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FC今治、10年後Jリーグ優勝ねらう/矢野社長「スポーツツーリズム」で決意新たに

 スポーツを観光に結びつける「スポーツツーリズム」について議論する「四国スポーツツーリズム連絡会」が5月26日、高松市番町の高松商工会議所であった。
 連絡会は、スポーツを通じて四国の観光振興を図ろうと、四国運輸局(瀬部充一局長)が2014年7月に設立したもの。今回で5回目の開催。
 この日、四国4県の行政と、観光やスポーツに関わる企業・団体らが出席。各地域スポーツの現状や課題などを報告し、意見交換した。
 また同日は、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんがオーナーを務める「FC今治」の運営会社、㈱今治.夢スポーツの矢野将文社長が基調講演。
 JFL(日本フットボールリーグ)昇格を目指すFC今治。講演で矢野社長は、まず近年中に観客数を満員にして活気ある街づくりに貢献するとしたほか、2025年にはJ1で優勝し、同クラブから日本代表選手を送り込むことも狙っているとした。


地震や火事の対処方法学ぶ/丸亀町グリーンで「防災訓練」

 複合商業施設・丸亀町グリーン(高松市丸亀町)の西館で5月26日朝、テナントの従業員を対象にした合同の防災訓練があった。
 訓練は、従業員や買い物客らの安心安全を確保しようと同施設で毎年2回、春と秋に実施されている。
 この日、48店舗の従業員ら約70名が参加。はじめに防災センターの担当者が、地震や火事が発生したときの対処方法を指導。それを学んだ参加者は、しゃがんで地震から身を守る姿勢をとったり、誘導役が買い物客役を速やかに避難させる実演も行うなどして、安全に対する意識を新たにした。
 最後は、けやき広場に集まり、消防署の担当者が消化器の使い方を詳しく説明。その後、代表の参加者が水の入った訓練用の消化器を使って実際に噴射を体験した。
 防災センターの担当者は、棚ひとつでも店仕様と家庭仕様は大きさや構造も異なることを示唆し、「その点も考慮しながら対処してほしい」と、注意を呼び掛けていた。


香川県観光協会とANAが海外の旅行会社ら招き会合/視察ツアーでうどん打ち体験も

 シンガポールやタイ、フィリピンなどアジア8ヶ国の旅行会社ら約30人を招いた会合が5月23日夜、高松市西宝町の喜代美山荘花樹海であり、香川県の魅力を存分にアピールした。
 会合は、香川県観光協会(三矢昌洋会長)と、全日本空輸㈱(ANA)高松支店(高松市古新町 阿部浩之支店長)が手を組んで企画したもの。インバウンド(訪日外国人客)を増やそうと、彼らに県内をはじめ四国に誘客する新たな旅行商品を開発してもらうことがねらい。
 同日の会合では、はじめに三矢会長が、「ようこそ香川県へ。四国にはまだまだ知られていない魅力がたくさんある。思い出に残る旅にしてください」とあいさつした。
 その後、瀬戸大橋や盆栽、オリーブハマチなど香川県ならではの特徴が次々と紹介されたほか、ANAの担当者からは、バスをつかって四国4県の観光地を格安あるいは無料で効率的にまわれる「ANA誘遊四国キャンペーン」を説明。さらにJR四国の担当者は、四国内のJRと私鉄がすべて乗り放題になる外国人向けチケット「オール四国レールパス」を売り込んだ。
 会合後に開かれた懇親会には、天雲俊夫副知事も出席し、四国ツーリズム創造機構(高松市サンポート)の松田清宏会長が乾杯のあいさつ。料理には讃岐うどんも振る舞われたりした。
 このたび、香川県(日本)にはじめて訪れたというベトナムの旅行会社の担当者(女性)は、「栗林公園がとても美しくて素敵。これから香川県を組み込んだパッケージツアーを前向きに検討したい」と話していた。
 この日の日中には、視察ツアーがあり、一行は琴平町の「中野うどん学校」でうどん打ち、「にしきや」で讃岐和三盆づくりを体験したほか、特別名勝として知られる「栗林公園」などを満喫。翌24日は、小豆島を訪れた後、高知県の観光スポットも見てまわった。


地域経済発展願う提言書を浜田知事に提出/香川経済同友会

 地域の経済基盤をより強固なものにしようと、(一社)香川経済同友会は5月23日、「さらなる香川県の産業活性化に向けて」と題する提言書を香川県に提出した。
 提言書には、①香川技術ブランドの確立、②産学官連携の強化、③女性の活躍等、④新規企業の誘致、⑤香川産業展示館の設置、の5つを列挙。香川県の特性や課題を指摘したうえで、これらに取り組む必要性などを明確に記載している。
 同日、十川道信代表幹事や、竹内麗子副代表幹事らが県庁を訪ね、提言書を浜田恵造知事に手渡した。提言書を受け取った浜田知事は、「この5つの提言を参考にしながら成長産業の育成や競争力の強化、戦略的な産業の振興に努めていきたい」と話した。
 香川県では、「香川県産業成長戦略」と、「香川ものづくり産業振興計画」を策定し、地域産業の活性化に取り組んでいる。


「めっちゃおいしい!最高」地元の食材とチーズがコラボ/創作料理に客舌鼓

 チーズを思う存分に楽しむイベント「集まれ!コムラード さぬきジノモンtoチーズ」(同実行委主催)が5月22日、高松丸亀町壱番街前ドーム広場であった。カップルや親子連れらで賑わうなか、イベント途中には大西秀人高松市長も駆けつけ、会場を盛り上げた。
 「集まれ!コムラード」は、NPO法人チーズプロフェッショナル協会(東京都 本間るみ子会長)がチーズの魅力を広めようと、2011年から関東を中心に定期開催。このたび、県内で開かれたのは四国でもはじめて。今回のイベントはワインバー・旭屋(高松市瓦町)の木内千恵美さんが主体となって準備を進めた。
 同日、ドーム広場では県内の飲食店が8つのブースを設けて出展。チーズちらし寿司(季節料理・どちらいか)や、オリーブ豚とチーズの香味煮込み(中国料理・華宮)など、地元の食材とチーズを組み合わせた各店独自の創作料理が振る舞われたほか、世界(フランス・イタリア・スペイン)のチーズ(チーズプロフェッショナル協会)も販売。食した人らは「これは美味い」と舌鼓を打ち、どれも飛ぶように売れた。また、食ブース以外にも実物大の牛の模型が用意され、自由に乳搾りを体験できるようにしていた。
 旭屋の提供する「うどんカルボナーラ」を食べた会社員の女性は、「麺とソースが絶妙。味も濃厚で、めちゃくちゃおいしい。もう最高」と、至福のひとときを過ごしていた。