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県内個人タクシーに翻訳アプリ搭載車が増加中

 香川県個人タクシー協会(高松市朝日町 小倉光春会長)は、スマートフォンやタブレット端末の翻訳アプリを使用して、外国人観光客が乗車した際のコミュニケーション向上に役立てる動きを加速中だ。
 全国に先駆けて約二年前に導入。この動きは他県からも注目されており、実用例をヒアリングに来るなど注目度は高い。個々のドライバーが端末にアプリをダウンロードし、平均20〜30カ国の言語に対応。翻訳機能端末搭載車は、車体に各国の国旗やマイクをイメージしたマグネットシールを貼付している。
 実際の使用においては、ドライバーが日本語で吹き込んだ言葉が、その乗客の国の言語に翻訳され、発音と画面表示によって相手に伝える仕組み。もちろん外国語を日本語に翻訳することもでき、行き先の間違いや料金トラブルを未然に防ぐだけでなく、観光地で案内する際なども大いに役立っているという。
 高松交通圏で稼働する個人タクシーは126台あり、約30%のドライバーがすでに導入。「来年の瀬戸内国際芸術祭までに、県内すべての個人タクシーで翻訳端末が搭載できるよう働きかけ、私どもの立場において海外観光客の受け入れ体制を整備、強化していきたい」(小倉会長)と話している。


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