に香川県の盛り上げを」行政機関に呼び掛け/香川大で政策提言プレゼン

 行政機関の担当者らを前に、香川発の独自のビジネスアイデアを発表する「政策提言プレゼンテーション」(地域事業構想サポートプロジェクト実行委主催)が2月1日、高松市幸町の香川大学であった。
 プレゼンは、昨年の「香川ビジネス&パブリックコンペ2016」(同実行委主催)で選び抜かれた10プラン(ビジネス部門5プラン、地域公共部門5プラン)を行政機関や関連民間企業に公開し、今後の政策立案に反映させていくことがねらい。
 この日、会場には約100人の傍聴者らが出席。共同でビジネスプランを考案し、同コンペの地域公共部門でグランプリを獲得した川染 彗さん(松山大4年)と坂本知恵里さん(愛媛大4年)は、自身の経験をもとに、「香川県内の廃校を就活の拠点にしてはどうか」とするプランを発表した。
 もともと機能性が高いとされる廃校でセミナーや企業説明会を開いたり、大学生同士のコミュニケーションの場にも活用していくことで、結果的にUターン希望者を増やせるというメリットを紹介。その実現には行政や民間企業の協力が必要とし、2人は「人口流出に歯止めがかかり、就活生も県内企業も行政もwin-win-win。みんなで一緒に香川県を盛り上げていきませんか?」と呼び掛けた。


大ヒットミュージカル「げんない」/高松5月、観音寺7月に上演再び

 2013年9月、香川県民ホール(高松市玉藻町)などで上演されたミュージカル「奇想天外歌舞音曲劇 げんない」が今年、グレードアップして再び香川県内2カ所で開催されることが分かった。これで県内公演はファイナルとなる。
 「げんない」は、香川県さぬき市出身で江戸時代に活躍した発明家・平賀源内が主人公。江戸中期を描き、見せ物小屋で夢を追い続ける源内と仲間の自由奔放な生き様を表現している。
 2013年から坊ちゃん劇場(愛媛県)や、わらび劇場(秋田県)などで一般公演を開始し、好評を得て、昨年から同ミュージカルを上演する劇団「㈱わらび座(秋田県仙北市 山川龍巳社長)」が全国ツアーを行っている。今年7月の大千穐楽までに114カ所(30都道府県)でトータル627回上演し、20万人超の来場者を目指している。
 1月30日、山川社長と源内役の三重野 葵さん、高松市出身で金太役の岡部雄馬さんが県庁を訪れ、浜田恵造知事にあいさつ。岡部さんは、「香川県で公演できることがとてもうれしい。たくさんの人に見にきてほしい」と話した。その後、別室で制作発表があり、テーマソングも披露された。
 高松公演は5月23日(火)香川県民ホール(レクザムホール)大ホールで18時半開演。チケットは全席指定一般四千円、高校生以下二千五百円(当日券は五百円増)。2月11日からオンセール。
TEL:087-823-5023
(香川県民ホールサービスセンター)
 観音寺公演は7月7日(金)観音寺新市民会館で18時半開演。チケットは全席自由二千五百円。
TEL:0875-54-2159
(観音寺市大豊商工会)


永和工業が「教育機関寄贈型私募債」発行/中国銀と連名で満濃中学校に掲示板を寄附

 中国銀行(岡山市北区 宮長雅人頭取)が昨年11月、地域社会に貢献する企業を応援しようと、新商品「教育機関型私募債(銀行保証付)」の取扱いを開始。この私募債を、四国で初めて土木建築業の㈱永和工業(仲多度郡琴平町 家門政司社長)が12月30日に発行。その手数料の一部をつかって同社と同行が連名で、まんのう町立満濃中学校(篠原好宏校長)に掲示板を寄附した。今回、同行としても2番目の実績となる。
 同私募債は、私募債発行企業から受取る手数料の一部を活用して図書や備品などを購入し、発行企業が指定する地域の教育機関に同行と連名で寄付できる商品。同行の全営業店で取扱いを行っている。
 寄贈対象校は、国公立・私立の保育園、幼稚園、小・中学校、高等学校、特別支援学校、短期大学、大学など。寄贈品は、図書、机・イス、イベント用テント、スポーツ用品等、子どもの成長に資する物品とし、発行額の0.2%相当を上限額に設定している。寄贈費用は全額同行が負担する。
 1月27日、同校で寄贈式があり、家門社長と山岡幸彦支店長(琴平支店)から篠原校長に目録が手渡された。あいさつで家門社長は、「これまで地域社会に貢献できるチャンスが少なかったので、良い機会になった」と述べ、山岡支店長は、「これからも地域に貢献できる取組みを続けたい」と抱負。
 篠原校長は、「子どもたちの大事な情報共有の場になるよう、掲示板を大切にしていきたい」と話した。


「震災支援ありがとう」くまモンがミライエに/子どもら「くまモン体操」に挑戦

 熊本県のPRマスコットキャラクター・くまモンが1月26日夕、高松市松島町の高松市こども未来館(たかまつミライエ)に姿を見せ、集まった子どもらに得意の「くまモン体操」をお披露目した。
 熊本県は昨年4月、大規模な地震に見舞われ被災。その復興に手を貸そうと、個人会員で構成するNPO法人東北ボランティア有志の会香川(藤井節子代表理事)が昨年6月、熊本県南阿蘇村・嘉島町・宇城市に赴き、ガレキの撤去作業ほか、讃岐うどんを振る舞う等のボランティア活動を実施。その御礼としてこのたび、くまモンが来県し、同会に感謝状(直筆サイン)を贈った。
 この日、会場には多くの親子連れが参加。早速くまモンが登場すると、子どもらは「あー。いつもテレビで見ているのと同じだぁ」と思わず声をあげて大はしゃぎ。司会が「今日はくまモンがみんなと一緒にやりたいことがあるんだって」と呼び掛けた「くまモン体操」では、子どもらも見よう見まねで身体を動かし挑戦。最後は、くまモンと会場の一人ひとりがハグを交わした。
 くまモンを初めて目の当たりにしたという、稲月あかりちゃん(3歳)は、「体操が楽しかった。またくまモンに会いたいな」と、うれしそうに笑顔で話していた。
 くまモンの御礼訪問は、同会場が県内最後となる5カ所目。県庁や香川大学にも挨拶してまわった。


日本公庫の四国6支店が女活推進活動を報告/最優秀賞は高知支店に

 日本政策金融公庫の四国6支店が一堂に会し、各支店で女性の活躍を推進する取組みを競う、同公庫独自の大会「四国ブロックアワード」が1月20日、同公庫高松支店(高松市寿町 笠原真二支店長)であった。
 大会は、職員のモチベーション向上にもつなげようと毎年開催し、今年で4回目。全国の各ブロック(地区)でも同様の大会が行われている。ここで最優秀賞を獲得すれば、各ブロックから選び抜かれた優秀支店と競う全国大会「本店アワード」への出場権が与えられる。
 この日のプレゼンでは、商工会議所と連携し、女性の活躍について考える座談会を実施したことや、「仕事の見える化」を導入するなどして有給休暇の取得率を大幅に引き上げた成果等を発表。はじめから全国行きが決まっている高松支店(四国地区拠点支店)は、地元の金融機関と情報交換会を行ったことや、労働局や県が主催する「女性活躍推進セミナー」等に女性職員ほか、役職員も積極参加した実績などを報告した。
 審査の結果、最優秀賞は高知支店に贈られ、笠原支店長から表彰状が手渡された。高知支店は、大学生らに同公庫の取組みを知ってもらおうと金融論講座や座談会を開いたほか、南海トラフ地震に備え、高知市役所の防災担当者を講師に招いた「女性の視点を生かした防災対策勉強会」を開催してきたことなどをプレゼンした。
 高松支店と高知支店は2月10日、四国ブロックの代表として全国大会に挑む。