高松市一宮町の田村神社(池田博文宮司)で12月23日、役目を終えた人形を本殿の神火で焚く神事「人形供養祭」があった。
神事は、明治から営まれている伝統行事。毎年、県内外から日本人形や雛人形、ぬいぐるみなどが持ち込まれ、供養している。今年は過去最高の約5万体が寄せられた。
この日、境内には人形が積み上げられ、神職による祝詞(のりと)があった後、神火を点火。
パチパチと燃え上がる人形を前に、参加者は名残惜しそうに見つめたり、手を合わせたりするなどして、さまざまな思いを巡らせながら最後の別れを見守っていた。