求人倍率3倍、人材確保急務/高松市国分寺町で「看護の就職面接会」
| 経済ニュース
看護の仕事に就きたい人を対象にした就職面接会が2月15日、香川県看護協会看護研修センター(高松市国分寺町)であり、求職者は自分の条件に合った職場を熱心に探した。
同面接会は、(公社)香川県看護協会やハローワーク高松などが主催するもので、今回2回目となる。
この日、会場には、県内の病院や福祉施設など約40の事業所が参加し、採用担当者はブースに訪れた求職者に、職場環境や夜勤の有無などを丁寧に説明した。求人票をじっくり確認していた求職者からは、「仕事自体はどこも大きく変わらないと思うので、やっぱり給料面が気になる」とする声があがった。
香川労働局の発表によると、看護分野の有効求人倍率は3.1倍(昨年11月時点)に上るとしており、慢性的な人手不足が続いている。ある採用担当者からは、「職員が年々高齢化し、体力的に夜勤を外してほしいという要望も増えている。早急に若い人材を入れたいところ」と焦りを隠せない様子だった。
このほか、面接会前には、社会保険労務士が働きやすい職場づくりを教える求人者向けセミナー、加えて、県看護協会の中村明美会長が看護の魅力を語る求職者向けセミナーもあった。