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アイスフェローズ初優勝 、選手ら浜田知事に報告/畑中主将「結果で応えたい」

 社会人アイスホッケーチーム「香川アイスフェローズ」がこのたび、全国各地の地域リーグ優勝チームと競う「Jアイス・プレーオフ」に出場し初優勝。これを報告しようと4月12日、安岡章夫代表をはじめ選手らが県庁を訪れ、浜田知事に今後の意気込みを語った。
 アイスフェローズは、プレーオフがはじまった「2012ー2013」シーズン以降、毎年(プレーオフに)出場はしていたものの、優勝するまでには至っていなかった。
 今季で6回目となるプレーオフは先頃3月、名古屋市で開かれ、強豪6チームが集結。初戦の神奈川県選抜を4対3で下し、次の準決勝では愛知県選抜を圧倒し結果7対2。決勝で対戦したダイナックスには3対2で勝った。
 この日、県庁には安岡代表と選手ほか、宮本欣貞会長(香川県アイスホッケー連盟)らが出席。はじめに安岡代表が「来季も良い結果を残せるよう頑張りたい」とあいさつした後、畑中 理主将が「今季、日本一を獲れたことはチームの自信にもつながった。来季以降も結果で応えていきたい」と抱負。
 これに対し、浜田知事は、「本当に価値のある優勝で快挙。来季も自信を持ってどんどん勝ち上がってください」と期待を述べた。


「KAGAWAアンバサダー」に22人委嘱/6人が県庁で委嘱式

 香川県の事業「KAGAWAアンバサダー」にこのたび、再任も含めた22人を委嘱。4月12日、県庁でその委嘱式があった。任期は今年4月1日から平成32年3月31日までの2年間。
 KAGAWAアンバサダーは、出身や赴任など香川県に何らかのゆかりがあり、海外で活躍する人を知事が委嘱するもの。海外で香川の魅力をPRしてもらうことで、香川県の活性化につなげている。
 今回委嘱した22人を含めて現在、昨年度から尽力する5人を足した27人が12ヶ国・1地域で香川の情報発信に努めている。アンバサダーには、これまで音楽や美術、スポーツ、法律、経済など幅広い分野で活躍する人らが委嘱されている。
 この日、22人のなかから6人が出席。浜田知事からそれぞれ委嘱状とアンバサダーの名刺を受け取った。ローマでの画業40年以上という洋画家・平田ゆたかさん(綾川町出身)は、「香川を行ったり来たりすることで気付きも多い。さらに貢献できるよう頑張りたい」とした。


高額寄付者に感謝状、38施設・団体に助成決定通知書/香川県共同募金会

 平成29年度の共同募金運動において、(社福)香川県共同募金会の八木壮一郎会長が多額の寄付を行った個人や経済団体らに感謝状を、彼らから集めた寄付金を助成金(30年度助成事業)という形で有意義につかってもらう福祉関係の38施設・団体に助成決定通知書を手渡す式典が4月6日、高松市福岡町の香川県共同募金会館であった。この日、通知書を交付した施設・団体には合計で26,88万円を助成する。
 香川県共同募金会によると、「テーマ募金」を除いた平成29年度の香川県の募金実績(昨年10月〜12月31日)は、2億6,142万円(目標額865万円減)で、前年度と比較して約529万円のダウン。自治会における募金ボランティアが各家庭を訪問して寄付金を集める「戸別募金」は約398万円、各職場の従業員から寄付金を集める「職域募金」は約73万円、それぞれ前年度と比較して減ったことが主要因とみられる。
 一方、NPOやボランティア団体などが募金活動を実施する「テーマ募金」(今年1月1日〜3月31日)では7団体が参加し、目標額465万円に対して428万円(3月26日現在)が集まったとしている。
 また助成について、社会福祉施設の整備や福祉活動費に充ててもらう「広域助成」の要望が58件・4,198万円(前年度比7件減・1,015万円減)であったのに対し、確定した助成額は45件・3,599万円。要望に対する助成率としては過去5年で二番目に低い結果だったという。


賃貸マンションとデイサービスセンター併設の新施設完成/4月1日グランドオープン

 賃貸マンション「ロイヤルレジデンス・プリモ」と、デイサービスセンター「ロイヤルケア高松 デイサービスセンター・テルメ」を併設した新施設が完成し4月1日、グランドオープンした。
 設計・施工は、総合建設業の小竹興業㈱(高松市福岡町 小竹和夫社長)が担当。運営管理は、グループ会社の㈱シニアライフアシスト(同市同町 同社長)が行う。
 場所は、ラウンドワンスタジアム高松(同市松島町)のすぐ西隣。約一年前から工事を進めていた。建物のオーナーはアオイ興産㈱(同市田村町 稲毛康二社長)で、シニアライフアシストと賃貸借契約を結んでいる。
 新施設は鉄骨造の7階建て。1階から3階までがデイサービスセンター(定員70人、今後最大100人まで増員予定)で、4階から7階が賃貸マンションとなる。
 各フロアの特徴として、まず1階には大浴場が広がり、筋力の維持や向上を図れる歩行浴などを設置。2階は、主に食事ができるデイルームになっていて、栄養バランスを考えたメニューを提供しながら介護食や治療食にも対応する。またカフェコーナーもあり、ここでは焼きたてパンなど朝食献立を提供する。
 3階は、全長80mの室内歩行ができる回廊をつくっているほか、フィットネス機器などを設置。具体的には、身体のバランス感覚を養う「歩行快然トランポリン」(西日本初)や、一度に複数人が筋力を高められるリハビリマシン「ボディスパイダー」(香川県初)を置いている。
 一方の賃貸マンションは、4階に7部屋、5階に7部屋、6階に7部屋、7階に6部屋の、計27部屋を用意。例えばワンルーム(専有面積41㎡、バルコニー面積9.01㎡)なら、家賃8万円の管理費3万円。1LDK(専有面積46.18㎡、バルコニー面積12.29㎡)なら、家賃9万5千円の管理費3万円。いずれもセコムのセキュリティに加え、管理人が24時間体制で対応する。
 また7階にはカフェレストランがあり、栄養価を計算してバランスのとれた食事を提供する。介護食や治療食にも対応し、食事を部屋まで運ぶデリバリーサービスも行う。
 3月29日、新施設でオープンニングセレモニーが開かれ、協力会社など関係者らが出席。あいさつで小竹社長は、感謝の意を述べたうえで「今回の施設を含めた3施設がより一層、地域の皆様のお役に立てる存在になっていければ」と期待を寄せた。
 シニアライフアシストでは、新施設のほか、介護付有料老人ホームの「ロイヤルケア高松(2005年1月オープン)」と、「ロイヤルケア高松 アネックス(2011年2月オープン)」の運営管理も行っている。いずれも場所は高松市福岡町。


「将来の夢はこれだ」/ 子ども向け教育プログラム「ドリームシップ号出航式」大盛況

 親子で子どもの夢実現に向けた人生設計を考える教育プログラム「〈夢・志プロジェクト〉ドリームシップ号出航式」が4月1日、高松商工会議所で開かれた。この日参加した105人の小中学生らは、ワークシートを頼りに自分の夢を発見。終わる頃には、「僕は人気のある小説家」、「私は患者に寄り添うお医者さん」など明確な目標が次々と挙げられた。
 プログラムは企業経営者らを対象に、社員教育の考え方などを教える大坂塾塾長の大坂靖彦氏(非営利㈱ビッグ・エス インターナショナル社長)が考案。30年以上の企業経営のなかで実践してきた社員教育の手法と、これまで培ってきた人生設計のノウハウをベースに、子ども向けにリメイクした。親子との会話を通じてシートの質問項目を埋めるうちに、自然と自分の将来像(夢)が浮かび上がる仕組みになっている。
 昨年10月に岐阜県関市で初開催し大盛況。高松市で開かれるのは今回が2回目(実行委員長=黒川 保社長(㈲たも屋)、後援=高松市、同市教育委員会など)。今年5月にはドイツ・ベルリンでの開催も決まっている。
 この日、子どもらは、「はじめての友達」や「両親とよくした遊び」、「楽しくてやめられないこと」など、事前に家族と話し合って自己分析してきたシートをもとに、自分がなりたい或いは興味のある職業を親子で相談。最後のワークでは、「夢・志」の項目に具体的な目標(職業)を明記し、それを実現するために今後どんなステップを踏んで頑張るかなどを決意表明として書き込んだ。その後の希望者による発表では、それぞれの夢を皆の前で宣言。参加者全員にメダルが授与された。
 このほか、別室で保護者を対象にした大坂氏のミニセミナーも開催。講演で大坂氏は、「親が否定するばかりでは、子どもの発想力という大事な芽を摘み取ってしまう。今一度、子どもとの接し方を見直し、個性を尊重しつつ気付く力、考える力を育ててあげてほしい」と呼び掛けた。