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ハローワークと三木町がコラボ /「高齢者就職面接会」初開催

 概ね55歳以上の求職者を対象にした就職面接会が2月20日、三木町農村環境改善センターであった。
 面接会は、多くの人が生涯現役で働けるようにと、ハローワークと三木町が連携し初開催。会場には、三木町近郊に就業場所を構える且つ、高齢者の採用に積極的な企業5社がブースを設けて出展した。
 この日の出展企業は、看護・介護職員や清掃スタッフ、夜間にレジ打ちができるパートなどを募集。採用担当者は求職者に、これまでの実務経験や資格の有無などを確認したうえで、「即戦力になっていただけますよ」と歓迎する一方、年齢などを考慮し、「力仕事も多いのですが、今も体力に自信はありますか?」と気遣う場面も。給料や休日等の条件もすり合わせながら次回の面談につなげた。
 現在はホームヘルパーだという、さぬき市から足を運んだ女性(62歳)は、「ちょうど3月で契約が切れるので、タイミング的にも丁度よかった。とにかく仕事には就いていたいので」と意気込んでいた。
 このほか、出展企業の採用担当者による会社説明会もあり、面接会と合わせ、トータルで70人近くの求職者が参加した。


「一試合一試合を決勝戦のつもりで」/カマタマが出陣式、今シーズン6位以内目指す

 サッカーJ2・カマタマーレ讃岐が2月17日夜、シーズン開幕を前に高松国際ホテル(高松市木太町)で出陣式を開催。北野誠監督が、「今季はプレーオフに進出し、J1を目指す。一試合一試合を決勝戦のつもりで戦う」と意気込みをみせた。
 カマタマーレ讃岐は昨季、J2リーグの19位。今季はJ1に昇格できる可能性がある上位6位以内を目標に戦う。キャプテンはGKの清水健太選手が務め、6人の新メンバーを加えた29人体制でこれからの試合に挑む。
 この日、式にはスポンサー企業など約150人が出席。はじめに山下幸男社長が「今季のスローガンは、高く飛び跳ねる『飛翔』に決めた。地域づくりに精一杯貢献できるよう頑張りたい」とあいさつした。その後、トップスポンサーの神内ファーム、マルナカ、タダノ、百十四銀行のロゴマークが入った新ユニフォームのお披露もあった。
 カマタマーレ讃岐の開幕戦は2月26日、アウェーでロアッソ熊本と対戦する。


「TSUTAYA高松サンシャイン通り店」5月下旬頃オープンへ/伏石店から移転

 大手レンタルビデオチェーンのTSUTAYA(東京都渋谷区)が高松市林町に新店を準備中で、5月下旬〜6月上旬頃のオープンを目指していることが分かった。
 運営は、TSUTAYAを展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱(東京都渋谷区 増田宗昭社長)」にFC加盟している、「㈱エルジオ(岡山市 木村容治社長)」。
 新店名は、地名からとった「TSUTAYA高松サンシャイン通り店」。場所は香川大学工学部のすぐ西隣。同大同学部の敷地をエルジオが買い取った。 
 元は更地。東バイパス通り沿いにある既存の「TSUTAYA伏石店」から移転オープンする形となる。
 新店は鉄骨造の2階建て。敷地面積は約5900㎡。駐車場は約127台分を設ける予定としている。設計は㈲料治建築設計事務所(岡山市)が務め、施工は㈱合田工務店(高松市)が手掛ける。
 基本的に1階は、本をはじめ文房具や雑貨などを幅広く販売していくスペースに。2階は、CDやDVDの販売、映画・音楽・コミックレンタルを行うスペースにあてる。また、多くの家族連れを想定し、子どもらが自由に遊べる広めの「キッズコーナー」も設ける。
 このほか、伏石店にはなかった大きな特徴として、店入り口付近にカフェ「タリーズコーヒー」を併設。店1階から2階へと続く螺旋階段をつくり、自由に行き来できるよう仕上げる。また、タリーズでコーヒーなどを購入した顧客は、売り場の本を持ち込んで読書ができる。1階にはテラス席も用意する。
 エルジオ四国支店(高松市林町)の廣野佳成支店長は、「いつ来ても家族で楽しめる店にしていきたい」と話している。 
 なお、エルジオ四国支店は今回の移転を機に、東バイパス通り沿いに構える事務所を新店内に移す。


㈱エスが就学前のキッズマナーを県下の幼稚園で初開催

 一昨年に四国初となる“キッズマナー”を立ち上げ、小中学校などでマナー研修を展開する㈱エス(高松市 内海加奈子社長)は、このほど香川短期大学附属幼稚園(綾歌郡宇多津町 廣瀬三枝子園長)において、県内では初となる未就学児へのキッズマナーレッスンを行った。
 この日集まったのは同園年長の35組の親子。「おはようございます! 」という挨拶や姿勢、身だしなみの大切さなどについて、内海社長の分かりやすい説明のもと、改めて親子で理解を深めあう良い機会となったようだ。
 春から小学生となる園児らは、「自分がされて嬉しいことをお友達や家族にしてあげて、自分がされて嫌なことはしてはいけないよ」という内海社長の呼びかけに「はいっ!」と元気よく返事。「人間関係で最も大切な、人を思いやる気持ちを小学校就学前に身に付けることはとても大事なこと」として、保護者らにも普段の家庭生活における挨拶の率先など、大切なポイントを説いた。
 この日のレッスンでは「ありがとう」など挨拶を笑顔で大きな声で言う練習や、遊んでいても講師の合図でサッと静かにすることなどを体験。食事にも話が及び、「生きているたくさんの命を頂いてみんなは大きくなるんだよ。だから牛さんや豚さん、そしてご飯を作ってくれるおうちの人に感謝して、大きな声で“いただきます”って言って残さず食べようね」と優しく説明した。
 内海社長は「これを契機に、子供だけでなく保護者の方も挨拶やマナーの大切さに気付いていただき、家庭でも習慣になれば、子ども達が学校や社会で良い人間関係を築いていく第一歩になる」と話し、立ち会った廣瀬園長も「保護者の方や私たち教員にとっても改めて気付かされることが多かったはず。春から小学生という最高のタイミングで、収穫の多いレッスンを園児たちに提供できた」と感慨深げに話していた。問合せ090−8576−3470(内海社長)


特別仕様のベビーシューズ、ブータン王子に寄贈/ツタエル尾田美和子代表が知事訪問

 伝統工芸のプロデュース会社「tsutaeru(ツタエル)」(高松市屋島西町)を展開する尾田美和子代表が昨年12月22日、在東京ブータン王国名誉総領事館(東京都千代田区)を通じてブータン王国の王子に、西陣織を使用した特別デザインのベビーシューズを贈呈。これを報告しようと尾田代表が2月16日、県庁に赴き、浜田恵造知事のもとを訪ねた。
 同社は2016年4月、三豊市三野町のベビーシューズメーカー「丸栄㈱」(亀井良二社長)と協力し、西陣織とベビーシューズを組み合わせた、赤ちゃんが生まれてはじめて履く靴「ファーストシューズ(お初履き)」を開発。普段は七宝柄のブルーとピンクの2色で、サイズは12㎝に統一。東京をはじめ主要都市の百貨店ほか、インターネットで販売している。
 幸せの国・ブータン王国では織物文化が盛んなうえ、2月生まれの王子には、世界中から縁起の良い贈り物が届けられる。そのなかで昨年2月5日、同国第5代国王に王子が誕生した。これらタイミングも重なったことから、「西陣織とモノづくり企業の技術を世界にも」と考えた尾田社長が同領事館に懇願。昨年12月22日、帝国ホテル東京(東京都千代田区)で、来日した在インドブータン王国・ナムゲル大使にシューズを手渡した。この後、同大使から王子へ贈られる形に。
 王子に贈ったシューズは、プレミアム感満載の金糸をふんだんにつかって同国を象徴する「龍」を西陣織で表現。デザインは、世界遺産の龍を描く画家・塩谷榮一さんが手掛け、生地は西陣の老舗織屋に依頼した。
 サイズは、通常より大きめの13㎝。亀井社長は、「今回の特別シューズは、日本人赤ちゃん711人の足の形を測定して足型をつくった。おそらく王子にもフィットしているはず。そこには自信がある」としている。
 県庁に赴いた日、尾田代表が特別シューズを持ち込み、浜田知事に靴の特徴ほか、贈呈の経緯などを説明した。浜田知事は、シューズを手に取って確認しつつ、「これからの活躍にも大いに期待したい」とエール。尾田代表は、「全国的に有名な西陣織をキーワードに、香川県のモノづくり企業の素晴らしい技術をもっと前面に出していければ」とコメントした。