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香川大学農学部の留学生特別コースで入学式

 10月6日、香川大学大学院農学研究科「日本の食の安全 留学生特別コース」7期生の入学式が開かれた。
 同コースは、香川大学農学部(木田郡三木町)に海外からの留学生を受け入れ、「食の安全」に必要な能力を習得してもらうとともに、日本語能力や文化を理解した国際人、経営感覚を身に付けた企業幹部となりうる人材の育成を目指す2年間の修士課程プログラムで2009年よりスタート。
 これまでに30名の留学生を迎え、修了生は、海外に展開する食品関連企業に就職し活躍している。
 第7期生はインドネシア、タイ、ベトナム、中国からの総勢9名。
 入学式には香川大学 長尾学長、農学研究科 片岡科長ら大学関係者、四国経済産業局や日本の食の安全コンソーシアム企業の担当者等が出席した。


女性活躍推進セミナーの特別講師に元宝塚歌劇団・大峯麻友さん迎える/日本公庫

 日本政策金融公庫高松支店(高松市寿町 笠原真二支店長)は11月5日、元宝塚歌劇団・初代宙組組長の大峯麻友さんを講師に招いた女性活躍推進セミナーを、高松商工会議所(高松市番町)で盛大に開催する。時間は13時半〜16時。
 この日のプラグラムは二部構成。第一部では、大峯さんが「宝塚に学ぶ、モチベーションアップ術(仮)」と題したテーマのもと、自身の経験を織り交ぜながらモチベーションアップやリーダーシップ、チームワークについて講演する。
 その後の二部では、県内企業らがグループをつくり、女性の活躍を推進する取組み事例などを発表するディスカッションがある。話し合うテーマは、「各企業における女性活躍推進についての取り組み、今後取り組みたい女性活躍推進活動」等々。人数は5名×6グループでディスカッションを行う予定としている。
 一部・二部ともに参加費無料。参加対象者は働く女性および、その上司にあたる管理職者など。定員は第一部100名(一般)、第二部30名(ディスカッション参加者)。いずれも先着順。 
 日本公庫は、組織力の最大化を目的に、女性の能力を最大限発揮させる支援に尽力。高松支店では、働き方の見直しによるワークライフバランスの実現や、地域における女性活躍推進の促進に向けた活動を積極的に実践している。
 ちなみに昨年の同セミナーでは、銀座のママ・白坂亜紀さんを招いた。
今回のセミナーに関する問合せ・申込方法等は下記まで。
TEL:087-851-0181


海外バイヤーに県産食品を直接売り込み/香川県とジェトロ香川が食品輸出商談会開く

 県産食品の輸出を促そうと、県とジェトロ香川(高松市番町 平井利長所長)は9月15日、高松商工会議所会館で、アジア4ヶ国のバイヤーらを招いた「食品輸出商談会」を開いた。
 中小企業の海外展開を支援するジェトロ香川は、県から海外バイヤー招へい事業の業務委託を受け、2015年中にテーマが異なる計三回の商談会を開く予定としている。今回はその第一回目。
 同日、会場には4つのブースが設けられ、シンガポール、ベトナム、インドネシア、香港の、4ヶ国4人のバイヤーらと、県内の食品関係事業者18機関が商談に挑んだ。
 商談は一社につき40分という時間のなか、企業側は県産のコメや豆腐、ハマチの燻製、アイスクリームなどのサンプルを持ち寄り、商品の特徴や魅力を丁寧に説明。バイヤーらは「どのくらい日持ちするのか」、「原材料には何が使われているか」などの質問をしながら商品を手に取ったり、実際に味見をするなどして熱心に品定めをしていた。
 ベトナムでスーパーマーケットを経営しているという女性バイヤーは、「日本の食品はどれも品質が良く、信用度も高い。現地からの信用度は輸入を検討する一番の判断材料になる」と、今後の輸入に前向きな意見を話していた。
 ジェトロ香川によると、海外の販路開拓に目を向ける県内企業は昨今、増加傾向にあるという。食品に関しては、一次産品から酒や醤油、うどん、加工食品等々、輸出される商品の幅もどんどんと広がっているようだ。
 平井所長は、「今後もさらに輸出される商品の幅は拡大し、それに伴い品質も良くなっていくことが予想される」とみている。
 この商談会のほか、前日の14日には今回のバイヤーらが県内の食品工場や、青果実の圃場等を訪問する視察もあった。


8月解禁前の内定出しが影響か/夏の大型就職面接会、学生参加数伸び悩む

 香川県や香川労働局などが主催する、夏の就職面接会「かがわーくフェア」が8月26日、高松市林町のサンメッセ香川であった。
 イベントは、来春卒業予定の大学生や短大生等を対象に、5月・8月・3月と、年三回開かれているもの。企業の採用活動(内定出し)が解禁になって以降、121社が集まる大規模な面接会は今回がはじめて。
 この日、会場とJR高松駅、丸亀駅をつなぐ無料のシャトルバスも運行。開始前から100人を超えるスーツ姿の学生らがその開場を待ちわびた。会場内は、県内に就業場所を構える企業がブースを設けて出展したほか、学生の悩みを受付ける就活サポートコーナーも併設。訪れた学生たちは担当者から会社の事業内容や魅力を聞いたり、就活への不安を打ち明けたりしていた。
 香川労働局によると、昨年同期の出展企業数は118社と、今年は3企業ほど多く、また学生の参加数(中途採用希望者含む)も35人ほど多い約210人。これは今年から就活制度が変更となり、採用活動が8月1日以降になった結果とみている。
 しかしながら、経団連に加盟していない企業が8月の解禁以前に内定を出しているケースもあり、学生の参加率は低迷。想定していた数を大幅に下回ったようだ。参加者の女子学生(21歳)も、「早ければ5月に内定が出ている友達もいて焦る。なんとなく取り残された感じ」と、すでに悩んだ様子だった。
 その一方、毎年出展しているという、ある採用担当者は、「面談しようにも、まず学生が来ない」と、本音を吐露。建設や医療・福祉の業界に加え、昨今は卸・小売の流通業界も人手不足が顕著という。今回の出展企業も、これらの関係企業が40%以上を占めた。 
 今後の動向として、同局の新田和人さんは、「全体的に企業の採用意欲は高いものの、就活の後ろ倒しにつられて出遅れた学生も多い。例年に比べ10月時点の未内定者の数は増えそう」と予想しており、今年はその対策として来年1月に同様の就活イベントを追加開催する予定としている。


希少糖入りマンナンミールでマンゴープリンパフェ開発

 菓子メーカーのルーヴ(高松市鹿角町 藤井二郎社長)と、こんにゃく加工食品メーカーのハイスキー食品工業(木田郡三木町 菱谷龍二社長)がコラボ。低カロリースイーツを完成させた。
 第一弾として発売したのは、ハイスキー食品が開発したこんにゃく素材「希少糖入りマンナンミール」を用いたマンゴープリンパフェ(税別350円)。
 プリン部分に、マンゴー味のマンナンミールを40%加えることで、低カロリー化を実現した。味や食感は普通のマンゴープリンと変わりなく、こんにゃく素材が入っていることを感じることはない。
 マンナンミールは、特許技術でこんにゃくのアルカリ臭を除去し、天然色素での着色や摩砕により加工した加工食品素材。
 マンナンミールの菓子用素材としての用途開発に取り組むハイスキー食品は、さらに加工食品素材としての汎用性を高め、今後ピューレやスムージー、カスタードクリームなどを菓子メーカーに提案していくという。
 ルーヴ空港通り店および番町店、おんまいルーヴ丸亀町グリーン店で販売中。