宇和島市の南、三浦半島の先端にその畑はあった。
水荷浦地区というところは外洋に面しているが、リアス式海岸のようになっていて海面は静か。まるで瀬戸内のようだ。
道路から段畑がよく見える。
まるでピラミッドのようにそそり立っている。
よくこんな場所で畑作が出来るものだと感心。
聞けば江戸時代の昔から半農半漁で作物を作っていたが、ご多分に漏れず、若者が田舎から都会に出て行って農作業をする人がいなくなり、荒れ地になってしまった。
そこを現在は守ろう会が修復をして、NPO法人として地元の人と一緒になって管理運営しており、各地のオーナーがここを使いながら守ることに賛同して、オーナーとなって収穫を手伝う。
通常は地元のシルバー人材センターの事業として、整地を行っている。
積み上がった見事な石垣とともに、いも畑が広がっていた。
人が二人やっと並んで歩けるほどの幅しかないが、日当たりは抜群。
土の良さも手伝って、美味しいじゃがいもが獲れている。
言うまでもなく家に帰って食べたふかしいもの美味しさは最高であった。
ふもとにある食事どころ「だんだん茶屋」も美味しい魚やいもなどが食べられるのでお薦め。
帰りに宇和島市の市街地すぐのところに1年前に出来たという道の駅みなとオアシスうわじま
「きさいや広場」を訪れた。
かなり大きな物産市場うや食事どころ、名産品真珠の展示などのコーナーがあり
大いににぎわっていた。こんな施設が高松市の海沿いにでもあればきっと流行るのに。