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地球の温暖化抑える/「緑のカーテンコンテスト」受賞者決まる

 県民の取り組みやすい地球温暖化対策の一つ「緑のカーテン」のコンテストの表彰式が12月22日、香川県庁であった。
 緑のカーテンは、アサガオやゴーヤなど、ツル性の植物を建物の外周りに植えて育成。その植物が夏場の直射日光を遮ることで暑さを抑え、結果的にクーラーの使用量を減らす省エネや節電につながるというもの。
 同コンテストは、香川県が緑のカーテンの設置を促そうと市町と連携し、平成25年度から県下全域を対象に実施。
 3回目となる27年度は、3部門(「家庭部門」「事業所部門」「学校・保育所・公共施設部門」)で計182件の応募があり、そのなかから18件が受賞作品として選ばれた。
 この日の表彰式には、浜田恵造知事をはじめ、川田浩司県環境森林部長らが出席。各部門の県知事賞は浜田知事から、優秀賞は川田環境森林部長から、特別賞は団体や組合の代表者から直接、受賞者に賞状が手渡された。
 あいさつで浜田知事は、「緑のカーテンのような身近なところで実践できる省エネ活動を職場や家庭にも広げ、地球環境の保全につなげていきたい」と話した。
 各部門の県知事賞は次のとおり。
【家庭部門】定好 榮さん(東かがわ市)
【事業所部門】三菱マテリアル㈱直島製錬所(直島町)
【学校・保育所・公共施設部門】県立高松南高等学校 農業クラブ(高松市)


ミニ黒松で世界に一つだけの「盆栽クリスマスツリー」作り

 ミニ黒松を使って世界に一つだけのオリジナル盆栽ツリーを作る催しが、12月20日にサンメッセ香川中会議場にて開催された。香川が誇る盆栽を、子どもたちや若い世代の女性たちにも身近に感じてもらい、より広く発信することを目的に企画されたもの。
 県内在住の3歳から20代のファミリーまで約60名が参加。綿を雪に見立てて敷き詰めたり、アクセサリーを使って色鮮やかに飾り付け、思い思いに楽しい時間を過ごした。
 この日のイベントは、香川の盆栽を広める活動を繰り広げる「 BONJINプロジェクト」と、モデル事務所(株)ハリウッドラテ(松島由佳社長)が協力して実施。ハウスシチューの CMでもお馴染みの、松島社長の愛娘・大里菜桜ちゃんが同プロジェクトの宣伝部長も務めていることから、菜桜ちゃんの司会による盆栽にまつわるクイズなども行われ、終始和やかなムードで盛り上がった。 BONJINプロジェクト http://tamuradesign.jp/bonjin.html


県内の女性経営者等、胸のうちの思いぶつける/浜田知事と意見交換会

 県内の女性経営者らと浜田恵造県知事が意見を交換する会合が12月2日、高松市サンポートのJRホテルクレメント高松で開かれ、女性が働きやすい環境づくりや、地域活性化に向けた取組みなどについて話し合った。
 会合は公益財団法人かがわ産業支援財団(中山 貢理事長)の主催。平成16年から県内企業の経営者と知事との意見交換会を毎年開催している。
 中小企業の意見を取り入れ、今後の県の産業振興施策や、財団の事業活動に反映させることがねらい。女性の活躍が求められる昨今、今年度は県内の女性経営者ら17人を招いて実施した。
 開催にあたり、中山理事長は労働人口の減少に触れながら、「香川県の経済活性化を目指すには、より一層女性の活躍が重要になる」と、あいさつした。
 その後の意見交換で、かがわ物産館「栗林庵」の杉本里香店長は、来年開かれる瀬戸内国際芸術祭を挙げ、「県内外はもちろん、海外の人にも県産品を知ってもらえるチャンス。たくさんの人にPRし、栗林公園に誘導する仕組みをつくってほしい」。
 また、学生服のリユースショップを展開する㈱サンクラッドの馬場加奈子社長からは、「女性活躍推進法は待機児童の増加にもつながる」との指摘があったうえで、「ワークライフバランスを保つためにも、保育などの公的支援の充実と制度を広く周知してほしい」と要望した。
 その話しを受けた浜田知事は、「栗林公園内にある商工奨励館を活用したパフォーマンスで観光客をしっかりおもてなししたい」、「県をあげて保育士の人材確保に努め、待機児童対策をすすめたい」と回答するなどして、期待に応えた。


市民ら高松城の天守復元願う/丸亀町レッツホールで「秋の講演会」

 高松城の天守復元を考える講演会が11月28日、丸亀町レッツホール(高松市丸亀町)で開かれた。
 講演会は、地元の経済団体らで構成するNPO法人高松城の復元を進める市民の会(古川康造理事長)の主催。市民の会では、かつて高松市玉藻町にあった三大水城「高松城」の天守復元を目的に、城の復元をテーマにした講演会のほか、全国各地にある天守閣の視察見学会などを行っている。
 この日、香川大学経済学部准教授の西成典久氏を招き、「海城町 高松の魅力を活かすまちづくり」と題したテーマで話しを展開。
 講演で西成氏は、高松城の歴史や魅力を説明する一方、「天守復元だけではいけない」とし、「閑散とした城周辺の環境整備も大事だ」と指摘。フランスやイギリスなどの都市景観を例に挙げ、「先進事例のように、もっと歩いて楽しい町をつくるべき」とし、高松駅と高松城の周辺を緑木でいっぱいにする「玉藻城周辺公園化構想」を提案した。
 今後、市民の会は来年6月下旬頃、中津城(大分県中津市)と、小倉城(福岡県北九州市)の視察を行う予定としている。


一足早いクリスマスムード/ケヤキツリーにイルミネーション点灯

 丸亀町グリーン(高松市丸亀町)のケヤキツリーに11月1日、クリスマスイルミネーションが点灯し、通行客らに一足早い冬の訪れを知らせた。
 今年は広場にある高さ約10mのケヤキの木のほか、東館1階部の花壇と近辺の2本の木に、白やオレンジ、赤や青など、七色に変化するLEDライト約2万8000個を装飾した。花壇にはクリスマスを彩る、施設のパンフレットをモチーフにしたダンボールの装飾もある。
 1日には、その点灯式があり、事前に募集をかけていた県内のモデルらが出席。合図とともにイルミネーションにパッと明かりが灯された。
 通行客の女性は、「今年もまた冬がきたなって感じ」と、その明かりをしみじみと見つめていた。
 イルミネーションの期間は12月25日まで。17時半〜23時までの間に点灯する。