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路線バスに新調した「バスマスク」を取り付け/四国運輸局

四国運輸局(高松市松島町 瀬部充一局長)は昨年に引き続き、ことでんバスと協力し、香川オリーブガイナーズを応援するバスマスク(横断幕)を新調。高松市内や丸亀市内を走る路線バス6台に取り付け、開幕戦に合わせた4月2日から運行をはじめた。
 四国運輸局では一昨年7月に、スポーツを通じて地域の賑わい創出や交流人口拡大を目指す「四国スポーツツーリズム連絡会」を設置。スポーツ関係団体や交通・観光事業者、関係行政機関らとともに、情報共有や意見交換を積極的に進めている。
 バスマスクは、その取り組みの一環。路線バスを活用したPRでチームの認知度向上、バスや鉄道など公共交通の利用促進につなげることがねらいとしている。
 今回のバスマスクは、選手らの躍動感あふれる姿を捉えた3パターンを用意。マスク両サイドには、「がんばれガイナーズ!」や、「乗って守ろう地域の足!」など期待を込めた文言も入っている。
 運行をはじめた同日朝には、その出発式がJR高松駅前のバスロータリー2番乗場であった。式には四国運輸局や、香川オリーブガイナーズ、ことでんバスをはじめとした関係者らが出席。記念の始球式が行われた後、第一号車にバスクマスクが取り付けられ、定刻の10時25分、レクザムスタジアム方面に向けて発車した。
 はじめのあいさつで、四国運輸局の吉田耕一郎次長は、「バスマスクでさらに香川オリーブガイナーズに興味を持っていただき、球場にも足を運んでほしい」と呼び掛け。キャプテンの宗雪将司選手は、「これからの試合に全力で挑み、勝つことでファンの方々に恩返ししたい」と意気込みをみせた。
 この日18時から、高松市生島町のレクザムスタジアムで愛媛マンダリンパイレーツと対戦する。


高松の「まちなかループバス」/レトロな印象の新車両がお目見え

 高松丸亀町商店街振興組合(高松市丸亀町 古川康造理事長)はこのほど、経済産業省と高松市の支援を受け、高松市街地を走る「まちなかループバス」に新バスを導入。3月31日には、そのお披露目式が高松丸亀町一番街前ドーム広場であった。
 新バスは、どこかレトロな印象を与える、緑色と赤色を基調にした32人(座席18人、立席14人)が乗車できるノンステップバス。乗車口に取り外し可能なスロープを使うことで、車椅子の利用客でも楽に乗り降りできるようにした。4月1日から運行を開始している。
 この新バスの導入に伴い、同組合はこれまで運行していたマイクロバス2台を2組に無償譲渡することを決め、12月からホームページ上で引き取り手を公募。
 応募があった12組のなかから審査し、高松ホテル旅館料理組合(高松市丸の内町 三矢昌洋理事長)と、㈲向陽自販(高松市三名町 岡隆夫社長)に寄贈することにした。
 新バスのお披露目に続き同日には、その譲渡式も同所であり、古川理事長をはじめ三矢理事長、岡社長らが出席。高松旅館料理組合は県内に訪れた観光客向けの周遊バス、向陽自販はスリランカに贈り、スクールバスとして活用していく方針とした。


来客応対のスキルアップを/㈱パワーネットが丸亀市で「きらめき未来塾」

 人材派遣会社の㈱パワーネット(丸亀市中府町 谷渕陽子社長)は3月16日、「きらめき未来塾」と銘打った会員制のセミナーを、県立丸亀競技場(丸亀町金倉町)で開いた。
 きらめき未来塾は、リーダーとして期待される女性社員らを対象に、より高度なビジネススキルを身につけてもらおうと毎月1回開かれている。
 この日、会場には17人が参加。講師は谷渕社長が務め、今回は「わが社の来客応対」と題したメーンテーマのもと、ロールプレイングも交えながら話しを展開した。
 講演で谷渕社長は、「人の第一印象の93%は視覚と聴覚で決まる」とし、あいさつする際には、「視線・スマイル・姿勢」の3S、「明るく・大きな声・はきはき」のAOHを組み合わせた来客応対が必須だと説明。
 また、ロールプレイングでは、「明るい声は『ソ』の音です。意識してみて」と呼び掛けながら、参加者全員で「いらっしゃいませ」、「お世話になっております」などを声に出して練習したほか、ペアになって「アポあり、アポなし」の来客者を想定した一連の応対を実践したりした。
 同社は今年2月、「四国でいちばん大切にしたい会社大賞」(四国地域イノベーション創出協議会主催)を受賞している。


旅行関係者ら「上がり三ヶ寺」歩く/JTBが四国4県で歩き遍路ツアー同時開催

 大手旅行会社の㈱JTB中国四国(四国4県4支店)と、JTB協定旅館ホテル連盟(四国4県4支部)が手を組んで企画したイベント「歩き遍路ツアー」が3月13日、四国4県で同時開催された。
 イベントは、観光客の受入機関である旅行関係者を対象に、四国遍路の魅力を直接肌で感じてもらおうと実施しているもの。今回で3回目。
 香川県のツアーには、約60人が参加。今年は逆打ちの年にちなみ、「志度寺(86番礼所)、長尾寺(87番礼所)、大窪寺(88番礼所)」の上がり三ヶ寺を逆回りに、約24㎞を歩いてまわった。
 この日は先達も同行し、弘法大師「空海」や、遍路にまつわる小話を織り交ぜながら、「逆打ちは3倍のご利益があります」と説明。その理由に、「逆打ちになると道標(案内標識)が見えなくなるので苦労します。それと1年間ですべての礼所をまわりきらなければいけないので大変です。順打ちよりも苦難を伴うことから、それだけ値打ちも大きいというわけです」と解説した。
 また各礼所では、真言宗のお経「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」を3回唱えるなどして参拝。志度寺に到着した際には、「五重塔がある礼所は香川県に3つ、高知県に1つの、全部で4つあります。その1つが志度寺です」という予備知識を授ける話しもあった。
 はじめて遍路を歩いたという参加者は、「とにかく24㎞の距離はキツかった。でも、すれ違うお遍路さんから挨拶されたりすると心が一気に救われる。この気持ちは遍路を経験しなかったら気付けてないと思う」と、清々しい笑顔だった。


求職者念入りに保育園選び/保育士就職相談会

 保育士に的を絞った就職相談会(香川県主催)が3月11日、ハローワーク高松(高松市花ノ宮町)であり、会場には香川県保育士人材バンクとハローワーク高松、高松市がブースを設け、求職者の相談に応じた。
 面談では、各担当者が求職者に対し保育士経験の有無、希望する雇用形態などを問いかけ、条件に合った保育園を紹介していた。
 求職者に保育園を選ぶポイントについて聞いたところ、「(子どもがいるので)融通がきく」、「土日祝が確実に休み」、「残業の有無」、「施設が掲げるスローガンに共感できるか」、等々。また10年以上の保育士キャリアを持つ女性(61歳)からは、「保育園の清潔感と職員のあいさつ。それだけでレベルが分かる」という鋭い意見もあった。 
 香川県子育て支援課の担当者によると、保育士は慢性的な人手不足。夫婦の共働き、職員の働き方が多様化するなどして需要は増加。施設側は苦しい状況が続いている。
 香川県保育士人材バンクでは、これから保育士として働きたい人、または復職したい人に求職登録を呼び掛けている。
 「保育士ガイド」で検索。http://www.kagawa-hoikushi.com