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全国のご当地特産品に客舌鼓/高松市の商店街で「街マルシェ」

「福岡うまか市」(全国商工会連合会主催)と銘打った、全国の特産品を販売する商工会の地域交流イベントが2月19日〜21日まで、高松丸亀町壱番街前ドーム広場で開かれる。
 イベントは愛知県を皮切りに、全国8会場で順次開催する。3月まで。商工会が「全国展開支援事業」で事業者をサポートして開発した商品の販路開拓とともに、地方間の商品流通で地域活性化を図ることがねらい。
 香川県は5会場目。次回、6会場目となる福岡県が「交流先」に設定されているため、特産品の「辛子明太子」や、「博多あまおう」をメインに売り出す。
 19日、秋田県産の大根漬や、山梨県産のジャム、千葉県産のドレッシング等々、約240種類(約150社)の特産品がブースにズラリ。販売員は、「とってもおいしいですよ」と通行人に声を掛けながら商品の特徴や、その地元の魅力を丁寧に説明。試食を勧めたりしていた。担当者によると初日、「あまおう」は飛ぶように売れたという。
 辛子明太子を試食した女性は、「個人的には辛さも丁度良く、やっぱり本場は違うなって思った。ご飯によく合いそう」と舌鼓を打ち、さっそく購入していた。
 2月26日〜28日には、福岡県京都群の「みやこ甘味舎」で香川県の特産品が販売される。


今シーズンの開幕戦前に高松市内のホテルで出陣式/カマタマーレ讃岐

 今シーズンの開幕戦を前に2月17日夜、サッカーJ2のカマタマーレ讃岐が、ホテルパールガーデン(高松市福岡町)で出陣式を開き、さらなる活躍を誓った。
 同日、会場には浜田恵造県知事や、企業スポンサーなど約170人が出席。
 カマタマの応援歌「勝利の鐘」を作詞・作曲した藤岡友香さんの歌声で幕を開けた後、熊野實社長(㈱カマタマーレ讃岐)が、「皆様から素晴らしい笑顔をいただけるよう全力を尽くす」とあいさつ。それに対し、浜田知事は、「熱いプレーを展開し、県民に夢と感動を与えて欲しい」と、期待を述べた。
 今シーズンの新キャプテンはGK・清水健太選手が務め、6人の新メンバーを加えた全33人の選手で今後の試合に挑む。
 また、この日は新ユニフォームも披露。胸元と背中、袖とパンツには、トップスポンサーの神内ファーム、マルナカ、タダノ、百十四銀行のロゴが入っている。新スローガンは「旋風」。勝ち点56プラスアルファを目指す。
 北野誠監督は、「毎年、確実にステップアップしている。さらに上を目指して頑張りたい」と抱負。清水キャプテンは、「選手たちが伸び伸びとプレーできるように、しっかりサポートしたい」と意気込みをみせた。
 カマタマの開幕戦は2月28日、アウェーで横浜FCと対戦する。キックオフは14時〜。


藤井製麺が店舗を隣接地に新築

 明治30年創業、「ふじめん」ブランドで知られる、さぬきうどん製造販売の株式会社藤井製麺(木田郡三木町下高岡2575-6 藤井義文社長)は店舗兼本社事務所を新築。2月18日グランドオープンを迎える。
 旧店舗は完成後20年以上を経ていたことから、住友林業の施工により旧店舗の西側隣接地に新築したもの。
 2階建て延床面積は424.48平方メートル。
 設計にあたり意識したのは「敷居を高くすることなく、高級過ぎず、入りやすい店構え」(藤井社長)。
 地元に根ざしたショップとして、地域住民にこれまで通り気軽な来店をしてもらえることを最優先に設計した。
 店舗部分は真っ白な壁面と、温かさが伝わる木材が調和。吹き抜けで開放感もたっぷりである。
 2月15日、同所で披露会の後、トレスタ白山でレセプションを開催した。
 18日〜21日はオープン記念のイベントを展開。特別価格での販売や粗品プレゼント、福引きにより豪華賞品を提供する。
 同店は、災害など有事の際に一次避難所としての利用目的を持たせているため、頑強な基礎を施し、近く店内にAED(自動体外式除細動器)も設置する予定。また屋外には竣工にあわせ電気自動車の充電器を設置済み。
 トレスタ白山の西400メートル、長尾街道沿い。


県民、「建国記念の日」祝う/演出家の宮本亜門さん講演

 建国記念の日を祝う会「『建国記念の日』を祝う香川県民の集い」(同実行委主催)が2月11日、高松市玉藻町のアルファあなぶきホールであった。
 集いは毎年開催。昨年3月、同実行委の前会長・木村大三郎氏が亡くなったことを受け、今年から佐伯勉氏(松平公益会理事長)が会長を務める。
 この日、会場には約750人が出席。国歌斉唱で幕を開けた後、佐伯会長は、「木村前会長の意志を引き継ぎ、誠心誠意務めていく」ことを表明したうえで、「国とは何か、ふるさととは何かを共に考えながら、ここにある幸せを分かち合う。そんな集いにしたい」と、あいさつした。
 今年の記念講演には、ミュージカルやオペラ、歌舞伎など、国内外で幅広い作品を手掛ける、祖父が坂出市出身の演出家・宮本亜門さんが登壇。「魅力、活力、創造力」と題したテーマで話しを進めた。
 宮本さんは、これまで舞台化してきた「イサム・ノグチ」や「耳なし芳一」などの作品を挙げ、その人物らの魅力を一つひとつ丁寧に紹介。今後は、「どうしても実現したい夢があります」と前置きし、近い将来、空海の舞台をつくることを宣言した。
 また、自身は海外に赴くまで日本の良さになかなか気付けなかったことも述懐。「日本が誇る伝統や精神をもっと世界にも広めていきたい」と意気込みながら、「この素晴らしい香川県に生まれ育ったこと、日々感謝してください」と呼び掛けた。
 このほか、高松第一高校の合唱部による奉唱歌もあり、「紀元節」や、「香川県民歌」を出席者とともに歌うなどして、この日を祝った。最後は全員で万歳三唱して締めた。


華道家の假屋崎さん、高松市内で胡蝶蘭生ける/エレナホール上福岡でトークショー

 高松市上福岡町の葬祭ホール「エレナホール上福岡」で2月9日、華道家・假屋崎省吾さんを招いたトークショーがあった。
 ショーは、同ホールを運営する㈱エレナ高松葬儀社(高松市塩上町)の阿部美ゆき社長と假屋崎さんとの間に、共通の知人がいたことから実現したもの。
 同日、会場には約200人が参加。假屋崎さんは、自身がレギュラー出演するテレビ番組の話しを交えながら胡蝶蘭やオンシジウム、バラなどを生けて披露。
 また、この日は自身がプロデュースした13タイプの棺のうち、特に人気の高い2つを展示して紹介。両親が亡くなったときを振り返り、「花もそう。棺もそう。もっとちゃんとしてあげたかった」と、後悔の念が残っていることを吐露。「本当に葬儀は大事な儀式です」と強く訴えた。
 さらに自身は今、終活もどんどんと進めていることを告白。今回披露した華やかで女性らしい完全オリジナルの棺は、「もし、自分が入るならどんなものが良いかを思い浮かべながらデザインしました」と述懐。
 「もう(棺に)入る予約をしています。入館式もすませました」と話すなどして会場をドッと湧かせる一方、「入館式を行うことで長生きするとも言われています」という一説も加えて教えた。
 このほか、棺には「日本人が日本人として入るのだから」と、材料はすべて国産にこだわり、国内でつくられていることを強調。最後は、「故人も、残された人も納得できるお葬式にできるかどうかが大切です。今の葬儀事情を一つでも多く知るように心掛けて」と呼び掛けた。
 高松市牟礼町から来ていた女性参加者は、「自分の葬儀のことなんて頭になかった。今からでも少しずつ考えてみようと思う。いいきっかけになった」と話していた。