フェアリー・テイル Withコロナ時代のオンライン結婚式
ブライダルプロデュースの(株)フェアリー・テイル(高松市瓦町二−二−八 藤田徳子社長)は5月、香川初の「オンライン結婚式」を玉藻公園飛雲閣で創出した。
結婚式を挙げたのは、県内在住の二十代カップル。コロナ禍で式の規模縮小を考えていたところ、藤田社長がオンラインでの結婚式を提案。式の費用も同社が全額負担した。
当日は三密を避け、会場には新郎新婦と両家の両親のみが参列。式の様子はオンライン会議アプリ「Zoom」で生中継し、それを親族ら約20名のゲストがリモートで見守った。
神前式の「親族杯の儀」では、遠隔の親族も杯を傾け、ちぎりを固めた。
式の後、新郎新婦とゲストは画面を通して顔を見合わせながら、温かいお祝いのメッセージを交換した。
新婦は感激した表情で、「画面に友だちが見えて、祝福の言葉をかけてもらえた時には、涙が止まりませんでした」とコメント。
リモートで参列した新婦の祖父(93歳)は、「足が弱く欠席予定だったが、孫のきれいな花嫁姿を見れて本当に良かった」と喜んだ。