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今年も満濃ヒルズカントリークラブで金陵杯/日本女子ゴルフ協会

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は高松国際ホテル(高松市木太町)で5月15日、LPGAステップアップツアー「うどん県レディース金陵杯」(OHK岡山放送共催、西野金陵㈱特別協賛、香川経済レポート社など約30団体後援)を10月17〜18日の二日間、満濃ヒルズカントリークラブ(仲多度郡まんのう町)で開くと発表した。
 ステップアップツアーは、レギュラーツアーの出場権を持たない若手女子選手の育成や、レベル向上を目的に1991年から全国各地で開かれているゴルフのトーナメント。
 県内で行われる金陵杯は、昨年に続く二回目の開催。県内外のゴルフ観光客を誘致することで香川の活性化を図るとともに、2020年に開催予定の東京オリンピックに向けたジュニアゴルファーの育成もねらいとしている。ちなみに昨年は熱戦の末、西木裕紀子選手(須磨産業所属)が優勝した。
 2015年度のステップアップツアーは、昨年から2試合増えた全14試合。開催期間は、すでに4月14日から始まっている福岡大会を皮切りに、最終の京都大会がある10月22日まで行われる。どの試合も二日間にわたって実施する。
 今季の出場(資格を持つ)選手は、過去365日以内のステップアップツアーの優勝者や、入会後2年以内のプロテスト合格者などの若手ら総勢108名を予定。賞金総額は1500万円。優勝者には270万円が贈られるが、賞金は50位まで出る。
 本大会で優勝すれば、金陵杯の翌々週から始まるレギュラーツアー4試合に加え、来年度4月に開催予定の「フジサンケイレディスクラシック」の出場資格が与えられる。
 金陵杯の観戦料は、6月から販売を開始する前売券が2000円(2日間通し券、同伴者1名無料)、当日券は1200円。高校生以下は無料。期間中は「ニューレオマワールド特設駐車場」「土器川特設駐車場」「ことでん綾川駅」から無料のシャトルバスが出ることになっている。
 記者発表があった15日、小林浩美LPGA会長をはじめ、宮内正喜社長(岡山放送㈱)のほか、西野信也専務取締役(西野金陵㈱)と、梅原利之委員長(うどん県レディース金陵杯応援プロジェクト)の4名が出席し、会見に挑んだ。


漆器や家具がズラリ/サンメッセ香川で新作見本市

 香川の漆器や家具が一堂に集まるイベント「香川の家具とぬりもの新作見本市」が5月13〜14日の二日間、高松市林町のサンメッセ香川であった。
 同イベントは、香川県漆器工業協同組合(高松市春日町 佐々木敏晴理事長)が主催。全国の卸・小売業者(バイヤー)を対象に毎年開いているもの。今回で78回目。明日15〜17日の三日間は、「家具と漆器フェア2015」と名称を変え、地元の一般者ら向けに展示即売会を実施する。
 見本市では、漆器や家具のメーカーら39社が各ブースを設け、新作製品など約3500点を展示。伝統工芸技術を用いてつくられたデザイン性豊かなタンスやテーブル、食器棚のほか、艶やかな光沢を放つ香川漆器等がズラリ。
 会場に訪れたバイヤーらは、製品担当者の説明に耳を傾けながら直接手で触れるなどして、熱心に品定めをしていた。
 佐々木理事長は、「もっと多くの人に伝統技術の素晴らしさを知ってもらいたい。もちろん後世に残していくことも極めて重要」と、話している。


「21世紀源内ものづくり塾」8期生に8名を迎える

 次世代を担う若手の産業人材を育成する「21世紀源内ものづくり塾」(三原豊塾長)の入塾式および修了発表会が5月12日、高松市林町にあるサンメッセ香川であった。
 源内塾は、香川大学が平成20年に開設したもの。25年度からは、県が策定した「香川県産業成長戦略」の産業人材創出支援事業として実施を開始。
 今回、25年度に入塾した第6期生が2年間の育成プログラムを修了したと同時に、8期生となる8名を新たに迎え入れた。
 式があった日、会場には同塾のOBをはじめ、メーカーの関係者らなど約80名が出席。記念講演には、世界中から注目されているアクリルパネルメーカー、日プラ㈱の敷山靖洋専務取締役が登壇し、「香川から世界へ 日プラのものづくりのこだわり!」と題したテーマで話しを展開。
 国内外の水族館で同社が製造する大型の水槽パネルが数多く使われていることに加え、その技術・加工方法などもスクリーンを通じて紹介。「お客様に認めていただけるオンリーワンの技術を持てば、価格競争も回避できる」とし、日々技術を磨くことの大切さや、ものづくりの面白さなどを傾聴者らに説いた。その後は、第6期の修了生らが、これまでの研究成果として独自に作成したビジネスプランの発表会もあった。
 27年度の入塾生は次のとおり。
①金泥秀紀(七王工業㈱)
②中村賢司(㈱中村技研)
③中村拓弥(㈱四国総合研究所)
④畑本通子(㈱富士クリーン)
⑤藤田健一郎(フジタ自動車工業㈱)
⑥松本悠暉(高松帝酸㈱)
⑦三谷正則(四国化工㈱)
⑧森 博昭(㈱三森)


一日で県内の四国霊場「23ヶ寺」を参拝/JTB中国四国

 大手旅行会社の㈱JTB中国四国高松支店(高松市鍛冶屋町 矢田博嗣支店長)は5月10日、特別企画「みんなでつなぐ歩き遍路」を実施した。
 同イベントは先頃、四国遍路が日本遺産に登録されたことを機に企画されたもの。県内にある四国霊場「23ヶ寺」(66番〜88番)をA〜G班の7つのグループ(参加者約80人)に分かれて協力し、約150㎞を一日かけて全て歩いて参拝した。
 約20人のグループ・B班では朝、75番礼所「善通寺」を皮切りに出発し、79番礼所「天皇寺」までを順に歩いてまわった。
 この日は先達も同行し、遍路に欠かせない白衣や笠、杖を紹介。また、弘法大師「空海」をはじめ、遍路で行われる参拝作法も丁寧に説明。
 各霊場で拝む際は手を合わせ、真言宗のお経「南無大師遍照金剛」を3回唱えるなどした。このほか、歩く途中に道端のゴミを拾う清掃活動もあった。
 高松市香川町から参加していた主婦(66歳)は、「車で遍路を一週まわったことはあったが、歩くのははじめて。不安が大きかったけど、無事に最後まで歩けて良かった」と、清々しい笑顔。先達を務めた豊嶋雅弘さんは、「またお遍路をしてみたいと思ってもらえるきっかけになれば」と、話した。
 同社高松支店ではここ数年、「JTB地球いきいきプロジェクト」と題した一般者が無料で参加できる地域貢献イベントを毎年実施している。今回の遍路ツアーもその一環。
 来年度も引き続き、また違ったテーマで開催を予定。


五穀豊穣を祈念「御蚊帳垂神事」/田村神社

 田村神社(高松市一宮町 池田博文宮司)で5月8日、五穀豊穣を願う春季例大祭「御蚊帳垂神事」(おかちょうたれのしんじ)があった。
 同神社で毎年、春と秋に執り行われている恒例の神事。春は、農耕の災いをもたらす害虫や風雨を避ける意味を持つ「蚊帳」を本殿に垂らす。
 この日の本殿祭には、氏子ら約30人が参列。巫女装束を着た4人の女児による優美な「浦安の舞」や神楽が奉納された後、御霊(みたま)を移した神輿を氏子らが大きな声で「わっしょい、わっしょい」と担いで五穀豊穣を祈念した。