手打ちうどん体験道場併設の新工場が稼働
さぬき麺業(高松市松並町 香川政明社長)が整備を進めてきた、本社西にある第二工場の建て替え工事が終了。新工場でのさぬきうどん生産をスタートしている。
平成3年に取得し稼働を始めた第二工場。1階が製造工場、2階では手打ちうどん体験道場を運営してきたが、施設全体の老朽化が進んだことから新築したものだ。外観は瓦葺きのどっしりした純和風で、工場とは思えない造り。
新工場は鉄骨2階建てで、延床面積は旧工場とほぼ同じ約1000㎡。旧施設同様に1階で製造、2階を体験道場とする。製造ラインを見やすい見学コーナーとして、新たに2階に団体客専用の飲食スペースを整備した。
製造ラインは、ロール機、ねり機、麺機など一部を入れ替え作業動線を改善。乾燥室を最新設備に刷新するなど衛生環境も向上した。1日あたりの生産能力は生うどん3万食、乾麺1万食で従来通り。今後HACCPの認証取得を計画しているという。
2階の手打ちうどん体験道場は最大で100人が同時に体験可能。
隣接の団体専用飲食コーナーには100席以上を確保。うどんに讃岐おでんやミニちらし、天ぷらなどを盛り合わせたセット料理(1000円より)を提供する。