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県立ミュージアムにて「ピカソ展」開催

 香川県立ミュージアム(高松市玉藻町)にて、世界的な芸術家パブロ・ピカソの展示会「ピカソ展」を開催する。
 期間は3月19日(土)〜5月22日(日)。開館時間は9時」〜17時。夜間開館(毎週金曜日と瀬戸内国際芸術祭2016開催期間中[3月20日〜4月17日]の土曜日)は19時30分まで。休館日は月曜日(だたし3月21日・5月2日は開館)・3月22日(火)。観覧料は一般が1,200円、前売・団体(20名以上)1,000円。高校生以下は無料。65歳以上の人、身体障害者手帳を持っている人は観覧料免除。
 5月18日(水)「国際博物館の日」は観覧料が無料。
 関連イベントとして、成城大学名誉教授である千足伸行氏を講師に招き、「ピカソ:模倣と創造」を講演。
 日時は3月27日(日)、13時30分〜15時。定員は230名(要申込)。参加料無料。
 問い合わせは087-822-0002


第3回オリーブ産業強化推進戦略会議開催

 県の代表的な県産品である「オリーブ」を産業成長戦略として取り組む、かがわオリーブ産業強化戦略が3月1日に開催された。
 県は、平成25年度に、将来にわたって県経済の持続的発展を図るための戦略的な指針として、「香川県産業成長戦略」を策定し、本戦略の重点プロジェクトとして「オリーブ産業強化」を位置付け、そのための施策を総合的に推進してきた
 同日は、香川県出身の俳優である要潤さんをイメージキャラクターにした「オリーブ新鮮組」のPR動画を発表した。3月より首都圏の駅にある大型液晶ディスプレイにてPR動画を一定期間配信することで、県と県産品の知名度を大きく広げていくようだ。
 オリーブ産業の強化に向けた戦略では、産業の基盤となるオリーブの生産拡大への取り組みや、県産オリーブのブランド化とブランド力を活かした販売促進で同産業の持続的発展を狙う。
今後もオリーブブランドの確立へ向けて産・学・官からの取組みの推進や、実効性ある推進管理を行う方針だ。



市地域おこし協力隊4人目の委嘱式開催

 高松市は、4人目となる地域おこし協力隊隊員、武井美恵子氏の委嘱式を3月1日、市役所市長室にて行った。
 高松市地域おこし協力隊とは、人口減少により地域力が低下している山間部や島しょ部において、地元住民や来訪者にとって魅力あふれる地域づくりに取り組むために結成された団体。同隊員の知識や経験を活かしながら、 さらなる活気あるまちづくりを地域の人と取り組んでいる。
 今回、これまで欠員となっていた女木島担当隊員に千葉県佐倉市出身の武井氏を採用した。
アパレル関係の仕事を経験しており、今後の特色ある武井氏の活躍に大きな期待が寄せられることだろう。



医療最前線〜ダヴィンチ手術〜


 今や人の手を超えたロボットを用いる医療が当たり前のように行われているのはご存じだろうか。
 香川県立中央病院(高松市朝日町 太田吉夫院長)では、癌などの疾患を対象にした手術に〝ダヴィンチ〟というロボットを用いた術法を採用し、多くの患者の命を救っている。
 ダヴィンチは、3Dハイビジョンモニターで術者が手術部位を確認しながら操作でき、通常の手術に比べると、格段に精密な手術が期待できる。また、手術中に起きる〝手ぶれ〟の防止機能も搭載されており、手術中のトラブルが少ない。さらに血管の認識が正確であるため、出血が少なく身体に優しいことが特徴だ。
 執刀医の腕代わりとなる3本のアームが付いており、手術用の〝鉗子〟という特殊な器具を取り付けて手術を行う。状況に応じて鉗子を取り換えることができるので、切開・切除だけでなく、切開部分を縫うことも可能だ。
 人間の手よりも可動域が広く、安全に使用できることが、このようなロボット支援手術の最大のメリットと言えるだろう。
 現在、全国で約二百台が導入されており、開復・内視鏡手術等のほとんどがロボットを用いた手術に移行するなど、医療業界では一般化している。
 普及するきっかけとなったのは2012年4月、泌尿器科がんで最も多いとされる前立腺癌の治療に対し、公的保険を使った医療が認められたこと。県内ではすでに、中央病院を含め3ヵ所が導入しているとのこと。
 同病院では14年7月にダヴィンチを導入し、すでに五十例以上の前立腺手術の実績を上げている。さらに、じん臓の部分手術も数例実績を残しており、幅広い術法に取り組んでいる。
 16年4月、じん臓癌が、前立腺癌に次いで保険収載になる見通しで、同院ではそれに先立ち、ダヴィンチを用いたじん臓癌の手術ができるように準備を行っているとのこと。
 泌尿器科の黒瀬恭平部長は、前任地である広島県の公立病院で約4年間勤め、その時にダヴィンチの導入に携わった。前任地から含め120ほどの執刀実績があり、現在は前立腺癌を主とした手術を務めている。
 黒瀬部長は「このような優れた医療機械が目立ってきていますが、実際に扱っているのは人間です。どんなに優秀な機械でも、扱いを間違えれば良い手術はできませんので、日々のトレーニングと習熟で安全かつ確実に取り組めるよう今後も努力してまいります」と抱負を熱く語る。
 また、若い医師への教育にも努めており、専門的スキルアップを図り、的確かつ安全な医療を提供できるような体制を整えている。
 ダヴィンチは様々な可能性を秘めており、現在も術式が進化し、確実な治療が発達しているとのこと。今後も多くの疾患への積極的な適用拡大に期待が寄せられている。
 一問一答は次の通り。

 ▼どのような治療に適用できるのか

 当院では、まず泌尿器科の癌に実践するために導入しましたので、現時点では主に前立腺癌への適用となっております。海外では、泌尿器科のみならず婦人科や外科など、その他の領域まで使用されており、幅広い分野で使用されております。将来的には当院でも幅広い専門科で使用できると感じております。

 ▼ダヴィンチを受けるのに年齢制限はあるのか

 高齢者でも、病状の進行具合によっては手術が可能です。少し前までは、高齢者に対して手術は控える風潮にありました。高齢者でも悪性度の高い癌で、健康状態が良好な方であれば手術の適応になることがあります。

 ▼過去に切開経験がある人でも適用できるのか

 以前に切開手術を受けられた方でも、ダヴィンチを用いた手術を行った例がありますので、その場合は医師の判断で適用しております。

 ▼手術中に停電などが発生した時、手術が中断になる恐れがあるのでは

 その他の手術と同様で、当院には停電時の緊急電力供給システムが備わっておりますので、問題なく手術を継続することができる体制になっております。

 ▼前立腺癌の発癌が目立つ年齢は

 一般的に60〜75歳の間の方がピークだと言われています。50代の人でも稀にですが、発症する例が見られます。

 ▼前立腺癌が発症する原因は

 食生活の欧米化によって、動物性タンパクの過剰摂取が原因の一つだと言われております。もともと日本ではあまり見られない癌だったのですが、生活習慣の変化に伴い、前立腺癌を患う方は年々増加しています。

 ▼前立腺癌の予防策は

 一般的には生活習慣の改善が、癌の予防に寄与すると言われておりますので、バランスのとれた食生活と適度な運動を心掛けることが大切です。


重点道の駅に「たからだの里さいた」が選ばれる

 平成27年度重点「道の駅」に、「たからだの里さいた(三豊市)」が選定された。
 道の駅は、地方創生を具体的に実現していくための極めて有力な手段と言われており、国土交通省では26年度より関係機関と連携して、地方創生の核となるような優れた取り組みを選定し、重点的に支援している。
 同駅では、三豊市を代表する観光拠点のポテンシャルを活かしながら、活躍できる人材を都心部から採用。移住コンセルジュによる移住相談総合窓口の設置や、「地域おこし協力隊」と連携した先進移住者との交流会の開催を行うなど、文化交流等によるインバウンド観光の促進を行った。