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「さだまさし×大沢たかお 二人会」2月23日に開催

 「関白宣言」などのヒット曲で知られるシンガーソングライターのさだまさしさんが立ち上げた(一財)風に立つライオン基金の第二回チャリティーイベントとして、2月23日(木)に「さだまさし×大沢たかお 二人会」がレクザムホール(高松市玉藻町)大ホールで開催される。
 寄付金・賛助金、チャリティーコンサートなどの収益を原資とし、“いのち”や“平和”を守る奉仕活動・慈善活動を行う個人や団体への助成をはじめ、医療支援・災害等の復旧活動を支援することが基金の目的。昨年は様々な支援・助成事業や被災地支援活動のほか、ボランティア活動に取り組む高校生を顕彰する「高校生ボランティア・アワード」を実施するなど、活動範囲を広げている。
 チャリティーイベント第二弾となる今回の「二人会」は、人気俳優の大沢たかおさんをゲストに迎え、さださんの歌と二人のトークショーで構成。さださんの楽曲「風に立つライオン」に感銘を受けた大沢さんがオファーし、同タイトルの映画化を企画して主演を努めたという縁があり、当日は基金の活動や今後のビジョンのほか、映画の誕生秘話などにも話が及ぶものとみられている。
 開演は19時。全席指定で前売5,000千円、当日5,500円。チケットぴあ、ローソンチケット、d−ticketなどで取り扱っている。 TEL087−811−0117(二人会事務局)


高松でも話題の「ベロタクシー」が運行を開始

 高松市中心部で、昨年10月から本格的に運行を開始したのが「ベロタクシー」。一度見かけると目に焼き付くそのスタイルがなんとも印象的だ。
 車両は電動アシスト付きの三輪自転車を使用。“環境にやさしい新しい交通システムと、動く広告塔がひとつになった乗り物”として注目されており、観光客や子供連れの地元客の利用などで注目度が高まっている。
 これを運行するのは、ベロタクシー四国パートナーの㈱オーグ(高松市北浜町 花房 伸社長)。現在5台を所有し、将来的には四国全県での展開も視野に入れる。
 ベロタクシーは後席に二人乗車可能。原付に区分され、車道左側を走行するもので、基本的には高松中央公園から1.5キロ程度を運行範囲とする。1キロ500円と一般的なタクシーの初乗り運賃よりは安く設定されており、観光客向けには30分2,000円、60分4,000円という割安なプランも設ける。
 一方でビジネスマンの近距離移動や、駅から病院・役場等への高齢者の送迎、夜間における子ども達の塾から駅までの移動といった需要も想定され、今後はよりPR活動も行いながら秘められた可能性を探っていくという。
 ベロタクシーは1997年にドイツ・ベルリンで開発され、日本国内でも27都市で運行中。「公共交通機関を補完するという役割はもちろん、環境問題や高齢社会問題、また雇用創出や地域の活性化にも少なからずお役に立てる」と使命感を抱いており、「近距離を誰でも気軽に利用できる社会」の実現を目指す。 
TEL087−802−3996


タクシー会社が高齢者の買い物などを支援/平成レッグス㈱

 タクシー事業を展開する平成レッグス㈱(高松市郷東町 住谷幸伸社長)は、高齢者等の買い物などを支援する「シルバーサポートタクシー(SST)」の運行を1月18日より開始した。
 介護タクシーとは一線を画し、誰でも気軽に利用できることが特徴。ユニバーサルドライバー(UD)と呼ばれる、高齢者の移動や接客技術など専門知識を身に付ける研修を受けたドライバーが運行に当たる。
 目的地までの移動に加え、買い物の付き添いや買い物代行、病院付き添い、病院受付代行、墓参りの補助、図書館同行などサービス内容は様々。移動手段を失った高齢者はもちろん、障がい者や妊婦、怪我などでサポートが必要な人もサービスを受けることができる。
 利用料金は目的地までの運賃に、サポート料として20分まで1,000円、以降10分ごとに500円が加算される仕組み。車椅子の貸出も行う。当面は電気自動車の日産リーフ3台と9人乗りのジャンボ車両を使用するが、「利用状況を見ながら、最終的には7〜8台まで増やしたい」(住谷社長)としている。 
 SSTのサービス提供時間は7時30分〜18時30分。正月の三が日を除き年中無休で運行する。
TEL087−881−2370


今年1年間の無病息災願う/田村神社の「お火炊き祭」に数多くの参拝者

 高松市一宮町の田村神社(池田博文宮司)で1月15日、毎年恒例の「お火炊き祭」があった。
 祭りは、正月飾りやお守り、お札、熊手などを炊き上げることで厄を払い、今年1年間の無病息災を願う行事。同神社で古くから執り行われているもので、今年はおよそ10万体が集まったとされる。
 この日朝、日曜もあり大勢の参拝者が訪れた。境内で神事が行われた後、神殿から授かった炎を、たいまつを通じて点火。一気に燃え上がる姿を前に、参拝者らは「あーどんどん燃えてる」と声を漏らしつつ、スマホで写真を撮るなどしながら静かに見守った。
 高松市内から親子で参加していた主婦は、「ご近所なので毎年来ているけど、いつ見ても炎の迫力がすごくて熱い。この熱を身体に浴びると1年間風邪を引かないと言われているので、娘としっかり温存して帰ろうと思う」と話していた。
 また同日は参拝者らに、うどんやぜんざいを格安で販売。特にうどんは行列で、やっと食した人らは、「おおー。身体が温まるね」と、言葉をこぼしながらすすっていた。
 祭りは今日15時まで行われる。


香港エクスプレス機体に「さぬきうどん」と「栗林公園」デザイン/高松空港に就航

 格安航空会社(LCC)・香港エクスプレスの機体に「さぬきうどん」と「栗林公園」をデザインした塗装機が1月13日、高松空港に就航した。香川県がすでにネーミングライツを取得している「Sanuki Udon号」として今後運航し、高松ー香港間はもちろん、香港とアジア各国とをつなぐ路線でも飛ぶ。
 機体のデザインは、リフト ストラテジック デザイン(東京都千代田区)CEO(最高経営責任者)のアメリカ人デザイナー・ダニエル バロンさんが手掛けた。機体正面から向かって右側は、箸でうどんをつまんだレイアウトに加え、操縦席の窓付近には「Oishii(おいしい)」とローマ字で表記。左側は、松の木と偃月橋(えんげつきょう)を描いて栗林公園を表現し、客席の窓上には「Kirei(きれい)」と記されている。
 この日、高松空港の屋上(送迎デッキ)で就航セレモニーが開かれ、浜田恵造知事(高松空港振興期成会会長)や、大西秀人高松市長など関係者らが出席。あいさつで浜田知事は、「両地域の交流拡大、さらには四国経済全体の活性化にも期待できる。香港線が高松空港に欠くことのできない国際線の一つとして飛躍するよう努めたい」と話した。
 同日の13時30分頃、香港国際空港から166人を乗せた初便(搭乗率92.2%)が高松空港に着陸。折り返しの便には、151人(同83.9%)を乗せた。
 高松ー香港線は昨年7月に就航し、現在は月・水・金・日曜の週4便(4往復)で運航している。香港エクスプレスの関係者によると、これまで2万7千人超が利用。昨年12月だけで5千人超だったという。今年は6万5千人を目指す方針としている。
 また、この日は新デザインを記念し、1月14日から2日間限定で、1月29日から今年3月31日までの期間中の「高松ー香港間」の航空券を、インターネットを通じて片道980円で販売するとの発表もあった。