ことでんでGO! お花見列車でお茶会開催!
まさにお花見日和の週末、楽しいイベント取材に行って参りました。
なんと…ことでんのレトロ車両を貸し切って、高松築港〜琴電琴平間を走らせ、その車両のなかで、お茶会をしようというイベント、名付けて茶会“茶楽花見茶両”
企画、主催をおこなったのは、お茶を学びながらその面白さを多くの人と共有したいと活動を続けてきた男子だけの
グループ「茶楽」のメンバーの皆様。
おそらく、全国的にみても、走る電車の中でお茶会をしようというのは極めて珍しい?!(多分初めて!?)試みに
期待が高まる中、中には、お茶会らしく着物姿も多く見られた約80人の参加者と20名のスタッフの総勢100名が2両に分かれて、片道約1時間半弱、往復で3時間弱のお茶会列車を、車窓から眺める沿線の桜とともに楽しみました。
やってきました、ことでんのレトロ列車
十代以上の人には懐かしい、あの大正レトロな列車がホームに入ってくると、懐かしさに大興奮!!
これだけでも鉄道マニアにはたまらないでしょうね(笑)
ちなみに今回のイベントはことでん(高松琴平電気鉄道)の100周年のお祝いで企画されたそうです。
イベントはここからが本番。みんなで電車に乗り込んで、いよいよお茶会の始まりです♪
一両目には、列車とは思えぬ見事なお茶手前(お茶を点てる人)が
先頭方向からは、これまた珍しい移動式のお手前!!
グループの代表のお席主(もてなす側のご主人のこと)から、「…電車ですので、途中揺れることも…」との注意喚起が入る前に
すでに、前方からゴロッという音が…
こうした初のチャレンジ企画にハプニングはつきもの。
でも、皆さん、慌てるどころかハプニングや、勝手違いの不自由ささえ楽しみながら、おもてなし。
参加者の皆様も、もちろんお茶の心得のある方から、手ほどきを受けたことはないという方まで、みんな和気藹々と楽しそうにお薄を頂いておられました
今回、お薄の御菓子に出されたのは、香川を代表する「かまど」さんのこのイベントのためだけに作られた「ことでん」をかたどったかわいらしい生菓子
苦労の甲斐あっての力作!これには美味しい生菓子を食べ慣れたお茶席常連の女性陣も大満足のご様子
店頭で買えないのが残念ではありますが、さすがは「かまど」さん!!
コトコト揺れる列車の中で、参加者も協力しながら(移動式のお手前は、お茶を出したら順番にお席の間を一つずつ
ずらしていくためお手前が自分の前にきたら、参加者の皆さんちょっと足を前に出し、このお手前の台が倒れたり
いないように台の足を少し踏んで支えていらっしゃったのです…)あっという間に琴平駅へ。
途中、岡本駅〜挿頭丘、羽間〜榎内〜琴平などでは、車窓から沿線の桜も見られて見事なお花見列車が楽しめ、
改めてのどかな田舎の原風景と、桜を楽しめることでんにコトコトゆられる列車旅の魅力も見直しました
春らしい、素敵なイベント。また企画して欲しい!という声も沢山聞かれました♪
茶楽の皆様、本当にお疲れ様でした