「人手不足問題相次ぐ」/浜田知事と県商工会議所連合会が懇談会
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浜田知事と香川県商工会議所連合会(渡邊智樹会長=高松商工会議所会頭)の懇談会が2月13日、高松市浜ノ町のJRホテルクレメント高松で開かれた。
同連合会に所属する各商工会議所が、中小企業の経済動向や地域経済の活性化に必要な施策について浜田知事に報告し、今後の課題や改善策などを話し合った。
この日は高松、丸亀、坂出、観音寺、多度津、善通寺の各商工会議所の会頭らが出席。高松は管内企業の雇用状況について「人手不足感がますます強まっている。特に建設業は深刻」と説明。
また坂出からは、企業への経営実態調査(アンケート)の結果をもとに、「多くの中小企業・小規模事業者が優れた人材を取れていない」としたほか、「商店街の半分以上がシャッターになっている」としたうえで、「後継者不足の問題」を指摘した。
さらに観音寺も同市の人口減少を踏まえ、「人材確保に苦労しているのが現状であり深刻」とし、「ICT(情報通信技術)や外国人の多様な活用が必要」と述べた。
これらに対し、浜田知事は具体的な人材確保について、香川労働局などと連携して年3回開催している就職面接会や、インターンシップ情報を検索できるサイトの開設などを挙げ、「香川県としても新しい施策に工夫を凝らしているところ。企業の魅力発進にも努めている」とコメントした。