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ことでんで行く!「産直野菜と音楽の旅」

まさに春の行楽日和だった4月30日。
“ことでん”に乗って素敵な春旅に出かけてきました♪
その名も…「産直野菜と音楽の旅」。

企画をされたのは、
株式会社平井料理システムさん
一般社団法人街角に音楽を@香川さん
高松琴平電気鉄道株式会社さん

食(農)と、音楽と、運輸という全く異なる3つが集まって一体どんなイベントだったかと申しますと…


お楽しみその1:音楽を楽しみながら電車に揺られ、
        (SAPATOS《サパトス》ライブ電車)
お楽しみその2:春の芽息吹く農園を旅して、
        (真鍋牧場見学&アスパラ収穫体験)
お楽しみその3:採れたて野菜のランチバイキングを
        味わいながらボサノバコンサート。
        (平井の出張レストランと再びサパトスライブ)
という、なんとも盛りだくさんで欲張りな、そしてなんとも魅力的なイベント

高松築港駅を10時30分に出発した、琴平行きの電車期待に胸を膨らませ、途中の駅のホームでスタンバイしていたら…聞こえてきましたっっ
小気味よいギターと情緒あるサックスの音色の何ともいえないハーモニー
コトコト揺れる車両に一歩足を踏み入れたら、なんとも言えないのんびりと穏やかな時間が流れていました



ボサノバって、適度に明るく陽気で爽やか。それでいて、どことなく切なさを感じさせてくれて…本当に表情が豊かな音楽です。
またこれが、ことでんの車窓の田園風景にあうこと、あうこと…サパトスさん曰く、
ことでんの車両内の音響がとっても良いそうです。
揺られる電車の中で、立ってサックスを吹かれるのは大変では?と
心配もしたのですが、さすがはプロ。「力を流しながら、吹いてるから大丈夫!」ですって
そういわれてみれば、揺れに身を委ねながら上手に吹かれてまた、その音色や抑揚に趣が感じられて…ここでしか
味わえない良さがあるような気もして、なんだかとっても癒されました。


始発から既に乗ってこられたお客様で、この車両の席は満席。
なのに、イベントを知らないでやってきた乗客も、やっぱりついついここに集まってきちゃいます
車内にはGWとあってファミリーの参加が多数見られました。
まだベビーカーを利用する小さなお子様連れの3世代。
普段ならお出かけは、マイカー利用が多いこの層のファミリー層が、こうして家族で電車旅を楽しむ姿は、車両をより和やかな雰囲気にしてくれますね。電車の揺れは、ゆりかごさながら…
穏やかでやさしいボサノバミュージックは子守歌がわり…こんなにくつろげて、こんなに素敵な電車旅ができるのは、地方のローカル線ならでは。大人も子供も笑顔が溢れる電車旅“ことでん”の魅力、またまた再発見☆

こうして楽しいボサノバをBGMに向かった先は、琴平線の羽間(はざま)駅。

駅からの和やか沿線田園ウォーク。
歩いて10分ほどの場所に、目指す眞鍋牧場があります。
ここで香川県が誇るオリジナル野菜「さぬきのめざめ」というアスパラガスの収穫体験
まずは、農園主の眞鍋さんのご説明に耳を傾け…

いよいよハウスで、アスパラガスとご対面

この「さぬきのめざめ」というアスパラは、3年前に香川県が開発した早採できる品種で、見た目でいえばとにかく長いっ
頭のてっぺんが開きづらいので、普通のアスパラガスよりも長く背丈を伸ばしてから収穫できるため、スーパーなんかで見かけるアスパラガス(大体17、18cm)よりもずっと長く、
30cm〜50cmはあります。
特徴はなんといっても『茎まで柔らかく、甘い』ため生でも美味しく食べられます。大きいのに、いわゆる讃岐弁でいう「こわくない(硬くない)」アスパラ。
東京の有名店等におろされているようなのですが、こんなに美味しいものを、採りたてで地元で食べる機会が少ないのが残念!
しかも今日は、眞鍋さんの大サービスにより、隣のハウスも拝見…。黒いベールに覆われたお隣のハウスには…やっぱり…ホワイトアスパラ
品種は同じですが、光合成をさせずに色白美人に育てられるこの白いアスパラは、通常の緑のアスパラよりも
生産が少なくしかできないため高値で取引される高級食材。
そのお味のジューシーで甘いこと甘いこと…。
…ってちゃっかり、みんなで採れたてのホワイトアスパラも試食させて頂きました

実はもう一つ…密かにここには世にも珍しい、第3のアスパラを育てられているのも見てきたのですが…あまりにも珍しい!
レポートマンも正直、初めてこんなアスパラがあることを知りました…
詳細は…とりあえず秘密です(笑)
眞鍋牧場さんに行った方だけのお楽しみ…。
実際に農園に足を運んでみるって、いいですよ〜
なんだかワクワクしてきます
食育とか、地産地消とかが叫ばれていますがまだまだなかなかこうして実際に畑に出向くことは少ない現代。
特にこれからの未来を担う子供達には、野菜が育つ環境、畑の土の匂いや、肌触り、本物の野菜のみずみずしさや生命力を感じるあたたかなぬくもりに触れて欲しいなぁ…と改めて思いました。

さて、収穫体験の後は、もう一度ことでんに乗って、羽間駅から岡田駅へ。
岡田行きの電車は…今年のことでん100周年を記念したラッピング電車!
乗車すると、こんなかわいいことちゃん、ことみちゃんが出迎えてくれました。
もう、お子様達は大はしゃぎ!

いいですねぇ…このサービス。なんだか用がなくても、電車に乗ればお子様は大喜び間違いなし!です。
…とはしゃいでるうちに、あっという間に岡田駅へ。
駅に着いた途端に、ホームはなんだか美味しそうな香りいっぱいに包まれ、皆さん急に
おなかが空いて待ちきれないムードは絶頂へ…改札を抜けると、ズラーッと並ぶ美味しそうなお料理♪

地元で採れた新鮮野菜やお肉の素材の良さを十分に
引き出したお料理の数々に、大人も子供も大興奮。
思い思いに好きなお料理をとって、駅であることをすっかり忘れて
美味しいお料理に舌鼓をうつ参加者の皆様…どのテーブルからも
笑顔が溢れんばかりに溢れていました

もちろんお味の方は…◎
とても一日限りの出前出張オープンレストランのバイキング料理
ではない、本格的なお店のお料理に参加者一同大満足のご様子。
味にうるさい主婦からも大好評で
「この企画、またやってぇぇ」
という声が口々に聞かれていました。参加者のハートも胃袋も
しっかり掴む、美味しいお料理を提供してくださった
平井料理システムの皆様、本当にお疲れ様でした☆

美味しい食事が一段落した後で、再びサパトスのお二人のボサノバ
演奏を楽しみました
本格的なボサノバ曲はもちろん、懐かしの映画音楽、お子様向けのディズニーミュージックや、童謡まで、即興でいろんな音楽が飛び出して、まるで音楽のおもちゃ箱のような楽しい演奏会。

その技術力だけではない、人をひきつけるサパトスの魅力。
聴き手の方にまずは「楽しんでもらいたい」
というお二人の思いやりが感じられて嬉しくなりました。
時折、演奏にあわせて歌を口ずさむ参加者もあって、会場が一層
一体感に包まれ、聞き慣れたファンの方だけでなく、私のようなボサノバ初心者でもとっても楽しめ…
正直、すっかりハマっちゃいました
すかさず、私もサパトスのCDも購入(笑)
もっともっとこれから聴いてみたいと思っています。
今回のイベントで、改めて音楽の良さも見直しました
街角に響く音楽って、きっと色んな場面を演出してくれるもの
なんですね。だから曲を聴くだけで、思い出の場所や、思い出の人を懐かしむことができたり、時には文章では描けない情景をありありと描いてくれたり…
サパトスさんの音楽で、楽しいアスパラ収穫体験も、美味しいお料理も、車窓から見た景色も、参加者の笑顔も…
その一つひとつがかけがえのない思い出となって刻まれたような気がしています。

サパトスの木村さんと三四郎さん。
素敵な演奏、本当に有り難うございました!
また香川に遊びにきて魅力あるボサノバ、聴かせてくださいね♪

今年100歳のお誕生日を迎えた「ことでん」さん…
列車茶会といい、コンサートといい…今年はホントに楽しいイベント目白押しですネ!
次はどんな企画があるのかしら??(楽しみ♪)
われらがローカル線、“ことでん”の楽しい企画に「乗り遅れたくない!」という方は…
とりあえずまずはことでんに乗りましょう!!(笑)



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