春の信州北陸旅物語(桜名所から雪の大谷ウォークへ)
香川の桜もそろそろ終わりを迎えた先週末。
自粛ムードのなかではありますが、こういう時こそ元気な四国の私が旅をして、観光ムードを高めないと
という崇高な使命感(単なるこじつけ?!)を持って、4/16〜17で、北上する桜前線の追っかけ&開通したばかりの
アルペンルートの銀世界を目指して、信州、北陸と何とも欲張りな旅をしてきました
旅の目的の1つめは、天下第一の桜と称され、関東桜名所の横綱といわれる桜名所、高遠城址のコヒガンザクラ。
場所は、長野県の南東、伊那市。
こちらはカメラで有名なオリンポスや、寒天,「かんてんぱぱ」の商品で躍進を遂げた伊那食品工業,近々の予定では、中村玉緒さんのCMでもおなじみのマロニーなど、多くの製造工場が集まる場所です。
高遠城址の桜は、明治8年、荒れたままになっていたこの場所に旧藩士達が高遠の馬場の桜を移植したのが始まり。
高遠の桜は、タカトオコヒガンザクラで、よく知られるソメイヨシノより、少しピンク色が濃い、小さめの花を
咲かせます。
園内には、なんと約1,500本以上の桜があり、「県の天然記念物」「さくら名所100選」にも選ばれています。
満開時には園全体が薄紅色に染まるこの場所。ちょうどこの土曜日は見頃はじめの7部〜満開の間といったところ。
園内一番の写真ポイント(桜雲橋周辺)がこちら…
満開までは、あともうひと息!という感じはありましたが、十分お花見を楽しめました☆入園料は500円。今年は震災の影響で、夜のライトアップは中止ですが、それでも桜最盛期は夜の8時まで楽しめるようです
また歴女、歴男のあなたのために…
この高遠城址は、江戸中期『大奥』史上最大スキャンダルといわれた『絵島生島事件』の絵島ゆかりの地です。
33歳の若さで護送され、ここにある囚人屋敷のような場所で、亡くなるまでの28年もの間、見張りの厳しい監視の中、ひっそりと過ごしたといわれる絵島。7代将軍家継の生母、月光院につかえて大奥の大年寄までのぼりつめた絵島の思いもよらぬ、悲しく、苦しい恋の結末になんとも言えない
せつなさを感じさせてくれる歴史スポットでもあります。
桜好きならずとも、一度は訪れて頂きたい桜スポットです