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待望の四国3号店ついに、買い物客ズラッ/「鮮Do!エブリイ朝日町店」オープン

 中四国エリアでスーパーマーケットを多店舗展開する㈱エブリイ(広島県福山市 岡﨑浩樹社長)が11月21日、高松市に「鮮Do!エブリイ朝日町店」(島村貞行店長)をオープンした。これで同社直営店は41店舗目。
 所在地は高松市朝日町2−19−3。売場面積は約1000㎡で、駐車台数は127台。香川県立中央病院の正門玄関前の道を北に向かった右手側に位置する。香川県(四国)では「高松レインボー店」、「六条店」に継ぐ3店舗目。周辺の病院職員や、工場スタッフなどの利用客を見込み、同社得意の鮮度に重きを置いた商品展開で差別化を図る。
 新店舗の出入口すぐ左手には、六条店にも導入している生産者の顔が見える地元野菜コーナー「地縁マルシェ」を開設。鮮魚コーナーでは早朝水揚げされたばかりの魚を、精肉コーナーでは朝さばいたばかりの鶏肉を、その日にパック詰めするなどして売り場に並べる。
 また惣菜やベーカリーは、「出来たてアツアツ」を基本に、需要の高い昼と夕方の時間帯に合わせて製造を進め、一番美味しい状態で提供する。
 オープン初日、開店前から買い物客らがズラリ。エブリイファンだという主婦は、「朝日町に店舗ができたことで行きやすくなった。ちょっと食材が足りないな感じたときも、気軽に足を運べる」と喜んでいた。
 香川県内では来春、宇多津町へのオープンを予定している。


「城内部に関する情報ほしい」/高松城の復元を進める市民の会が「秋の講演会」

 高松城の天守復元を考える講演会が11月18日、丸亀町レッツホール(高松市丸亀町)で開かれた。
 講演会は、地元の経済団体らで構成するNPO法人高松城の復元を進める市民の会(古川康造理事長)の主催。明治期に取り壊された三大水城「高松城」の再建を目的に、文化財などを専門に研究する大学教授等を招き毎年この時期に開催している。今年は高松市文化財課課長補佐兼埋蔵文化財センター館長の大嶋和則さんが講師を務め、「ここまでわかった高松城天守」と題したテーマを掲げて話しを展開した。
 講演で大嶋さんは、推定復元図をもとに天守の外観と内観を説明し、「外観は古写真から、地下1階の柱の位置は礎石位置から復元可能」と判断。ただ一方で、「どうしても階段の位置や内部の間仕切りの有無などは不明」とし、「内部構造が確定できないと復元は難しい」と指摘。「天守の模型や各階の間取り図、内部写真などが出てくると復元への大きな一歩になる」として現在、高松市が懸賞金三千万円をかけて天守復元に必要な資料を募集していることも説明した。
 またこの日は、「高松城下町歴史再発見プロジェクト」(花まつりお城下活性化実行委員会主催)と題した商店街イベントも同時に初開催。講演前には同会場で高松藩を舞台にした舞踊「松の契(ちぎ)り」が披露されたほか、高松中央商店街を会場にした城のクイズラリー、料亭二蝶ではお香の調合体験などがあった。
 市民の会が2年間で10万人を目標に、昨年8月からスタートした署名活動では、11月現在で約七万六千人の声が集まっているという。また今年8月からクラウンレコード所属の歌手・成世昌平さんが歌う「高松城」のCDも販売され、機運が高まっている。
 署名やCDに関する問合せ等は下記まで。
TEL:087-821-1651(高松丸亀町商店街振興組合)


香川県中小企業団体中央会青年部が 40周年/記念式典でさらなる飛躍誓う

 香川県内の組合で組織する、香川県中小企業団体中央会青年部(木村一夫会長)の40周年を記念した式典が11月17日夕、高松市木太町の高松国際ホテルで開かれ、これまでを振り返るとともに今後も会員らで力を合わせ、さらに飛躍することを誓った。
 香川県中央会青年部は昭和52年7月28日に設立。現在は会員26組・構成員数700社という香川県下最大の異業種団体にまで成長した。
 ここ10年間の取組みとして、高松中央商店街を舞台としたキッズイベントほか、会員に向けた研修会やセミナー、交流会などを定期的に開催。今後は、すでに連携して活動を行っている香川県商工3団体(商工会連合会、商工会議所、中央会の各青年部)に、青年会議所も加え、さらに関係を密にしていく方針としている。
 式のはじめに木村会長が、「この40年、青年部をつないでくださった偉大な先輩方に感謝。これからも我々が地域経済の未来を明るく照らせるよう、青年部活動に邁進したい」とあいさつ。来賓として出席した浜田恵造県知事は、「地域経済を担う若きリーダーとして、今後も経済産業振興と地域活性化にお力添えをお願いします」と述べた。
 このほか、組合優良青年部の表彰式もあり、香川県中央会会長表彰に「日本手袋工業組合青年部会」と「香川県印刷工業組合青年部」が選ばれ、国東照正会長(香川県中央会)から各代表者らに表彰状が。また、中央会青年部の発展に貢献したとして「香川県ディスプレイ協同組合青年部」「坂出食肉事業協同組合青年部」「香川県パン協同組合青年部」が選ばれ、木村会長から各代表者らに感謝状が手渡された。
 式典前には、㈱川六(高松市百間町)の宝田圭一社長を講師に迎えた記念講演会があった。


「日本大会頑張ります」/ ミス・ユニバース香川代表の京極さんら、高松市役所訪問

 先頃10月に開かれた「ミス・ユニバース・ジャパン」の香川大会(永原いさよ実行委員長=㈱エルネストジャパン社長)でグランプリを獲得し、香川代表に選ばれた京極ひなたさんをはじめ、準グランプリの冨田麻友さん、準々グランプリの岸 彩那さんほか、永原実行委員長が11月13日夕、高松市役所を訪問した。
 世界一の美を競い合う祭典「ミス・ユニバース」。世界大会を前に、日本大会に出場する女性を決めるための予選として今、全国各地で地方大会が開催されている。今回の香川大会には14人が出場した。
 このたび香川代表に選ばれた京極さんは英明高校3年で、出場者のなかでも最年少の17歳。「絶対グランプリをとる」という意気込みで挑んだ大会本番では、持ち前の明るさなどチャームポイントをすべて出し切り、グランプリに輝いた。今後さらに美を磨くなどして、来年行われる日本大会に備える。
 この日の市長表敬訪問で、京極さんは、「17歳の私が香川県代表という責任を背負っていくうえで何が大切かを一から考え直し、日本大会に向けて一生懸命頑張ります」と抱負。大西高松市長は、「これからも研鑽を積んで日本大会でも大いに活躍してください」とエールを送った。


尾田氏「自分の想い言語化して」/ 高松市で女性限定の「起業・創業支援セミナー」

 伝統工芸のプロデュース会社・ツタエル(高松市)の尾田美和子代表を講師に迎えた女性限定の「起業・創業支援セミナー」が11月11日、高松市屋島西町の高松テルサで開かれ、尾田代表は参加者らに、「相手に伝えたい自分の想いを徹底的に言語化することが大事」と呼び掛けた。
 セミナーは香川県の主催。「働く女性活躍応援セミナー」として平成27年から開催しているもので、今年で3回目。今回は「キャリアアップ」、「起業・創業支援」、「男性管理職」をテーマにした各セミナーを企画し、全6回分(各テーマ2回ずつ)を10月から12月にかけて、高松市と丸亀市で開いている。
 この日のはじめ、㈱ビッグバン(高松市林町)の川上実氏(中小企業診断士)が講師として登壇し、ビジネスプランを作成する際のポイントや、事業コンセプトの本質、プロモーション(販売促進)の考え方などを丁寧に説明。大企業を事例に、成功するためのヒントとして「革新的商品の創出、原価を抑えた商品づくり、ニーズへの徹底対応」の3つを列挙した。
 その後の講演で尾田代表は開口一番、創業して約2年半経つ自身の会社を振り返り、「完璧なビジネスモデルだと思って立ち上げても苦難の連続。実際の市場は厳しいもの」と所感を述べたうえで、「まずどんなことにも耐え抜く覚悟、そしてブレない軸を持つことが必要」と考えを示した。
 ツタエルでは現在、伝統工芸の西陣織とベビーシューズを組み合わせた、赤ちゃんが初めて履く靴「ファーストシューズ」の企画開発・販売までを手掛けている。
 創業前、モデルは頭にあるものの知名度がなく、最初の関門、サンプルの製作を依頼できる縫製工場を見つけるのに苦労したことを述懐。後、三豊市の縫製工場(㈱丸栄)が引き受けるも、いざ量産になるとサンプルの仕上がりとは異なり、指摘すると「(縫製工場から)これ以上はできない。もう尾田さんからの仕事は受けられないとまで言われ、悩みに悩んだ」と一時絶命状態だったことも。
 それも束の間、希望の縫製技術を実行してもらうために頭を下げ、職人との会話を通じて的確な表現方法(言葉)を模索。改善点・修正点などを一つひとつ作業依頼書の工程毎に細かく反映させたことで、すべてのシューズが想像以上の仕上がりに変わったというエピソードを紹介した。「自分の想いを言葉に置き換える作業はとにかく大変。でも必ず大きな強みになる。私はそう。ぜひチャレンジしてみて」とエールを送った。
 将来、起業を考えているという参加者のOLは、「すごく熱い気持ちが伝わってきて感動した。苦しみを乗り越えるためにも、自分の気持ちが一番大事だと思った」と、確かな手応えを感じた様子で話した。
 ラストの「男性管理職セミナー」は、12月1日は丸亀市生涯学習センターで、12月12日は高松テルサで開かれる。講師はビッグバンの山下益明社長(中小企業診断士)。いずれも13時~16時。男性限定で定員30名。
TEL:087-811-6665(働く女性活躍応援セミナー事務局)