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「KAGAWAアンバサダー」に22人委嘱/6人が県庁で委嘱式

 香川県の事業「KAGAWAアンバサダー」にこのたび、再任も含めた22人を委嘱。4月12日、県庁でその委嘱式があった。任期は今年4月1日から平成32年3月31日までの2年間。
 KAGAWAアンバサダーは、出身や赴任など香川県に何らかのゆかりがあり、海外で活躍する人を知事が委嘱するもの。海外で香川の魅力をPRしてもらうことで、香川県の活性化につなげている。
 今回委嘱した22人を含めて現在、昨年度から尽力する5人を足した27人が12ヶ国・1地域で香川の情報発信に努めている。アンバサダーには、これまで音楽や美術、スポーツ、法律、経済など幅広い分野で活躍する人らが委嘱されている。
 この日、22人のなかから6人が出席。浜田知事からそれぞれ委嘱状とアンバサダーの名刺を受け取った。ローマでの画業40年以上という洋画家・平田ゆたかさん(綾川町出身)は、「香川を行ったり来たりすることで気付きも多い。さらに貢献できるよう頑張りたい」とした。


高額寄付者に感謝状、38施設・団体に助成決定通知書/香川県共同募金会

 平成29年度の共同募金運動において、(社福)香川県共同募金会の八木壮一郎会長が多額の寄付を行った個人や経済団体らに感謝状を、彼らから集めた寄付金を助成金(30年度助成事業)という形で有意義につかってもらう福祉関係の38施設・団体に助成決定通知書を手渡す式典が4月6日、高松市福岡町の香川県共同募金会館であった。この日、通知書を交付した施設・団体には合計で26,88万円を助成する。
 香川県共同募金会によると、「テーマ募金」を除いた平成29年度の香川県の募金実績(昨年10月〜12月31日)は、2億6,142万円(目標額865万円減)で、前年度と比較して約529万円のダウン。自治会における募金ボランティアが各家庭を訪問して寄付金を集める「戸別募金」は約398万円、各職場の従業員から寄付金を集める「職域募金」は約73万円、それぞれ前年度と比較して減ったことが主要因とみられる。
 一方、NPOやボランティア団体などが募金活動を実施する「テーマ募金」(今年1月1日〜3月31日)では7団体が参加し、目標額465万円に対して428万円(3月26日現在)が集まったとしている。
 また助成について、社会福祉施設の整備や福祉活動費に充ててもらう「広域助成」の要望が58件・4,198万円(前年度比7件減・1,015万円減)であったのに対し、確定した助成額は45件・3,599万円。要望に対する助成率としては過去5年で二番目に低い結果だったという。


賃貸マンションとデイサービスセンター併設の新施設完成/4月1日グランドオープン

 賃貸マンション「ロイヤルレジデンス・プリモ」と、デイサービスセンター「ロイヤルケア高松 デイサービスセンター・テルメ」を併設した新施設が完成し4月1日、グランドオープンした。
 設計・施工は、総合建設業の小竹興業㈱(高松市福岡町 小竹和夫社長)が担当。運営管理は、グループ会社の㈱シニアライフアシスト(同市同町 同社長)が行う。
 場所は、ラウンドワンスタジアム高松(同市松島町)のすぐ西隣。約一年前から工事を進めていた。建物のオーナーはアオイ興産㈱(同市田村町 稲毛康二社長)で、シニアライフアシストと賃貸借契約を結んでいる。
 新施設は鉄骨造の7階建て。1階から3階までがデイサービスセンター(定員70人、今後最大100人まで増員予定)で、4階から7階が賃貸マンションとなる。
 各フロアの特徴として、まず1階には大浴場が広がり、筋力の維持や向上を図れる歩行浴などを設置。2階は、主に食事ができるデイルームになっていて、栄養バランスを考えたメニューを提供しながら介護食や治療食にも対応する。またカフェコーナーもあり、ここでは焼きたてパンなど朝食献立を提供する。
 3階は、全長80mの室内歩行ができる回廊をつくっているほか、フィットネス機器などを設置。具体的には、身体のバランス感覚を養う「歩行快然トランポリン」(西日本初)や、一度に複数人が筋力を高められるリハビリマシン「ボディスパイダー」(香川県初)を置いている。
 一方の賃貸マンションは、4階に7部屋、5階に7部屋、6階に7部屋、7階に6部屋の、計27部屋を用意。例えばワンルーム(専有面積41㎡、バルコニー面積9.01㎡)なら、家賃8万円の管理費3万円。1LDK(専有面積46.18㎡、バルコニー面積12.29㎡)なら、家賃9万5千円の管理費3万円。いずれもセコムのセキュリティに加え、管理人が24時間体制で対応する。
 また7階にはカフェレストランがあり、栄養価を計算してバランスのとれた食事を提供する。介護食や治療食にも対応し、食事を部屋まで運ぶデリバリーサービスも行う。
 3月29日、新施設でオープンニングセレモニーが開かれ、協力会社など関係者らが出席。あいさつで小竹社長は、感謝の意を述べたうえで「今回の施設を含めた3施設がより一層、地域の皆様のお役に立てる存在になっていければ」と期待を寄せた。
 シニアライフアシストでは、新施設のほか、介護付有料老人ホームの「ロイヤルケア高松(2005年1月オープン)」と、「ロイヤルケア高松 アネックス(2011年2月オープン)」の運営管理も行っている。いずれも場所は高松市福岡町。


産学官金連携事業/桑の葉サイダーが販売

 さぬき市はこの度、産学官金連携事業新商品発表・試飲会を3月29日に開催。特産の桑の葉を生かしたオリジナル炭酸飲料を開発したと発表した。
 同事業は地域活性化を目的に企業・学校・行政・銀行がコンソーシアムを形成し、企画から開発まで行う取り組み。生産者やブランディングの専門家といった市内事業者や徳島文理大学に加え、地域金融機関とも協力して昨年7月から開発を進めてきた。
 市の出身である発明家、平賀源内のモチーフを活用したPRを推進していることから、「桑」と平賀源内が開発した「エレキテル」と合わせて「クワキテル」と命名。「面白くもなければ誰も興味を惹かない」
 という想いのもと、飲んでみたくなるまか不思議な飲み物として、発信力の強い20〜30代の層をターゲットとし販売する。
 また、桑の葉の成分で、血糖値の上昇を抑制する効果に期待でき、カフェインを含んでいないことから、妊婦や子どもも飲めることが特長。
 同日、会場となったさぬき市ワイナリーには、大山茂樹市長はじめ関係団体が出席。発表会では同大学より水野貴之准教授が登壇し、商品の特長や開発までの道のりを発表する。
 大山市長は「何気ない日常の場面で〝クワキテル〟を飲む習慣を根ざし、よりさぬき市全体の活性化に繋げられるよう期待したい」
 と、笑顔を見せた。
 クワキテルは7月1日より、津田の松原SA、平賀源内記念館などで販売する。価格は270円(税込み)。



オリーブ地鶏誕生/県産品の更なる飛躍を

 香川県とオリーブ地鶏振興会(三島義之会長)は、平成26年より生産者と流通業者・行政等が一体となって開発してきた「オリーブ地鶏」販売開始に向けた発表会を3月27日、高松国際ホテルにて開催。
 同日、会場には来賓・飲食業者らを含め約180人もの来場者が足を運び、盛大に盛り上がりを見せていた。
 主催者挨拶にて浜田知事は「百貨店・スーパーなどで販売されるのみならず、ホテルや料理店で提供されることで、より多くの人に情報発信されるよう尽力していきたい」
 と燃える胸中を明かす。
 三島会長は「オリーブ牛・豚の流れがある中で、オリーブ地鶏が誕生したことはたいへん心強いこと。この度の発表会を機会に、全国へのPRを積極的に行っていきたい」
 と、力強く語った。
 試食会では、参加者は立食・ブッフェ形式にてオリーブ地鶏を使用した料理を味わいながら「さっぱり、すっきりした味わい」
 の声が挙がっており、新たな県産地鶏に期待を寄せた。
 オリーブ地鶏は、通常の鶏肉に比べて甘み成分「グリシン」が1.6倍、うまみ成分「コハク酸」が1.2倍高いのが特長。高松三越や県内の一部スーパーで販売を開始している。
 オリーブ牛・夢豚・地鶏という三種の神器が、県産品の更なる飛躍に繋がることに期待したい。