レクザムホールで「香川産業安全衛生大会」/厚生労働大臣賞に多田慎也院長
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労働者の安全や健康に対する意識を高める「香川産業安全衛生大会」が7月7日、高松市玉藻町のレクザムホールであった。
大会は、香川労働局(辻 知之局長)や、香川労働災害防止団体連絡協議会(奥山環会長)などの主催。7月1日〜同月7日までの「全国安全週間」に合わせ、昭和50年から毎年開催している。今回で42回目。
この日、会場には県内企業の代表者らなど約600人が出席。はじめのあいさつで辻局長が、「過重労働や仕事のストレスによる疾患はまだまだ多い。労働災害はあってはならない。ゼロ災害を目指していきたい」と述べた。
その後の表彰式では、安全衛生活動が特に優秀な事業所13社、安全衛生水準の向上発展に貢献した個人5人に表彰状が贈られた。このたび、厚生労働大臣賞には、(独)労働者健康安全機構 香川労災病院の多田慎也院長が選ばれた。また大会宣言では、(一社)香川労働基準協会の安部哲朗専務理事が代表し、「誰もが安心して健康に働くことができる社会を実現するために、全力を尽くす」と、誓いを述べた。
このほか、「事後の100策より事前の1策」と題したテーマのもと、神戸学院大学の中田敬司教授が話しを展開する特別講演もあった。