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香川県運営の「地方版ハローワーク」/4月3日、サンポート高松に開設

  香川県は4月3日、マリタイムプラザ高松のホール棟2F(高松市サンポート2-1)に、「地方版ハローワーク」(愛称:ワークサポートかがわ)を新たに開設する。県内企業が思うように必要な人材を確保できていないという現状を踏まえ、企業のインターンシップ情報を発信していくなど、これまで以上のキメ細かな就職支援を通じて人手不足解消を目指す方針だ。
 地方版ハローワークとは、平成28年8月施行となった「第6次地方分権一括法」により、都道府県や市区町村が国と同列の立場で無料職業紹介が行えるようになったものである。
 このたび開設する香川県の地方版ハローワークは、▼若者の就職支援、▼県外からの就職支援、▼特定分野の人材確保、の3つを基本コンセプトに県内就職を促し、独自で開拓した地元企業中心の正社員求人を公開していく。
 また、施設内では、人材採用コーディネーターが求職者の希望や悩みをしっかり聞いたうえで、個々のニーズに合った職業(企業)紹介を行う。極力双方のズレをなくしてミスマッチを防ぐ。
 県商工労働部労働政策課の担当者は、「県内に就職したい人たちが気軽に足を運べる場所になれば」と期待を寄せている。ただ、国のハローワークとちがって雇用保険の取扱いは行っていない。ちなみに、県が運営している登録料無料の就職支援サイト「jobナビかがわ」はそのまま継続される。
 時間は平日8時半〜17時15分。TEL:087-802-4700


大切にしたい思い出の品物に付加価値を/新ビジネス「エンジェルブーケ」

 音楽教室を主宰する吉田千寿子さん(高松市)がこのたび、ベビードレスやスカート、ネクタイなど各々が大切にする思い出の品物の生地をつかって、オリジナルのポーチや髪飾りなどにつくり変える事業「エンジェルブーケ」をはじめた。
 完全オーダーメイド。全国的にみても他にない新ビジネスとされる。ランドセルを筆箱や財布につくり変える既存ビジネスからヒントを得た。
 先頃エンジェルブーケを依頼し、完成したポーチを持って結婚式を挙げた新婦から大変喜ばれたという。吉田さんは「皆さんも大切なモノ、思い出のモノを是非カタチにしてみませんか?」と呼び掛けている。
 「エンジェルブーケ」と称しているが、ブライダル関係だけでなく、ちょっと部屋に飾りたい、置いておきたいモノでもかまわない。打ち合わせを重ねてデザインが決定すれば、リボン作家の小橋行美さんなど、各専門のプロが製作にとりかかる。期間はモノにもよるが、現段階で概ね1週間前後としている。費用は3千円〜。
 吉田さんは、「大切な品物に付加価値をつけたいという思いではじめた。一人ひとりの気持ちを大事にできるビジネスとして、これから展開していければ」と話している。
 フェイスブックには、「エンジェルブーケ」として登録している。
TEL:080−1271−3359(吉田さん携帯)


丸亀町商店街で「カーシェアリング実証実験」/日産の電気自動車2台を組合員に

 高松丸亀町商店街振興組合(古川康造理事長)は4月上旬を目処に、日産自動車㈱から3年間無償で借りた2台の電気自動車「e−NV200」をつかって「カーシェアリング実証実験」をはじめる。車は106の組合員向けに無償で貸し出し、商品の納品や配達などに活用してもらう。
 このたび、街中の居住促進に工夫を凝らす同組合が、日産自動車の実施する「電気自動車活用事例創発事業」に応募し採択。今後の商店街再開発事業のひとつに電気自動車のカーシェアリングが組み込まれていて、限られた時間のなかで車のメリットデメリットを洗いだす。ゆくゆくは一般者向けの貸し出しも行いたいとしている。
 車2台は充電スタンドも備えた丸亀町営北駐車場に保管。必要に応じて選べるようバンタイプと乗用タイプがある。任意保険は同組合への会費という形で組合員が負担する。
 3月16日、そのオープニングセレモニーが高松丸亀町壱番街ドーム広場で開かれ、式典に出席した佐竹伸一部長(日産自動車日本営業本部中四国カンパニー)から古川理事長にレプリカキーが手渡された。


ついにでた、「プラチナくるみん」/香川県内初は「医療法人社団五色会」に決まる

 香川労働局(高松市サンポート 辻 知之局長)は2月8日、仕事と子育ての両立を推進している優良な企業(子育てサポート企業)の証である「くるみん」のさらに上をいく「プラチナくるみん」において、医療法人社団五色会(坂出市加茂町 佐藤 仁理事長)を認定した。香川県内でははじめてとなる。
 厚生労働省の制度「プラチナくるみん認定」は、平成27年4月1日から開始。「くるみん認定」の基準(9項目)にプラスアルファした要件を満たす必要があり、かなりの難関とされる。
 「プラチナくるみん」を目指すには、すでに「くるみん」を持っていることが条件で、香川県内では30社(2月末時点)が取得している。「プラチナくるみん」も「くるみん」と同様、マークを商品や広告、求人広告に載せることができ、PR効果で優秀な人材を確保しやすくなるなどのメリットを生む。
 香川県内第一号の五色会は、▼法人内で職員が利用できる事業所内保育園の設置、▼一人の男性従業員が92日間の育児休業を取得、▼子どもを出産した女性のうち1歳の誕生日まで継続して在職している人の割合が100%、▼病院に申し出て、業務に支障がなければ中学校就学前の子どもと同居する職員にも育児短時間勤務制度の適用、等々の取組みや実績が高く評価された。
 3月15日、認定書の交付式が香川労働局の局長室であり、辻局長から佐藤理事長に認定書が手渡された。式で佐藤理事長は、「どうしても病院は過酷と言われる看護師が中心。職員の要望をしっかり反映できるルール(制度)をつくり、働きやすい職場環境を整え維持したい」と話した。


女性ら「美」に興味津々/玉藻公園の披雲閣で美活イベント

 「春はお城で美活」と題したイベントが3月12日、玉藻公園(高松市玉藻町)の披雲閣「蘇鉄の間」であり、参加した和装の女性らは、付け爪や耳つぼマッサージを体験するなどして「美」を追求した。
 イベントは、多くの女性に楽しんでもらおうと、さらだくらぶ料理教室(三豊市詫間町)の前山由美子代表(フードコンサルタント)が周囲に協力を呼び掛け開催。徳島県を皮切りにはじめたもので、今回は「開運」をテーマに第5回目となる。披雲閣で行うのははじめて。
 この日、蘇鉄の間には、約10のブースが出展。付け爪や耳つぼマッサージ、アロマセラピーの体験ほか、整理収納に関するアドバイス、お洒落な手作りバッグの販売、花を題材にしたワークショップなどが催され、ブースに訪れた女性らは興味津々で詳細を確認していた。主催のさらだくらぶ料理教室からは、砂糖や小麦粉、乳製品等を使わずしてつくった酵素スイーツ(トリュフ)も入った手作りの開運弁当(おせち料理)が振る舞われ、完売した。
 前山代表によると、好評のため、第6回目の開催も検討しているという。