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「新商品販路開拓支援事業」今年度は2社の商品認定/県庁で認定書交付式 

 香川県内に事業所のある製造業者が開発した新商品の販路開拓を支援する「新事業分野開拓者認定事業」にこのほど、今年度は㈱ADSムラカミ(高松市林町)と、㈱広立(三豊市豊中町)の商品が認定された。認定期間は平成32年3月31日まで。
 この認定事業は、香川県が平成17年度から実施。認定を受けると随意契約できるというメリットがある。今回を含め、これまで累計24の商品が認定を受けている。
 ADSムラカミは、業界初の水圧システムを採用した「介護・福祉・障がい者施設向け入浴装置」を、広立は、デジタルサイネージ(電子看板)とホームページを同時に作製できる「サイネージα(アルファ)」を申請していた。
 8月24日、その認定書交付式が香川県庁であり、安藤照文県商工労働部長から式に出席した村上康裕社長(ADSムラカミ)と、瀬尾 尊副社長(広立)に認定書が手渡された。


「ゲーム上手につくったよ」/四国初開催「Tech Kids CAMP」に香川証券が特別協賛

 小学生対象のプログラミング入門ワークショップ「Tech Kids CAMP in KAGAWA」(NESTON Kids Programming School主催)が8月19日と翌20日の二日間、丸亀町レッツホール(高松市丸亀町)で開かれ、参加した31人は、座学と実践を通じてプログラミングの仕組みを一から学び、オリジナルゲームをつくって発表した。
 ホームページやアプリ開発など、デジタルのモノづくりが学べる「Tech Kids CAMP」は、インターネットメディア「Ameba」を運営するIT企業、サイバーエージェントのグループ会社・㈱CA Tech Kids(東京都渋谷区 上野朝大社長)が運営するもの。これまで19の都道府県で七千人以上が参加している、大人気のプログラミング教育として知られる。
 このたび、四国で開催されたのは今回はじめて。この趣旨に賛同した香川証券㈱(高松市磨屋町 中條博之社長)が共催企業として参画した。
 20日の午後、小学生らが作成したプログラミングの発表会があり、はじめに上野社長が、「皆さんがこれからゲームで遊ぶときは、今回学んだプログラミングのことを思い出しつつ、今後も関心を持って続けてほしい」とあいさつした。
 その後、小学生ら一人ひとりが自分でつくったゲームを、実際にキーボードの数字キーやスペースキーをつかって操作しながら丁寧に説明。動き回る敵キャラクターから逃げたり、弓矢で標的を打ち落とすゲームなどを紹介するなか、「ここでラッキーアイテムが出ます」や「ゲームオーバーになったら背景が変わります」などの工夫点もしっかりアピールした。
 このスクールに参加した男子児童(4年生)は、「(プログラミングは)はじめてで難しかったけど面白かった。もっと勉強して慣れていきたい」と、すっかり虜になっていた。
 プログラミング教育は、2020年から小学校において必修化が決まっている。これに先駆け、主催のNESTON Kids Programming Schoolが10月からプログラミングスクールを、瓦町FLAG10階(高松市常磐町)に開講する予定。カリキュラムは、㈱CA Tech Kidsが開催する日本最大級の小学生のためのプログラミングスクール「Tech Kids School」と同様。9月から保護者向けのガイダンスをはじめる。
 問合せ等は下記まで。
▼info@nestonkids.com
▼http://nestonkids.com


「当たり前の毎日を幸せに感じて」/たかまつミライエで「親子防災教室」

 今、香川県でも関心が薄れつつある東日本大震災の教訓を再認識し、防災意識をより高めてもらおうと8月19日、たかまつミライエ(高松市松島町)で、「音楽とおはなしによる親子防災教室」が開かれ、参加者はいつどこで起こるか分からない地震への備えを熱心に学んだ。
 教室は、NPO法人東北ボランティア有志の会香川(藤井節子代表理事)の主催。被災地を訪れた経験から、改めて故郷や家族の大切さなどを一人でも多くの人に伝える必要があるとして企画した。
 この日、東北発祥の昔話し「こぶとりじいさん」の演劇ほか、やなせたかしさん作の絵本「松の木の歌」の読み聞かせなどがあり、子どもたちも静かに聞き入った。
 また、南海トラフについての話では、同会の担当者が、「みんなは地震が来たら最初に何をすればいいか分かりますか?」と優しく質問を投げ掛けた後、「正解は頭を守りながら机の下に隠れること。覚えておいてね」と分かりやすく説明。終わりに、「毎日ご飯が食べられること、嫌だなと思うお手伝いや宿題ができること、そんな当たり前の日常に『ありがとう』って感謝しましょう。被災した人たちのことをいつまでも忘れずにいてくださいね」と呼び掛けた。
 同会は先頃7月、東北3県(福島県、宮城県、岩手県)を巡るボランティアバスツーを実施し、うどん教室や被災地視察などを行ってきた。


スレンダー美女9人が壇上で堂々と/「ミス・ユニバース香川大会」キックオフ

 世界80ヶ国以上の代表が参加し、世界一の美を競い合う祭典「2018ミス・ユニバース」の香川大会が10月27日、高松市屋島西町の高松テルサで開かれる。これのキックオフイベントが8月19日、高松丸亀町壱番街前ドーム広場であり、候補者9人の美女たちが公に姿をみせた。
 地方大会で香川県が開催地となるのは今回はじめて。応募は現時点で20件寄せられており、まずは書類に不備等がなかった18歳〜27歳までの9人を選抜した(このうち7人が香川県出身)。
 本番当日はさらに候補者が増える見込み。最終審査は外見の美に加え、スピーチやウォーキングなども考慮して総合的に判断する。全国大会の日程等は現在のところ未定。
 この日、候補者9人が特設ステージに壇上したほか、ワンポイントメイクなどが受けられるブースも出展。本番でつかうタスキも用意され、通りかかった人らは実際に身に付けて記念撮影を楽しんだりした。
 9人の一人、高松市出身の白川夢華さん(20歳)は、「もし香川代表に選ばれることになれば、自分と香川の良さをしっかりアピールしたいです」と笑顔で話した。※写真左から2番目。
 今後、候補者らは9月20日を皮切りに10日間かけて行う「ビューティーキャンプ」と題した座学研修を受けて本番に挑む。


四国4県の経済同友会が一堂に/かがわ国際会議場で「交流懇談会」

 四国4県の経済同友会が一堂に会する交流懇談会が8月18日、かがわ国際会議場(高松市サンポート)で開かれ、出席者らは基調講演や経済人らのプレゼンテーションを通じて物事の考え方を新たにした。
 懇談会は、四国地区4県の経済同友会が持ち回りで毎年開催。今年度の26回目は、香川経済同友会(竹内麗子・矢野年紀両代表幹事)が幹事を務めた。テーマは「物見遊学(モノミユーガク)〜時代に先を越されない『21世紀的観光』を四国連携で考えよう〜」。
 この日、会場には4県の経済同友会メンバーら約130人が出席。高松市在住の中川侑希子さんによるサヌカイト演奏で幕を開けた後、竹内代表幹事が、「今日の交流懇談会が経済同友会の未来をひとつ切り開く一端となれば」とあいさつした。
 基調講演では、ジュン・ペイジ社長(㈱ZEPHYROS(ゼフロス))が講師を務め、サンフランシスコと会場をライブ中継でつなぐ形で行われた。一回目の演題は「Your Potential」。出席者らは一つの目標に向かうにあたり、まず個人で導き出した回答と、グループ内で話し合ったうえで改めて導き出した回答に、大きな差が生じることを実感。ジュン社長は、「常に自分と意見の異なる人がそばにいれば、良い判断ができる」などを強調した。
 プレゼンテーションのトップバッターには、鹿庭弘百代表理事((一社)街角に音楽を@香川)が登壇し、これまで商店街や屋島などを舞台に行ってきた音楽活動を紹介。「音楽は観光や人口増につながる」とする期待を述べた。