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子育てする女性の働き方考える/観音寺市で「ゆるキャリ座談会」

 「ゆるキャリ座談会」と題した、育児を抱える女性の働き方について参加者らで意見を交わす会が1月19日、観音寺市有明町の琴弾荘であった。
 座談会は、香川県とNPO法人働く女性研究会(丸亀市)が手を組んで実施した香川県男女共同参画協働事業。育児がある程度落ち着き、また働きたいとする女性らを対象に、復帰段階で直面する悩みや不安を少しでも解消してもらおうと開催されたもの。ワークライフバランスを支援することがねらい。
 この日、育児を抱える主婦らが参加。子育てと仕事をこなす女性会社員3人からパネルディスカッションを通じて両立のコツを教わった後、各グループに分かれ、3つのメーンテーマのもと意見交換。
 これから仕事をはじめるにあたっての不安については、「子どもが保育所に入れるかどうか」「10年を超えたブランク」、仕事をはじめてからの不安については、「ストレスで家族にイライラしないか」「時間内に仕事をこなせるかどうか」「家事との両立」等々。
 理想の仕事については、「有給がとりやすい」「通勤時間が短い」「融通が利く」などの意見が飛び交うなか、多くのグループから、「子育てに理解のある職場環境」「土日祝日が確実に休み」を求める声があがった。
 その後、女性の活躍を積極的に支援している㈱パワーネット(丸亀市)の谷渕陽子社長が登壇し、子育てしながらいきいきと働くためのポイントを紹介。「仕事と生活を両立させるには協力者の確保も大切です」と説明するなどして参加者の背中を押した。
 現在、専業主婦という参加者は、「同じ境遇の人たちと悩みを共有できる安心感があった。これから働くうえで協力を求めるのは後ろめたい気持ちもあったけれど、頼れる人にはどんどん相談していくようにしたい」と、目を輝かせていた。


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