企業内の中小企業診断士が四国遍路を診断し解説/香川県中小企業診断士協会
| 経済ニュース
企業内で活躍する中小企業診断士を招いた経営セミナーが2月6日、サンポートホール高松(高松市サンポート)の会議室であった。
セミナーは香川県中小企業診断士協会(高松市林町 山下益明会長)の主催。話題性のあるテーマを取り上げ、毎年一回開いている。今年で4回目。
同日、同協会会員や一般者など約25人が出席。今回は、中小企業診断士であり、四国八十八カ所遍路大使の岩間隆資氏(アサヒビール㈱四国統括本部営業企画部部長)が講師を務め、「四国遍路を診断する」というユニークなテーマで話しを展開した。
講演では自然の豊かさや、お接待を受けた喜び等々、実体験をもとに四国遍路の魅力を丁寧に解説。海外にも広がりをみせていることから、具体的な数値を示唆し、「経済効果も大きい」と分析。
その一方で、「世界遺産の登録にはまだ時間が必要」としたが、仮に世界遺産化された場合は観光客が増えすぎ、「ガイド(先達等)や宿泊施設の不足につながる」という問題点も指摘していた。
また、この日は青年実業家、㈱四国遍路の佐藤崇裕社長も参加。通し歩きで遍路を結願したときを振り返り、「疲労からくる苦しさもあるが、そこでお接待を受けたりするとグッと感動が増す」と、醍醐味を話したりした。
講演を聞いた参加者は、「時間をかけながら少しずつ挑戦してみるのもいいかなと思った」と、遍路の魅力に惹かれた様子だった。