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「本屋ルヌガンガ」8月オープンへ/クラウドファンディングで開業資金募る

 街の本屋「本屋ルヌガンガ」が8月中旬頃、高松市にオープンすることが分かった。店主セレクト型の品揃で、思いがけない本との偶然の出会いをサポート。いつ来ても飽きさせない空間づくりに注力する。現在はインターネットから協力を募る「クラウドファンディング」を活用して開業資金を集めているところだ。
 住所は、高松市亀井町11-13 中村第二1F。場所は、トキワ街の田町警備派出所(交番)から中央通りに向かって歩くとすぐ南に折れる小路が。そこを入って少し歩いた右手側に位置する。
 仕掛け人は、新刊書店(三洋堂書店)の書店員経験を持つ高松市出身の中村勇亮さん(本屋ルヌガンガ代表)。夫婦で力を合わせ、年々減少している「街の本屋」の再生を試みる。
 今回の本屋は、25坪の敷地にミニコミやリトルプレイスなど、ここでしか買えないアイテムも充実させた約6000冊を揃える。並ぶ本は中村さんが一点ずつ厳選して仕入れる。
 店内では「人の集まれる場所」をコンセプトに、ドリンクを提供していくほか、複数の椅子も配置。座って飲みながら本を読める滞在性の高い空間に仕上げ、サードプレイスとしての機能も果たしていく。また、近くの映画館、香川県在住のアーティスト、文化人らとコラボしたトークショーやワークショップなどを定期的に開催し、情報発信基地としての役割も担う。これに加え、読書会などの参加型イベントも重点的に行い、コミュケーションの促進につなげる。
 ルヌガンガは、スリランカの建築家が長年かけてこしらえた庭園を指す。庭のイメージから「私的な空間」になるよう期待を込めてつけた。中村さんは、「これから30年続く本屋にしていきたい」と意気込んでいる。
https://www.lunuganga-books.com/(本屋ルヌガンガHP)


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