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「日本大会頑張ります」/ ミス・ユニバース香川代表の京極さんら、高松市役所訪問

 先頃10月に開かれた「ミス・ユニバース・ジャパン」の香川大会(永原いさよ実行委員長=㈱エルネストジャパン社長)でグランプリを獲得し、香川代表に選ばれた京極ひなたさんをはじめ、準グランプリの冨田麻友さん、準々グランプリの岸 彩那さんほか、永原実行委員長が11月13日夕、高松市役所を訪問した。
 世界一の美を競い合う祭典「ミス・ユニバース」。世界大会を前に、日本大会に出場する女性を決めるための予選として今、全国各地で地方大会が開催されている。今回の香川大会には14人が出場した。
 このたび香川代表に選ばれた京極さんは英明高校3年で、出場者のなかでも最年少の17歳。「絶対グランプリをとる」という意気込みで挑んだ大会本番では、持ち前の明るさなどチャームポイントをすべて出し切り、グランプリに輝いた。今後さらに美を磨くなどして、来年行われる日本大会に備える。
 この日の市長表敬訪問で、京極さんは、「17歳の私が香川県代表という責任を背負っていくうえで何が大切かを一から考え直し、日本大会に向けて一生懸命頑張ります」と抱負。大西高松市長は、「これからも研鑽を積んで日本大会でも大いに活躍してください」とエールを送った。


尾田氏「自分の想い言語化して」/ 高松市で女性限定の「起業・創業支援セミナー」

 伝統工芸のプロデュース会社・ツタエル(高松市)の尾田美和子代表を講師に迎えた女性限定の「起業・創業支援セミナー」が11月11日、高松市屋島西町の高松テルサで開かれ、尾田代表は参加者らに、「相手に伝えたい自分の想いを徹底的に言語化することが大事」と呼び掛けた。
 セミナーは香川県の主催。「働く女性活躍応援セミナー」として平成27年から開催しているもので、今年で3回目。今回は「キャリアアップ」、「起業・創業支援」、「男性管理職」をテーマにした各セミナーを企画し、全6回分(各テーマ2回ずつ)を10月から12月にかけて、高松市と丸亀市で開いている。
 この日のはじめ、㈱ビッグバン(高松市林町)の川上実氏(中小企業診断士)が講師として登壇し、ビジネスプランを作成する際のポイントや、事業コンセプトの本質、プロモーション(販売促進)の考え方などを丁寧に説明。大企業を事例に、成功するためのヒントとして「革新的商品の創出、原価を抑えた商品づくり、ニーズへの徹底対応」の3つを列挙した。
 その後の講演で尾田代表は開口一番、創業して約2年半経つ自身の会社を振り返り、「完璧なビジネスモデルだと思って立ち上げても苦難の連続。実際の市場は厳しいもの」と所感を述べたうえで、「まずどんなことにも耐え抜く覚悟、そしてブレない軸を持つことが必要」と考えを示した。
 ツタエルでは現在、伝統工芸の西陣織とベビーシューズを組み合わせた、赤ちゃんが初めて履く靴「ファーストシューズ」の企画開発・販売までを手掛けている。
 創業前、モデルは頭にあるものの知名度がなく、最初の関門、サンプルの製作を依頼できる縫製工場を見つけるのに苦労したことを述懐。後、三豊市の縫製工場(㈱丸栄)が引き受けるも、いざ量産になるとサンプルの仕上がりとは異なり、指摘すると「(縫製工場から)これ以上はできない。もう尾田さんからの仕事は受けられないとまで言われ、悩みに悩んだ」と一時絶命状態だったことも。
 それも束の間、希望の縫製技術を実行してもらうために頭を下げ、職人との会話を通じて的確な表現方法(言葉)を模索。改善点・修正点などを一つひとつ作業依頼書の工程毎に細かく反映させたことで、すべてのシューズが想像以上の仕上がりに変わったというエピソードを紹介した。「自分の想いを言葉に置き換える作業はとにかく大変。でも必ず大きな強みになる。私はそう。ぜひチャレンジしてみて」とエールを送った。
 将来、起業を考えているという参加者のOLは、「すごく熱い気持ちが伝わってきて感動した。苦しみを乗り越えるためにも、自分の気持ちが一番大事だと思った」と、確かな手応えを感じた様子で話した。
 ラストの「男性管理職セミナー」は、12月1日は丸亀市生涯学習センターで、12月12日は高松テルサで開かれる。講師はビッグバンの山下益明社長(中小企業診断士)。いずれも13時~16時。男性限定で定員30名。
TEL:087-811-6665(働く女性活躍応援セミナー事務局)


県と岡山理科大学が就職支援協定を締結

 香川県はこの度、岡山理科大学(柳澤康信学長)と就職支援に関する協定を締結。10月25日、県庁知事応接室にて締結式が開催された。
 県では、大学進学者のうち約8割が県外の大学に進学していることから、県出身学生の多い大学と就職支援協定を締結し、学生のUターン・Iターン就職を支援する。
 大学進学時に県外に流出した若年者を呼び戻し、県内企業の人材確保を支援するとともに、香川県経済の活性化を図ることが目的。
 同日、式典には同大学より柳澤学長、浜田恵造知事が出席した。
 浜田知事は「この度の協定は、県の就職支援を効果的に実施していく上でも大変心強い」と、歓喜の表情を見せる。
 柳澤学長は「岡山県の私立大学として、香川県と一層の連携を取っていけるよう努めていきたい」と述べた。
 同大学では毎年、約百人もの香川出身の学生が入学。卒業時では県出身者約七十人の内、四十人以上の学生が香川へUターン就職が実現していることから、今後はより一層の効果が期待できることだろう。
 協定の主な内容は次の通り。
 ▼学生や保護者に対する各種イベント等の周知に関すること。▼学内で行う合同企業説明会等の開催に関すること。▼学生のU・Iターン就職に係る情報交換及び実績把握に関すること。▼香川県内における学生のU・Iターン就職活動の支援に関すること。▼県内企業等における学生のインターンシップ受入の支援に関すること。▼その他、学生のU・Iターン就職促進に関すること。


県と四国コカ・コーラが健康推進に向けた協定を締結

 香川県は四国コカ・コーラボトリング㈱(高松市 原 幹弘社長)と「健康増進の推進に関する協定」の締結式がこの度、県庁にて開催した。
 同日、式には浜田恵造知事と原社長が出席。
 同協定は、香川県は「健やか香川21ヘルスプラン(第二次)」に沿って、県民自らが健康づくりに取り組むことを基本に、ライフステージに応じた健康づくりを総合的に推進。しかし、栄養の偏りや運動不足などの生活習慣の乱れにより引き起こされる、糖尿病をはじめとする生活習慣病は、依然として増加傾向にあり、医療費や介護費用が増大する要因ともなっている。
 こうした中、県民の健康増進に寄与し、「健康長寿かがわの実現」を図るため、同社は香川県内で販売する特定保健用食品、機能性標示食品及び希少糖を使用した関連飲料の売上げの一部を県に寄附し、希少糖ブランドの向上と普及に貢献するとともに、県の生活習慣病対策の推進などに関する事業を支援することを目的としている。
 なお、同社の健康増進の分野に係る協定締結は、四国初となる。
 浜田知事は「糖尿病の持病率が全国でも目立つ中、この度の協定締結はたいへん意義のあるもの」と述べた。
 原社長は「地域社会の問題・課題を、事業を通じていく思想のもと、産業発展の希少糖ホワイトバレー構想などの取り組みにどのようにして協力できるかを考える中、この度の協定締結は光栄に感じる。
 今後も更なるラインナップと販売拡大を県と共に図りながら、社会問題の解決へ導いていきたい」
 と、燃える胸中を明かす。
 寄附対象商品は9種類14品目。希少糖入り飲料、特定保健用食品、機能性標示食品が対象となる。
 同協定を通じ、県民の健康増進と希少糖ブランドの普及に繋がることに注目していきたい。


11月10日を「希少糖の日」に/ドーム広場でセレモニー

 (一社)希少糖普及協会(高松市 近藤浩二代表理事会長=香川大学名誉教授)が11月10日を「いい糖の日」として「希少糖の日」に制定。(一社)日本記念日協会に申請を行いこのたび、登録されることになった。
 希少糖は、国際希少糖学会(何森 健会長=香川大学特命教授)が「自然界に微量にしか存在しない単糖」と定義している香川発の糖で、種類にして50以上ある。香川大学を中心に産学官が連携して研究を進めている。
 希少糖のなかでも「プシコース(アルロース)」と呼ばれる種類は、砂糖の7割程度の甘味がありながら、カロリーはほぼゼロ。食後の血糖値上昇や内臓脂肪の蓄積を抑えられるというデータもあり、医療や化粧品の分野などにも応用されている。
 希少糖を使用した商品化はシロップが初で、2012年に一般向けに香川県内で先行販売。2013年にはシロップ製造工場を本格稼働させて全国販売を開始し、これまで知名度をあげてきた。
 「希少糖の日」に合わせた11月10日、高松丸亀町壱番街前ドーム広場で記念式典が開かれ、浜田恵造知事や近藤代表理事会長をはじめとした関係者らが出席。制定を祝したバルーンテープカットが行われた。
 あいさつで近藤代表理事会長は、「希少糖の記念日がつくられることを心から待ち望んでいた。これを契機に協会も全国に向けての普及活動を強め、世界にまで発信していきたい」と意気込みをみせた。
 このほかの催しとして、希少糖含有シロップを使った菓子や料理の試食、販売などがあった。