雇用達成率、全国平均上回る/サンメッセ香川で「障がい者就職面接会」
| 経済ニュース
障がいを抱えた求職者を対象にした就職面接会が2月21日、高松市林町のサンメッセ香川であった。
面接会はハローワーク高松が主催するもので、毎年9月と2月に開催している。
この日、香川県内に就業場所を構える38の事業所がブース形式で出展し、111人の求職者らが面談に挑んだ。採用担当者は会社概要はじめ、施設がバリアフリー構造など働きやすさをアピール。求職者も熱心に聞き入り、障がい状況を打ち明けながら就業時間や休日、給料等を確認していた。
障がい者の雇用形態は、依然としてパートや非正規枠が多いとされるなか、車イスに乗って参加した男性(43歳)は、「たとえ正規の雇いでも、まずバリアフリーでなければ勤められない。働ける場所も限られるので、本当に条件を合わせるのは大変」と、少し悩んだ様子だった。
現在の法律において、従業員50人以上の企業は、障がい者を1人以上雇用しなければいけない。香川労働局の最新発表(平成28年6月1日現在)によると、香川県内の達成企業の割合は、対前年比2.1%増の57.8%(全国16位)。全国の割合48.8%を大幅に上回るとした。