県内企業が高商で会社説明会/80人の生徒ら熱心に傾聴
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県内企業の担当者が直接高校に出向き、会社をアピールする「地元企業の高校内企業説明会」が10月13日、県立高松商業高校(高松市松島町)の体育館であった。
説明会は、ハローワーク高松しごとプラザ高松(高松市常磐町 川崎英二所長)が主催。高校生に地元企業の魅力を知ってもらおうと平成23年度から行われているもの。高松商業高校で同説明会が実施されるのは今回で二回目。
この日、高校新卒者の採用意欲が高い県内企業13社がブースを設けて出展し、就職を希望する2年生の生徒ら約80人が参加した。
採用担当者から説明を受けられる時間は一社につき約25分。これを事前にグループ分けしていた5〜10人の生徒らがローテンションを4回行うという形式で進められた。
担当者は会社資料をもとに、事業内容や各部署の役割、仕事の一連の流れ等を分かりやすく丁寧に解説。
企業によっては、「女性も働きやすい職場環境」であることをアピールしたり、普段の高校生活に置き換え、「宿題は忘れても怒られて済むが、仕事で納期を守れないのは大勢多数に迷惑がかかる」という、学生と社会人の責任の違いを補足的に説明する担当者もいた。
熱心に話しを聞いていた女子生徒は、「全く考えていなかった業界の話しが聞けて今とても興味がでてきた」と、気持ちに変化が表れた様子だった。
しごとプラザ高松によると、県内における高卒を採用したいとする企業は年々増えているという。
しごとプラザ高松の担当者は、「地元企業の良さを知っていただき、将来の進路選択に役立ててほしい」と、話していた。
次回の高校内企業説明会は本年度中に、もう一回の開催を予定している。