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県民千人余りが建国記念祝う/なでしこ前監督の佐々木則夫さん記念講演

 建国記念の日を祝う「香川県民の集い」(同実行委主催)が2月11日、サンポートホール高松(高松市サンポート)3階の大ホールであり、約1100人が会場に足を運んだ。
 集いは毎年同日開催。これまで高松市玉藻町のレクザムホール(香川県県民ホール)で行ってきたが改築のため、今年は同会場を指定した。
 この日、国歌斉唱で幕を開けた後、主催者を代表して佐伯 勉会長が、天皇陛下の生前退位の決断や、イギリスのEU離脱、アメリカのトランプ大統領の誕生、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追などに触れ、「いずれも『国とは何か』を考えることにつながる。今日は改めて日本を見つめ直す機会にして欲しい」とあいさつした。
 今年の記念講演には、サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」を2011年のワールドカップで世界一に導いた佐々木則夫前監督を迎えた。テーマは、「日本代表から見た日本と世界〜繋がる力〜」。
 佐々木さんは世界大会で優勝できたポイントについて、第一に「目標と夢の高揚」を列挙。「はじめはチャンピオンという、ただ漠然と無形だったものが、選手と本気で取組み、経験と反省もしっかり積み重ねてきたことで形になった」と述懐。
 また、チーム力を高めるには「正しき礼儀」も必要とし、いつも誰かに支えられている「感謝の気持ち」を忘れない姿勢が大事だったと示唆。「元々なでしこには日本人らしい、その資質があった」と評価した。
 このほか、高松第一高校の合唱部による奉唱歌もあり、「紀元節」や、「香川県民歌」を出席者とともに歌うなどして、この日を祝った。最後は全員で万歳三唱して締めた。


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