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高松グリーンロータークラブが高松中央高校で「命の授業」


 骨髄提供に関する様々な課題について啓蒙活動を続けている高松グリーンロータリークラブ(八田憲明会長)は、3月11日、高松中央高校(高松市 香川泰造校長)で「命の授業」を開催。
 講師に迎えたのは、かがわ・骨髄バンクを応援する会の後藤千英副代表。後藤さんは17歳の時、白血病のひとつである骨髄異形成症候群と診断され大学、社会人と経過観察を続けていたが、2009年(29歳)で突然不調に見舞われる。輸血や新薬を試したが効果はなく、骨髄移植の治療を選択し2012年骨髄バンク登録、同年移植手術をし社会復帰している。現在は経験者のひとりとして、骨髄移植、骨髄バンクへの理解啓蒙のため全国で講演活動を続けている後藤さんは同校の1、2年生(約600名)を前に、「命をかけて 手に入れた宝物 血液がんと骨髄移植day2473」と題して講演。
 「今年は移植により人生をリセットして7回目のセカンドバースディ。上がらない雨はないので諦めないこと、健康でいられるからこそ喜怒哀楽がある、当たり前のことほど貴重で尊いものだ」と話し、いま生きている自分を大切にしようと呼びかけた。


街角に音楽を@香川の祝賀会、リーガで盛大に/鹿庭代表理事「多くの出会いに感謝」

 香川県の文化芸術の振興に貢献した個人や団体を顕彰する「平成30年度香川県文化芸術選奨」を受賞した(一社)街角に音楽を@香川(鹿庭弘百代表理事)の受賞記念祝賀会が2月3日、リーガホテルゼスト高松(高松市古新町)で盛大に開かれた。
 2010年に組織された同法人は、国内外の大物ミュージシャンやアーティストらが参加する、貴重なコンサートやフェスティバルを毎年企画するなどして街の賑わい創出に大きく貢献している。この日は同法人に関わるアーティストやサポーターなど約130人が出席した。
 はじめに祝賀会の発起人代表・四国ツーリズム創造機構の松田清宏会長は、「(同法人の)活動がもっともっと深く広くなることに期待している」。これに続き、平井卓也IT・科学技術担当相は「鹿庭さんは本当に音楽が好き、この街も好き。その一生懸命な姿に皆さんも自然と引き込まれたのだと思う。私も国の立場でこれから支援をしていきたい」とあいさつした。
 また浜田知事は、「(鹿庭さんは)魅力のある街づくりに大変貢献している。香川県としては芸術の力で地域活性化に取り組んでいきたいと思っているところ。鹿庭さんをはじめ、皆さんでこれまで以上に香川を盛り上げていってほしい」と期待を寄せた。
 これらを受け、鹿庭代表理事は法人設立から現在に至るまでを振り返りながら「皆さんとの出会いがあったからこそ、我々の活動は思わぬ広がりをみせた。多くの出会いに感謝したい」と謝辞を述べた。


渡辺氏「競合よく調べてみて」/営業テクを授ける研修、参加者「気付き」続々

 (一社)香川県中小企業診断士協会(高松市林町 山下益明会長)が2月2日、サンポートホール高松(高松市サンポート)の会議室で営業テクニックを授ける一日研修を実施。参加した企業経営者や一般社員らはワークシートをつかって自身の性格を分析したり、マーケティング手法を学ぶなどして各自各社の売上アップにつながる策を考えた。
 講師を務めたのは高松市の経営コンサル会社・ワタナベコンサルティング代表の渡辺日菜子さん(中小企業診断士)。同協会会員の渡辺さんは、トップダウンよりも「ボトムアップ」を重視して(企業の)売上拡大を図るコンサルスタイル。営業社員のモチベーションアップなどを得意としている。
 この日のメーンテーマは「自己実現を自社の営業で叶える〜心理学に基づいた営業活動のテクニック〜」。午後の研修で渡辺さんは、20の質問項目から自身のタイプ(性格)を弾き出す自己分析手法を紹介。また、特に意識する競合他社の経営理念や売上規模、従業員数を書き込むワークでは、参加者のペンが止まる姿も。渡辺さんは「この点、実は意外と知らなかったりするもの」とし、自社との違いを比較する際には重要なファクターになり得ることを示した。
 このほか、市場を開拓するために効果的とされるマーケティング手法「STPマーケティング」の仕組みも解説。参加者は半年後を目処に「(自分が新たに)売りたい顧客は誰か」、「(その市場に)どんな商品を販売したいか」等を具体的に考えた後、ペアになって意見交換するなどした。
 一日の振り返りで、企業経営者は「今後のビジョンがみえてきた。さっそく社員と共有したい」と大満足。一般社員も「まだまだ自分に出来ていないことが明確に分かって良かった。明日からでも実践したい」と気持ちを新たにしていた。


高松市内で「SDGs」の企業向け研修/参加者、カードゲームで協調性学ぶ

 今、全国的に関心度が高まってきているSDGs(エスディージーズ)。「香川県でも取り組むべき課題」として立ち上がった「SDGs四国88(槌谷真紀代表)」は1月31日夜、カードをつかってエスディージーズが体感できる研修を三井住友海上(高松市古新町)の会議室で開催。参加した企業担当者ら40人は、(カード)ゲームを通じて協調性の大切さを学んだ。
 エスディージーズは、日本語で「持続可能な開発目標」のこと。ここには世界各国で起こる様々な問題を、世界中の皆で協力し解決していく17の国際目標(と169のターゲット)が定められている。17の項目には「貧困」や「環境問題」などがテーマとして掲げられており、2030年までの達成を目標にしている。
 この日ファシリテーターを務めた渡邉芳彦さんは冒頭、持続可能な開発に「『経済成長』『環境保護』『社会的包摂』の3つの実現と調和が重要」と説明。ゲーム前、「この3つのバランスを意識することが全員の課題」としたうえで、個々の達成目標が書かれたオリジナルカードを配布した。
 参加者はペアになってゲームを開始。各々の目標クリアに向けて、他ペアに協力を仰ぐことは自由。「2030年に望む世界」をテーマに、前半では「経済成長」のみ極端に伸びたが、後半には他ペアとの協力が顕著となり「環境保護」「社会的包摂」も大きく伸ばせる結果に。ゲームの振り返りで、あるチームからは「前半は自分の目標ばかりに気を取られたが、後半では自然と協力を考えることができた」とする意見がでた。
 終わりに渡邉さんは、「一人ひとりが世界を変える起点であるということ。まずは自分自身ができることからやってみるべき」と示した。


四国の日本公庫6支店が女性活躍テーマのアワード/最優秀賞に初の宇和島支店

 日本政策金融公庫(以下、日本公庫)の四国内6支店が一堂に会し、女性活躍推進をテーマにした各々の取組みを競う大会「四国ブロックアワード」が1月22日、日本公庫高松支店(高松市寿町 和田めぐみ支店長)であり、最優秀賞に宇和島支店が選ばれた。
 アワードは女性活躍のほか、職場環境向上にもつなげようと日本公庫が毎年開催しているもので今年8回目。全国10ブロックに分けて行われる地方予選で最優秀賞を獲得すれば、本店(東京都千代田区)で競う全国大会行きの切符を手にすることができる。
 この日、「四国地区拠点支店」として初めから全国行きが決まっている高松支店をはじめ松山支店、徳島支店、高知支店、新居浜支店、宇和島支店の6支店が参加した。四国ブロック地域委員長の和田支店長が挨拶した後、各支店の担当者らが6分の持ち時間で独自の取組みをプレゼンテーション。高松支店は、香川県の女性活躍推進施策「かがわ女性キラサポ宣言登録制度」を実施する企業を対象にした融資を実行したほか、香川労働局と働き方改革に係る連携協定を結んだことなどを報告した。
 日本公庫の役員らによる審査の結果、最優秀賞は宇和島支店に決まり、和田支店長から表彰状が手渡された。
 四国地区で初の最優秀賞に選ばれた宇和島支店は、広報活動の充実に向けて地元の新聞社と意見交換会を実施したことや、宇和島市役所が立ち上げた「高校生まちづくり課」のプロジェクトに積極参加していることなどを紹介した。
 今後、高松支店と宇和島支店は2月15日、四国ブロックの代表として全国大会に出場する。