本四高速道路実質値上げにもの申す
高速道路が無料になるー。民主党が政権を取ったときに多くの人がその日を期待した。
しかしあれから1年も経たないうちに実質値上げとなるのは、一体どうしたことか。
昨年春からの2カ年という期限付きでETC割引がスタート。
四国から本州へ片道1000円で行けるという夢のような料金に四国の人々は本州を目指した。
また本州からはうどん店めぐりをする人などが大幅に増え、確かに週末、一般道路や観光地の駐車場などに県外ナンバーが沢山来ている。
これが無料になったらさぞや観光客も増えることだろうと胸算用をしていた観光関係者も多かったに違いない。
だがー。
平日は少しは安くなるが、週末は実質三倍に。
片道三千円というのはあまりにも突飛というかなんにも考えていない。
本州なら高速道路をどれだけ乗り継いでも片道二千円。
それが四国に渡るだけでプラス三千円だなんてナンセンス。
往復壱万円も払ってはどうしても四国という人以外は来る人はいるまい。
これまで四国各県が陳情を重ねてようやく勝ち取った橋の通行料千円の夢。
それでも高速道路を乗り継ぐため、合わせて上限二千円となり、不公平感はあったが、これでは元に戻ったのと一緒。
直前に起きた宇高フェリー廃止問題をうまく利用されたようだ。
こんなことを許しては四国はじり貧の一途。
なんとしても阻止をせねばならない。
同じ税金を払っている国民としては許してはならない問題である。