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県内の女性経営者等、胸のうちの思いぶつける/浜田知事と意見交換会

 県内の女性経営者らと浜田恵造県知事が意見を交換する会合が12月2日、高松市サンポートのJRホテルクレメント高松で開かれ、女性が働きやすい環境づくりや、地域活性化に向けた取組みなどについて話し合った。
 会合は公益財団法人かがわ産業支援財団(中山 貢理事長)の主催。平成16年から県内企業の経営者と知事との意見交換会を毎年開催している。
 中小企業の意見を取り入れ、今後の県の産業振興施策や、財団の事業活動に反映させることがねらい。女性の活躍が求められる昨今、今年度は県内の女性経営者ら17人を招いて実施した。
 開催にあたり、中山理事長は労働人口の減少に触れながら、「香川県の経済活性化を目指すには、より一層女性の活躍が重要になる」と、あいさつした。
 その後の意見交換で、かがわ物産館「栗林庵」の杉本里香店長は、来年開かれる瀬戸内国際芸術祭を挙げ、「県内外はもちろん、海外の人にも県産品を知ってもらえるチャンス。たくさんの人にPRし、栗林公園に誘導する仕組みをつくってほしい」。
 また、学生服のリユースショップを展開する㈱サンクラッドの馬場加奈子社長からは、「女性活躍推進法は待機児童の増加にもつながる」との指摘があったうえで、「ワークライフバランスを保つためにも、保育などの公的支援の充実と制度を広く周知してほしい」と要望した。
 その話しを受けた浜田知事は、「栗林公園内にある商工奨励館を活用したパフォーマンスで観光客をしっかりおもてなししたい」、「県をあげて保育士の人材確保に努め、待機児童対策をすすめたい」と回答するなどして、期待に応えた。


〝いい会社づくり〟フォーラムin四国開催

四国経済産業局(成瀬茂夫局長)は、四国地域イノベーション協議会と連携し、〝いい会社づくり〟のより一層の意識の浸透を図る「第二回〝いい会社づくり〟フォーラムin四国」を12月1日、サンポート高松にて開催した。
永続的に成長する企業とは、業績・技術だけではなく、「人をトコトン大切にした経営」を愚直一途に実践することや、経営者にとって大切な人とは、「社員とその家族」であるなど、業績だけではなく社員へ視点を向けた経営の大切さを伝えた内容であった。


市民ら高松城の天守復元願う/丸亀町レッツホールで「秋の講演会」

 高松城の天守復元を考える講演会が11月28日、丸亀町レッツホール(高松市丸亀町)で開かれた。
 講演会は、地元の経済団体らで構成するNPO法人高松城の復元を進める市民の会(古川康造理事長)の主催。市民の会では、かつて高松市玉藻町にあった三大水城「高松城」の天守復元を目的に、城の復元をテーマにした講演会のほか、全国各地にある天守閣の視察見学会などを行っている。
 この日、香川大学経済学部准教授の西成典久氏を招き、「海城町 高松の魅力を活かすまちづくり」と題したテーマで話しを展開。
 講演で西成氏は、高松城の歴史や魅力を説明する一方、「天守復元だけではいけない」とし、「閑散とした城周辺の環境整備も大事だ」と指摘。フランスやイギリスなどの都市景観を例に挙げ、「先進事例のように、もっと歩いて楽しい町をつくるべき」とし、高松駅と高松城の周辺を緑木でいっぱいにする「玉藻城周辺公園化構想」を提案した。
 今後、市民の会は来年6月下旬頃、中津城(大分県中津市)と、小倉城(福岡県北九州市)の視察を行う予定としている。


「カガワ・ウーマン・サミット2015」閉幕

先日開催された「カガワ・ウーマン・サミット2015」は無事に終了することができました。
お忙しい中、ご来場していただいた皆様、協賛していただいた企業の方々に御礼申します。
今後とも、本誌「かがわ経済レポート」を宜しくお願い申し上げます。



EUの知識深める/高松桜井高校で出張授業

「EUがあなたの学校にやってくる」(駐日欧州連合代表部主催)と題した出張授業が11月11日、県立高松桜井高校(高松市多肥上町)の体育館であった。
 駐日欧州連合代表部と在日EU加盟国大使館では2007年以降、大使や外交官が日本全国の高校を訪問し、EUや各出身国について説明する出張授業を行っている。
 高校生のような若者に、EUやその加盟国の知識を深めてもらうことがねらい。これまで約800校、三四万六千人を超える学生が同出張授業を受けている。
 この日、同校の生徒ら約500人が出席。講師には駐日リトアニア共和国大使館の大使夫人、ガリナ・メイルーニエネさんを迎えた。
 日本語も堪能なガリナさんは英語で講義を展開(通訳付)。「EUの加盟国は何カ国あるかご存じですか。答えは28ヶ国です」という話しを皮切りに、EUの歴史や文化、共通通貨のユーロなどを丁寧に説明。EUと日本は民主主義であるという共通点にも触れた。
 また講義の終盤、「みなさんは外国に行ってみたい、住んでみたいと思いますか」との問いかけには、大半の生徒らが手を挙げていた。
 熱心に話しを聞いていた女子生徒は、「EUの歴史だけではなく、加盟できる条件も詳しく聞けてよかった。ますます興味がでてきた」と、笑顔で話した。