入院患者感動のあまり涙/ANAグループのCAが幸せ運ぶ「すずらんの花」届ける
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ANAグループのキャビンアテンダント(CA)が6月1日、高松市番町の高松赤十字病院に訪れ、“幸せ”を花言葉に持つ「すずらん」の花の鉢植えと、すずらんの香りがする手書きメッセージ入りの「しおり」を入院患者らに贈った。
すずらんの花の贈呈は、ANAグループが1956年から毎年行っている地域貢献活動の一環。全国47ヶ所の赤十字病院と関連施設に、各都道府県出身のCAが訪問し、入院患者を励ましている。今年で62回目。
患者のもとを訪ねた高松市出身のCA・岡内真衣子さん(27歳)は、「今日は北海道の厳しい寒さのなかで咲いたすずらんのお花を届けにまいりました。一日も早い回復をお祈りしています」と優しく声をかけながら鉢植えとしおりを差し出すと、受け取った患者は、鼻にしおりをあて、「香りもとても爽やか。感動してうまく言葉がでない。本当にうれしい」と、少し涙ぐみながら感謝の言葉を述べた。
この日、岡内さんは同病院ほか、香川県立中央病院と介護老人施設ヴィヴァンにも足を運び、すずらんの花としおりを届けた。