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高松職業安定協会が創立70周年/記念講演に元全日本女子ソフト監督の宇津木妙子さん

 高松職業安定協会(国東照正会長)が創立70周年を記念し10月18日、元全日本女子ソフトボール監督の宇津木妙子さんを講師に迎えた講演会を、かがわ国際会議場(高松市サンポート)で開いた。
 開会に先立ち、はじめに国東会長が、「当協会は発足して以降、皆様のご支援、ご協力をいただきながら今日まで雇用の安定と福祉の向上に尽くしてきた。今後も地域の雇用を安定させ、働く喜びを実感できるような環境づくりに力を入れたい」とあいさつした。
 宇津木さんは、2000年のシドニー五輪で銀メダル、2004年のアテネ五輪では銅メダルに導いた実績を持つ名監督として知られる。
 この日、「夢と人生」というテーマのもと講演した宇津木さんは開口一番、「私がソフトにのめり込んだのは、勉強第一という母の存在が大きかった」と述懐。
 「勉強は苦手で母の期待に応えられなかったけど、スポーツには自信があった」として、高校はソフトの特待生で入学するも挫折を味わい、いじめにあったことも暴露。「そのときはじめて自分と向き合った。ソフトを辞めたら高校も辞めなきゃいけない。また母に迷惑がかかると思った。辛かったけど辞める覚悟ではなく、いじめる人を見返すつもりで頑張る覚悟を決めた」と当時を振り返った。
 「結局最後に決断するのは他の誰でもない、自分だということ。そして相手の立場で物事を考えるということ。この高校生活の経験と学びは今も大きな財産になっている」と強調した。


日本公庫など3機関が共催 /「中小企業の知財戦略セミナー」

 実際に特許権を取得し、新事業に取組む県内企業の事例からヒントを得る「中小企業の知財戦略セミナー」が10月14日、サンポートホール高松(高松市サンポート)で開かれ、参加者は講演を通じて特許の価値や考え方などを熱心に学んだ。
 セミナーは、日本政策金融公庫四国内の6支店と四国創業支援センターほか、日本弁理士会四国支部、四国4県の中小企業診断士協会との共催。
 これら3機関は、四国内の小規模事業者や中小企業らに知的財産や経営、金融に関する支援を行うことを目的として平成27年4月、「中小企業等支援に関する連携の覚書」を締結。その連携事業の一つとして、昨年も「知的財産権」をテーマにしたセミナーを開催している。今回で2回目。
 この日、会場には製品開発の担当者など40人が参加。第一部の事例発表には、㈱ADSムラカミ(高松市林町)の村上康裕社長と、㈲翼石材(高松市庵治町)の青木秀敏社長が登壇し、各社とも自社商品を例に挙げて特許権のメリットなどを紹介した。
 青木社長は、「最初は特許を取れば儲かると思った。この考えは間違い。消費者にとって特許の有無で買うかどうかを決めることはない」としたうえで、「特許取得はPRの一環。国に認めてもらえることは、イコール、モノづくりに携わる従業員の意欲向上につながる」などを訴えた。
 その後の第二部では、村上社長と青木社長を交えた各支援機関によるパネルディスカッションがあった。


「大切に着ます。感謝」/サービス付高齢者向け住宅で「もったいないモノ交換会」

 家庭で使っていない、或いは今後使う予定のない古着などを持ち寄る「もったいないモノ交換会」が10月15日、サービス付高齢者向け住宅「アイ・エム・シー太田上町」(高松市)で開かれた。
 同施設では平成26年の開所以降、毎年この時期に地域イベントを開催している。今年は、片付け作業全般を得意とする、四国唯一の収育指導士・上原千鶴さん(高松市在住)と初コラボ。上原さんによると、片付けしようにも「もったいなくて捨てられない」「捨てるに捨てられない。誰かにつかってほしい」という声も多いことから「捨てない片付け術」として、この交換会のアイデアが頭に浮かんだという。
 同日、会場にはセーターやジャケット、子ども服などがズラリ。イベントに足を運んだ、ある女性参加者は、服を手に取り「これ可愛い」と口にしながらお気に入りを見付けて持ち帰っていた。
 出品物には、新しい持ち主、前の持ち主に向けてコメントが書き込めるタグ(紙カード)も貼付け。「娘のサイズが合わなくなりました。大事にしてください」、「大切に着ます。ありがとう」など、心温まるメッセージが数多く寄せられていた。上原さんは、「人と人がつながることで、みんなに喜んでもらえれば」と笑顔で話した。
 このほか、手相鑑定やマッサージなどが受けられるブースも出展され、参加者を歓迎した。


18歳ルーキー、吉本ひかる選手がプロ初V/「日台交流うどん県レディース」

 女子ゴルフのステップアップツアー「日台交流うどん県レディースゴルフトーナメント」(OHK岡山放送共催、香川経済レポート社など後援)が10月13日〜15日の3日間、仲多度郡まんのう町の満濃ヒルズカントリークラブ(6354ヤード、パー72)で開かれ、選手たちが熱戦を繰り広げた。
 最終ラウンドが行われた15日、生憎の雨のなか、5アンダー首位タイで2日目を終えた18歳ルーキー・吉本ひかる選手(滋賀県出身)がスコアを伸ばし、快勝のトータル8アンダー、208でプロ初勝利を飾った。3打差二位に豊永志帆選手、5打差三位タイに新垣比菜選手、木村彩子選手が続いた。
 また香川県からは、高松中央高校2年の手束 雅選手(徳島県出身)がスコア216をあげ、11位タイ。初のベストアマを獲得した。


「木の温もり感じて」/病院フェスティバルで香川県産材の木製品寄贈

 (独)四国こどもとおとなの医療センター(善通寺市仙遊町 中川義信院長)で10月14日、今年で5回目となる「病院フェスティバル」(同センター主催)が開かれ、このオープニングセレモニーに合わせて香川県森林組合連合会と農林中央金庫が、香川県産ヒノキをつかった下足箱と電波時計を同病院に贈った。
 木製品の寄贈は、普段自然に接することがない院内の子どもたちに、香川県産ヒノキの温もりに触れる機会をつくろうと実施しているもの。3回目となる今回は、下足箱1台と無地の電波時計35台ほか、時計に装飾する木の枝や木片も贈呈。時計は同センターの職員が後日飾り付けし、各病棟に設置する。
 この日、成人病棟のステージで行われたセレモニーには、同連合会の木村 薫代表理事会長と同金庫高松支店の宮城守秀四国営業部長、中川院長が出席した。あいさつで木村代表理事会長と宮城四国営業部長はともに、入院する子どもたちに向けて「木の温もりを感じてほしい」としながら、「一日も早く元気になってください」とメッセージ。中川院長は、「とてもありがたい。患者に安らいでもらえる病院を目指します」としたうえで感謝状を手渡した。
 フェスでは、院内で外科手術や薬局調剤など体験型のイベントが数多く催され終日、家族連れで賑わった。