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陽子線治療の相談所「オフィスうえた」が業務開始

 がん治療には、患部を切る手術療法、抗がん剤を使用する化学療法、放射線療法がある。放射線療法は体内を通り抜ける性質を持つ電磁波で、『光子線』と呼ばれるX線やガンマ線をがん細胞に照射する治療法が一般的だ。
 放射線療法にはもう一つ、『粒子線』という、水素や炭素の原子核を利用する治療法もある。さらに『粒子線』は、水素を用いる『陽子線』、炭素を用いる『重粒子線』に分類される。
 一般的なX線療法は他の器官や組織に障害を与えやすいが、陽子線療法はがん病巣のDNAへの照射率を高められるため治療効果が高く、周囲の正常組織への影響を軽減できるメリットがあり、近年注目されている治療法。
 このたび陽子線治療の疑問に答え、医療機関の紹介まで行う『オフィスうえた』(高松市中央町5-19 植田康広代表 電話087-837-8496)が設立された。
 「従来からの一般的ながん治療である手術、化学、光子線のほかに、陽子線療法という治療方法があることを広く知って欲しい。まだ認知度は低いが、万が一の際に選択肢として上がるように情報発信に努めたい」(植田代表)
 陽子線治療は転移のない早期のがんが対象で、胃や腸など消化器系のがんには適応できないなどいくつかの条件はあるが、肺、食道、肝臓、腎臓など多くのがんに適応し、頭頸部腫瘍の一部、前立腺がん、外科切除が難しい骨軟部腫瘍、小児がんは公的医療保険が適用される。
 公的医療保険の適用されない治療も、生命保険の先進医療特約に加入していれば、先進医療部分については保険金でカバーできる。
 http://office-ueta.com/


フェアリー・テイル Withコロナ時代のオンライン結婚式

 ブライダルプロデュースの(株)フェアリー・テイル(高松市瓦町二−二−八 藤田徳子社長)は5月、香川初の「オンライン結婚式」を玉藻公園飛雲閣で創出した。
 結婚式を挙げたのは、県内在住の二十代カップル。コロナ禍で式の規模縮小を考えていたところ、藤田社長がオンラインでの結婚式を提案。式の費用も同社が全額負担した。
 当日は三密を避け、会場には新郎新婦と両家の両親のみが参列。式の様子はオンライン会議アプリ「Zoom」で生中継し、それを親族ら約20名のゲストがリモートで見守った。
 神前式の「親族杯の儀」では、遠隔の親族も杯を傾け、ちぎりを固めた。
 式の後、新郎新婦とゲストは画面を通して顔を見合わせながら、温かいお祝いのメッセージを交換した。
 新婦は感激した表情で、「画面に友だちが見えて、祝福の言葉をかけてもらえた時には、涙が止まりませんでした」とコメント。
 リモートで参列した新婦の祖父(93歳)は、「足が弱く欠席予定だったが、孫のきれいな花嫁姿を見れて本当に良かった」と喜んだ。



医療従事者に感謝を込めて、樹齢千年のオリーヴ大樹をライトアップ

 小豆島ヘルシーランド(小豆郡土庄町甲2721-1)は同所圃場内のオリーブの森EASTにある、「樹齢千年のオリーヴ大樹」を6月7日までブルーライトアップ中。
 平和と繁栄のシンボルでもある生命の樹をライトアップし、新型コロナ対応に携わる医療従事者に感謝の気持ちを込める。
 ライトアップは19時30分〜。一般入場はできない。


NTT西日本香川支店が、学生や子どもたちに備蓄食料品を寄贈

 NTT西日本 香川支店(北口哲也支店長)は、災害等の緊急時用に備蓄している食料品を香川県社会福祉協議会(西原義一会長)に寄贈した。
 新型コロナウイルスの影響を受けている学生や子どもたちを支援する活動の一環。
 5月27日、県社会福祉総合センターで寄贈式が開かれ北口支店長が西原会長に支援品目録を贈った。
 贈呈品はアルファ米100g(約2300食)、飲料水(500ml)約4500本で、県社会福祉協議会、NPO法人フードバンク香川(土手政幸理事長)から、支援団体や県内各市町の社会福祉協議会を通じて配られる。
 左/北口支店長 右/西原会長