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平均搭乗率70%超で好調/「高松ー台北線」3月で就航5周年、高松空港でセレモニー

 台湾の航空会社・チャイナエアラインが運航する「高松ー台北線」が今年3月21日に就航5周年を迎えたことを記念して同日、高松香南町の高松空港でセレモニーが開かれた。高松空港振興期成会の会長を務める浜田知事や観光関係者らが出席し、くす玉割りを行うなどして、その節目を祝った。
 同路線は、2013年3月に就航し、木・日曜の週2往復でスタート。好調な滑り出しとなり、翌年3月には火・土曜を追加して週4往復に増やした。
 その後、インバウンド(訪日外国人)客の増加が見込まれる瀬戸内国際芸術祭の開幕に合わせ、2016年の3月からは火曜を除いた週6往復に。芸術祭が閉幕した同年11月の平均搭乗率は80%近くにまで上っていた。
 芸術祭が終わった翌12月からは、水・木・土・日曜の週4往復に戻していたが、2017年3月下旬からは、再び火曜を除いた週6往復で現在も運航を続けている。
 直近となる昨年4月から今年2月までの平均搭乗率は74.5%。インバウンドが数値を大きく引き上げたとしている。
 今、夏ダイヤとして月・金曜の高松発は11時35分。日曜の高松着は18時5分。金曜に高松を出発すれば、土日と組み合わせてほぼ二日半、台湾を満喫できる。


四国のクルーズ寄港回数が過去最高の見込み、四国地方整備局が検討会で報告

 四国地方整備局が3月20日、高松サンポート合同庁舎で開かれた会合で、今年の四国のクルーズ船寄港回数が過去最高の見込みとなる速報値を発表。この日、出席者らと今後の誘致に向けた取組み策などを申し合わせた。
 同局の発表によると、昨年の四国におけるクルーズ船の寄港回数は、過去最高の実績93回(前年比1.66倍)であったのに対し、今年はそれを大幅に上回る、29回も増えた122回(同1.31倍)になる見込みとしている。
 特に大三島(今治市)の宮浦港に31回(昨年0回)、直島の宮浦港に14回(同6回)寄港することが決まっており、これらが数値を高く引き上げた模様。高知港が最多の33回となる。
 その主要因として昨年10月に就航したクルーズ客船「ガンツウ」を列挙。今年2月の実績としては、すでにこのガンツウが大三島と直島の宮浦港に各々2回ずつ、計4回(昨年同月0回)寄港している。
 また、香川県内の寄港予定数をみると、宮浦港ほか、高松港に13回(昨年13回)、坂出港1回(同1回)、小豆島の内海港4回(同5回)となっている。
 ただし、これらの速報値はあくまで寄港予定が確定している数値の計上となっていて、今後の誘致活動次第でさらに増える可能性があるとしている。
 この日、開かれた会合は「四国における瀬戸内海クルーズ振興検討会」。検討会は、香川と愛媛の港湾に寄港するクルーズ船の回数が瀬戸内海沿岸の他港(広島港・宇野港)と比較し、少ない状況にあるとして同局が昨年5月に設置。商工会議所や観光、交通の関係者ほか、香川県や愛媛県、四国運輸局などの行政機関らで構成されている。
 3回目となる今回は、検討会のメンバーら約30人が出席。クルーズ振興における近年の動向が報告されたほか、高松港と坂出港、松山港への寄港促進に向けた今後の課題や対応策などが話し合われた。


ミス・ユニバース香川代表の京極さん、日本大会は二次審査で涙/「後悔一切ない」

 世界一の美女を決める国際的コンテスト「2018ミス・ユニバース」の日本大会が3月19日夜、東京都内のホテルで開かれ、地方大会を勝ち抜いた各県の代表者ら36人が出場。頂点に三重県代表でタレント活動などを行う加藤遊海さん(21歳)が選ばれた。
 香川県代表は、この3月まで英明高校に通っていた京極ひなたさん(4月から大学生)。地方予選となる香川大会では、最年少でありながら持ち前の明るさと笑顔を武器に存在感を遺憾なく発揮し、ファイナリスト14人の頂点に立った。日本大会直前の3月15日夜には、高松市内で関係者らを招いた京極さんの激励会が開かれ、彼女の健闘を祈った。
 日本大会の選考は勝ち上がり方式。京極さんは最初のスピーチ審査をパスし、ベスト18に選ばれたが、次のベスト10を決める水着姿になってのウォーキング審査で涙を呑んだ。
 日本大会を終えた京極さんは、「正直、日本代表しか見えていなかったので悔しいです。でもベスト18は間違いなく全力を尽くしての結果。何一つやり残したことはありません。これまで私を支え応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」とコメント。また日本代表の加藤さんに向けては「胸を張って世界で戦ってきてほしいです」とエールを送っている。


参加者ら熱心に財務学ぶ/オークラホテル高松で「農業経営者セミナー」

 香川県農業協同組合と香川県信用農業協同組合連合会、農林中央金庫高松支店、香川県農業会議の4機関で共催する「農業経営者セミナー」が3月20日、高松市城東町のオークラホテル高松で開かれた。参加者は財務面を中心に考える経営基盤の強化策などを熱心に学んだ。
 セミナーは、農業関係者らが関心を寄せるテーマを採用しながら毎年開催している。今回の演題は、「経営拡大に向けた財務基盤強化について」。中小企業診断士でエースコンサルティングの椎原秀雄氏を講師に迎えた。
 この日、農業に関わる企業経営者ら約70人が参加。椎原氏は冒頭、財務分析する際に「まず収益性、安全性、生産性、成長性、効率性の5つが現状、どのようになっているのかを細かく分析する必要がある」と指摘した。
 また、銀行融資を受ける場合には、近い将来の資金収支を書きあらわした「資金繰り予定表」が役立つと説明。「資金調達の必要性と返済可能性を明確にアピールすることが不可欠」とした。
 セミナー終了後は、意見交換会もあった。


四国地区で優秀賞に選ばれた高校生らがビジネスプラン発表/香川県から観音寺一高

 日本政策金融公庫四国創業支援センター(佐藤公昭所長)が3月18日、四国内の高校生らを招集したビジネスプラン発表会を、高松市ヨット競技場で開いた。
 日本政策金融公庫がはじめた、全国の高校生がビジネスアイデアを競う大会「創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ」。今年度の第5回目には全国385校(総数3247プラン)が参加し、今年1月、絞り込まれたファイナリスト10組がプレゼンに挑んだ最終審査会が東京都内で開かれた。
 発表会は、今回の大会で優秀賞として選ばれた四国地区の高校生らを招待して初開催した。この日は5つの高校(香川県1校、徳島県1校、愛媛県2校、高知県1校)が参加。地域や社会の課題解決をテーマに、各校で試行錯誤しながら考案したユニークなビジネスプランが紹介された。
 香川県からは、県立観音寺第一高校が上位100位内(ベスト100)にランクイン。タイトルは「高齢者 ドライバー革命」で、発表では高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違い事故に着目し、ドライバーが車に乗れる能力があるどうかを自身でテストできるアプリの実用化を提案した。
 また、準グランプリに選ばれた長浜高校(愛媛県)は冒頭、海水魚のカクレクマノミがイソギンチャクに刺されない理由を解明したことを報告。「(刺されない理由は)マグネシウムの濃度にあった」として、この大発見をイソギンチャクの仲間であるクラゲに応用しても的中。この実験結果を踏まえ、海水浴客やサーファー向けにマグネシウムがたっぷり含まれた「クラゲ予防クリーム」を開発したプランを発表した。ちなみにこの大発見は、世界からも高く評価されている。
 その後、起業家の講演に、ソーラーパネル清掃ロボットを開発・販売する㈱未来機械(高松市)の三宅 徹社長が登壇し、大学院在学中に現会社を設立したことなどを説明。高校生から、「将来起業するうえで、今何をすべきか」という質問があがると、三宅社長は、「とにかく好きなこと、面白いと思うことは周りを気にせず何でもやってみること」などアドバイスした。