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「パッと見の分かりやすさ」がカギに/東急ハンズバイヤー、商品づくりの要点教える

 生活雑貨大手・㈱東急ハンズ(東京都渋谷区)のバイヤーを招いた「販路開拓セミナー」が6月8日、香川産業頭脳化センタービル(高松市林町)であった。
 同セミナーは、中小企業基盤整備機構(高松市サンポート)が主催するもので、毎年一回程度開催されている。
 この日、雑貨メーカーなどの経営者ら約30人が聴講。講師は東急ハンズMD企画部の泉徳之さん(バイヤー)が務め、「商品づくりのポイントとバイヤーの着眼点」と題したテーマで話しを展開した。
 講演で泉さんは、「ニーズの多様化よりも個人の満足度が重要になる」とし、「満足度は高ければ高いほど長期にわたって安定的に売れる傾向が強い」とズバリ。また、「時代の変化はどうしても避けられない」と強調しながら小売市場の環境変化も解説した。
 これから新商品をつくり、売り込む際のポイントについては、「誰を対象にしているのかが明確か」、「商品が分かりやすいか」、「使い方が想像できるか」などを列挙。
 そのなかで、「最近の商品はパッケージの文字が多すぎて何を伝えたいのかが分かりにくいケースも非常に増えている」と話し、「それだとパッと見で良さを掴んでもらうことが難しくなる」と注意。「商品の写真を見ただけで全体像を把握できるのが理想である」とアドバイスした。
 セミナー後は、6社の担当者がバイヤーに自社商品を紹介したり、売り込んだりする商談会もあった。


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