「起業はこんな風に考えて」/創業シンポに銀座セカンドライフの片桐実央社長
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これから起業したいとする人らを対象にした「かがわ発!創業シンポジウム」が1月19日、香川産業頭脳化センタービル(高松市林町)であった。
シンポは、(公財)かがわ産業支援財団(大津佳裕理事長)が主催するもので、毎年この時期に開催。今年で3回目。同日は約60人が参加した。
プログラムは3部構成で行われ、特別講演にシニア層の起業を支援する銀座セカンドライフ㈱(東京都中央区)の片桐実央社長が登壇し、「やさしい創業教えます!夢への足掛かりをつくろう」と題したテーマのもと、起業するにあたってのプロセスを丁寧に解説。
講演で片桐社長は昨今、50〜60代の起業家が増えていることを示したうえで、「特に職歴を活かした経営コンサルタントや営業代行等のサービス業が多い」と指摘。これを例に、「なるべく過去の経験を活かした起業のほうが売上もあがりやすく、安定もしやすい」と促した。
また、起業が成功しやすい分野については「好きなこと、得意なこと、お金になること。この3つの観点が重なり合う市場をビジネスに考えると比較的スムーズにいく」と説明し、加えて開業資金の調達方法なども紹介した。
その後、㈱マール(高松市円座町)の梶浦幸代社長をトップバッターとした県内創業者3人による事例発表があったほか、片桐社長を交えたパネルディスカッションも行われた。