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子育てママの背中押す/高松市国分寺町で 「再就職支援講座」

 子育てしながら働きたいとする人らを対象にした「マザーズコーナー就職準備応援セミナー」が11月10日、高松市国分寺会館(高松市国分寺町)であった。
 セミナーは、ハローワーク高松 しごとプラザ高松の主催。仕事と家庭との両立、就業ブランク等々、再就職することへの不安を少しでも取り除いてもらおうと年3回開催している。
 マザーズコーナーは、ベビーカーを横に置きながら求人情報を探せるなど、子育て中の求職者らに配慮した空間を指す。しごとプラザ内には平成20年4月に設置。このほか、県内ではハローワーク丸亀にもある。
 同日、会場には子連れの母親ら15人が参加。キャリアコンサルタントの常井廣美さんが、『「働き方を考える」〜不安や迷い解消のヒントがいっぱい〜』と題したテーマのもと講演した。
 常井さんは、出来る仕事とやりたい仕事の違いなどを説明し、「まずは現実と願望を明確にしないと、なかなか動き出せないし就職にも結びつきにくい。今の自分の捉え方、考え方を少し変化させることが大事」と述懐。また、目標を持ち、自らをスキルアップさせることの重要性も強調した。
 その後、参加者らが互いに悩みを打ち明けたりする交流の時間もあった。 


困っている人に使ってください/ 大道芸フェスのチャリティ募金、日赤県支部に全額寄付

 (一社)街角に音楽を@香川(鹿庭弘百代表理事)と、香川証券㈱(中條博之社長)は11月7日、先頃高松市内で開かれた「たかまつ大道芸フェスタ2016」(MUSIC BLUE TAKAMATSU実行委主催)で行ったチャリティ募金の売上金を、高松市番町の日本赤十字社香川県支部(川部英則事務局長 以下、日赤県支部)に全額寄付した。
 フェスは10月1日〜2日にかけて開催。その際、同実行委のメンバー・街角に音楽を@香川と、特別協賛する香川証券が協力し、3年前から社会貢献活動の一環として、同会場でピエロの鼻を模したチャリティグッズ「幸せの赤い鼻」を百円で販売している。今年は2日間で最高額の九〇三九五円が集まった。
 この日、鹿庭代表理事と香川行正経営企画部長(香川証券)が日赤県支部を訪問し、川部事務局長に寄付金を直接手渡した。
 鹿庭代表理事は、「大道芸を楽しむために買っていただいた赤い鼻の売上金が結果的に寄付という形につながってうれしい。これからも続けていきたい」と述べ、川部事務局長は、「寄付は本当にありがたい。災害支援など有効に活用したい」と話した。


商工中金高松支店がリニューアルオープン/11月7日から営業開始へ

 商工中金高松支店(植田恭弘支店長)が11月7日、リニューアルオープンした。中央通り沿いにある香川三友ビル1階(高松市鍛冶屋町)の仮店舗から元の場所に戻る形で移転。
 新住所は、高松市瓦町1-3-8。志度街道沿い(ライオン通り南口)。ロイヤルパークホテル高松のすぐ西隣に位置する。来店客用の駐車場は全10台を完備している。
 新店舗は外観内観ともに、白を基調にした明るい仕上がり。外観は、「瀬戸内海のおだやかな波」をモチーフにしたつくり。店内は、透過率の高い素材を使ったブラインドを採用するなどして明るさを採り入れ、開放感あふれる空間を演出した。
 建物自体は鉄骨造の2階建て。1階は、資産運用等に関する相談ができる3つの窓口、融資に関する相談を受付ける2つの窓口を設けたほか、待ち時間も快適にくつろげるよう、ソファーを用意した「ラウンジコーナー」を開設。フリードリンクも提供する。2階のスペースは、会議室や職員食堂として活用していく。 
 同日朝、新店舗でオープニングセレモニーがあり、商工中金の稲垣光隆副社長と植田支店長をはじめとした関係者らが出席。テープカットが行われた。はじめのあいさつで稲垣副社長は、「少しでも地域の皆様のお役に立てるよう、これからも全力で頑張りたい」と意気込みを述べた。


学生有利、企業人材確保苦戦 /秋の就職面接会「かがわーくフェア」

 来年3月に大学や短大、専門学校等を卒業予定の学生らを対象にした合同就職面接会「かがわーくフェア」が11月2日、高松市林町のサンメッセ香川であった。
 同面接会は、香川労働局や香川県などの主催。毎年3回開かれているもので、今回はその2回目となる。
 この日、主要駅と会場をつなぐ無料のシャトルバスも運行。会場には、香川県内に就業場所を構える122社(昨年2回目開催121社)の企業がブースを設けて出展し、中途採用希望者を含めた求職者ら115人(同210人)が面談に挑んだ。
 本年度は就職制度の変更に伴い、企業の採用選考開始が6月1日以降になった。昨年度と比較すれば2ヶ月間、前倒しに。その分、早めに内定を出す大手企業が増え、中小企業は人材確保に苦戦している。来年度も引き続き、このスケジュールを適用することが決定している。
 内定を2つも持ちながら就職活動を続ける4年制大学に通う女子学生は、「なんか納得がいかなくて。でもとりあえず行くところはあるから安心かも」と余裕。その反面、ある介護系の中小企業は、「選考どころかブースにすら座ってもらえない」と嘆いていた。依然として学生側が有利に動ける「売り手市場」が続いている。
 香川労働局の担当者によると、建設業、医療福祉関係の企業は特に人集めに困っているという。また人手不足の観点から、業界問わず若い人材は貴重な存在。内定を出し以降も入社を決めてもらえるよう、求職者と密なコミュニケーションをとっていくことが大事になりそうだ。
 このほか、同会場で県内の農業法人が面談ブースを出展する「2016かがわ就農・就業相談会」(香川県主催)も開かれた。  


もっと交通ルール意識して/ 香川経済同友会ら、JR高松駅で安全呼び掛け

 香川県内の企業経営者らで構成される(一社)香川経済同友会(下村正治・竹内麗子両代表幹事)や県警本部などが手を組み11月3日、JR高松駅で交通安全を呼び掛ける啓蒙活動「香川スマートドライバーキャンペーン」を行った。
 キャンペーンは、香川県民の交通安全に対する意識向上を図ろうと平成23年から毎年秋に一回実施。今年で6回目。ドライバー一人ひとりが第三者に配慮する気持ちを高めることで、交通事故を減らしていくことがねらいだ。
 この日14時、高松駅内に記帳台を設け、同会の会員企業らが手分けし、「どんな些細なことでもかまいません。記入をお願いします」と街行く人らに呼び掛けつつ、交通安全を誓う宣言書を配布。多くの人らがそれに応じ、身に覚えがある経験を振り返りながらペンを走らせた。
 宣言書は16時まで近くの掲示板に張り出され、「黄色信号は止まります」「速度を守ります」「早めにウインカーを出します」「車間距離をとるよう心掛けます」などの意見多数。また、歩行者側からは、「歩きスマホをやめます」「手を挙げて横断歩道を渡ります」「自転車を乗るときは早めにライトを点灯します」などの誓いがあった。
 「横断歩道を渡るとき赤信号なら止まります」と記入した、丸亀市の女性(64歳)は、「ダメだって頭では分かっているけれど、急いでいたら車も来てないしいいやと思って渡ってしまうことがある。でも今日は紙にも書いたし、これから意識していこうと思う」と、気持ちに変化が表れた様子だった。
 県警本部の担当者によると、香川は死亡事故の多い県として知られるが、道路密度、道のつくりからして、もともと交通事故が起こりやすい要素を持っているという。「決して県外の人より安全への意識が低いわけではないが、その分、注意が求められる」と指摘している。
 このほか、同駅前広場では、県警音楽隊による演奏や、県警のマスコットキャラ、企業のユルキャラも登場するなどして見物人を楽しませた。